私はこの2年間で2つの大きな経験を得ることができました。1つ目は家族の団結力です。私の家族は引っ越して来てから、とても仲の良い家族とは言えませんでした。親は自営業で母が父の店で働くことになったのですが、引っ越したてと言い仕事の不満を持ってかえってきては毎日のように喧嘩してました。私も兄も当然耐えることが出来ず家に居ることも少なくなりました。途中で祖父母が亡くなって、元々引っ越してきた理由も親戚と揉めていたこともあったので余計に仲が悪くなって離婚の危機ということもありました。ですが、私の受験に対する思いを伝えて環境を良くするようにとお願いをしました。それからは皆んなが理解してくれて、私のことを応援してくれて自然と嫌悪な雰囲気が無くなってきました。多分それは私だけの目標ではなくみんなの目標に変わったからだと思います。今では、無事合格し一家団欒としています。
2つ目は自分の未熟さです。今まで勉強というものから逃げてきました。なので主観的な判断で視野も狭い上に自分の言ったことが正しいのだと感じていました。ですが、勉強に真剣に向き合うことで学力の面でなく、自分との付き合い方、他者との付き合い方の面で受験勉強生活を過ごす際に自分の未熟さを知ることができました。その未熟さを知ることで今では、接客業のバイトで他人に思いやる思い、主観的でなく客観的に思いやる思いを大切にしながら仕事をしているのでとても役に立っています。結局私が言いたかったことは難関大学に合格することだけが受験の目標ではないと言うことです。その間に起こった出来事、得た経験を次にどう上手く繋げられるように行動し、合格への道をたどることがとても重要だと私はこの2年間で実感しました。