2017年度 東京講師フォーラム実施レポート

2017年9月24日(日)　2017年度東京講師フォーラム開催

毎年実施されている「講師フォーラム」東京会場が、今年は板橋区立文化会館の大会議場にて開催されました。

講師フォーラムとは

東京・大阪・兵庫・京都・奈良・滋賀・徳島・香川に展開している個別指導学院フリーステップ、その200ヶ所を超える教室に勤務する講師たちが3つの会場に集結し、フリーステップの教室の中でも生徒の学力向上などにおいて、特に優秀な成績を修めた教室の取り組みを、舞台での発表を通じて学び、自分たちの教室運営へ還元していく一大研修会です。

毎年この『講師フォーラム』を通じて多くの講師たちが気持ちを新たにし、担当する生徒のためにどうすればよいか考え、自分たちの教室で実践することで、フリーステップに通うすべての生徒の点数アップ、満足度向上に努めています。
今年度は昨年同様、大阪会場、滋賀会場、東京会場の3か所で開催となりました。

今年の優秀教室

今年の東京会場で優秀教室に選ばれたのは「富士見台教室」「野方教室」「ときわ台教室」の3教室。ときわ台教室は、昨年の最優秀教室に続いての優秀教室選出となりました。そんなときわ台教室から、日々の取り組みが発表されました。
ときわ台教室が何よりも力を入れているのが、チーフ・講師・生徒が一体となった教室づくり。一緒に笑う、褒める、叱る、喜ぶ……感動を共有することを目指すときわ台教室では生徒に対して「無関心」が最も良くないことだという認識で皆が動いています。また、講師のレベルアップのための教務研修が自主的に行われているのもときわ台教室の特長。発表はときわ台教室の講師たちが行い、自分たちの仕事への誇りやプライドを感じさせる内容でした。

そんなときわ台教室の発表を見た他の教室の講師たちから実施後のレポートで、是非自分たちの教室でも実践したいという熱のこもったコメントが寄せられました。
普段なかなか知ることができない他教室の取り組みを知ることで講師たちはたくさんの刺激を受けました。

模擬授業大会

今回の東京会場フォーラムでは模擬授業大会が開かれました。
違う教室の講師同士で班になって、講師役・生徒役に分かれて決められた設定のもと授業を行いました。模擬授業を行う講師たちの取り組む姿は皆真剣そのものでした。同じ内容を教えるのにも講師ごとに個性が出ます。模擬授業を実施する中でより分かりやすいやり方、効果的な授業の運び方を学び取りました。

今回参加した講師の中から、一名に話を聞きました。

――今回の模擬授業で得たことはなんでしょう

生徒側の目線に立つことで、授業において生徒の理解度を推し量ることの大切さが良く分かりました。

――自分の強みは分かりましたか

声がはっきりしていて分かりやすいという評価をしてもらうことができました。また、きちんと生徒を褒めていること、解説時のクリップボードへの書き込みについて後から見てわかりやすい書き方ができているということを評価されました。こういったことが自分の強みなのだと気づくことができたので、今後の授業でも自信を持って実施していくことができます。

――逆に自分に足りないところは何だと思いましたか

説明が多く全体的に固い印象を受け、とても真面目に授業をできている反面、生徒と打ち解けている感じが弱いということでした。これは自分でも少し悩んでいる部分でもありましたので、もっと生徒と打ち解けられる姿勢になるよう気を配らなければと思いました。

――教室で実践してみたことはありますか

今まで以上に授業開始前の雑談など生徒と打ち解ける努力をしてみました。すると、生徒からの発言が増えたと感じました。やはり、こちらから歩み寄る姿勢を見せることで、生徒も心を開きやすくなり、結果として質問もしやすい、より効果や価値のある授業にすることができるのだと実感しました。

このように講師たちは、フォーラムからたくさんのことを吸収して自分の教室に持ち帰ります。担当生徒の点数を大幅に上げた講師や、担当している生徒の中から1回のテスト期間に6件もの15点以上点数アップさせた生徒を出すことのできた講師を目の当たりにし、次は自分も、と意欲に燃える講師もいます。また、自分のやり方を承認されたことや、改善点を見つけ出したことで講師たちの授業はより磨かれ、良いものになっていきます。

個別指導学院フリーステップにはこのような研修・イベントを通じて、現状に甘んじることなく、日々研鑽を重ねる講師たちがいます。今後もフリーステップに通う生徒たちのため、講師たちは全力で指導してくれることでしょう。