大学入試改革への対応は? 大学受験準備ガイダンス実施レポート
2019.02.13
2019年2月3日(日)、関西地区、関東地区各会場にて今年度も『大学受験準備ガイダンス』を実施しました。
2020年度の大学入試改革を控えて、興味関心が高まる大学受験。 大学受験準備ガイダンスでは、センター試験最終学年となる現高校2年生に向けて、 入試改革による変更点や対応すべきことなどを踏まえながら、4つのテーマで講演を行いました。
・大学入試を取り巻く環境
・大学の入試の概要
・センター試験概要と結果
・受験学年の過ごし方
①大学入試を取り巻く環境
『勉強する』ということは何をするということでしょうか。そしてどうしたら成果につながるのでしょうか。
ガイダンスではまず初めに、『勉強する』とはどういうことなのか、勉強を『質』『量』『効率』に分け、 それぞれどういうものであるのか、具体例を挙げながらお伝えしました。
重要な3要素をすべて掛け合わせて成果が出る。どれか1つでも0になると成果は出ない。
質・・・原理を理解すること
量・・・勉強時間やこなした問題量
効率・・・学習の順番
受験人口は減少する一方、大学数は増加してきました。 しかし大学入試は簡単になっているわけではありません。 人気のない大学は定員割れ、人気のある大学にはどんどん志望者が集まっているという状況です。
ガイダンスでは、『二極化する大学』『定員厳格化の影響』『志望動向の推移』など、 現在の大学入試を取り巻く環境を様々なデータを使いながら講演を行いました。 また入試における『英語資格』の各大学の取り扱いも詳しく説明いたしました。
②大学入試の概要
次に大学入試の概要についてお伝えしました。
大学入試は様々な入試方式や受験科目などがあり複雑です。 複雑だからと言ってあまり調べず、進めてしまうと大きく損をしてしまうこともあります。
ガイダンスでは入試方式や日程など大学入試について、知っておくべき基本的な事項をお伝えいたしました。
③センター試験の概要
現高校2年生は『センター試験』を受験する最終学年になります。 以後は『大学入学共通テスト』に変わりますが、 センター試験の出題内容にも、入試改革の影響が色濃く反映されています。
フリーステップの教育技術研究所では時間割や科目などセンター試験の基本的な情報から、 2018年度、2019年度入試においてどんな問題が出題されたかなど、様々な視点から今年度センター試験についての分析。 ガイダンスではその結果をお伝えし、来年度に向けた学習方法、スケジュールの組み方などをお伝えしました。
④受験学年の過ごし方
様々な知識を得たとしても、その知識を生かし、自分自身行動しなければ志望校合格への道は遠のきます。
最後に受験生となる高校2年生に向けて、受験学年での過ごし方を、 フリーステップに通い見事、第一志望校に合格した生徒の例を交えながらお伝えしました。
例えば勉強時間。次に示すのは現役生の平均受験勉強時間です。
現役生の平均受験勉強時間
(※学校の勉強除く)
これを見ると多くの高校生が部活を引退するまでは3時間、 引退後は5時間、夏休みは11時間が平均的な受験勉強の時間となっています。 『夏休みから頑張る』という声はよく聞きますが、現実的に考えると、夏から始めていては、 今(2月頃)からやっている人に、勉強量で勝つのは無理です。 しかし逆に今から始めたら夏から頑張る人に負けないということになります。
【2月から勉強している人との差】
2月~5月 3h×120日=360h 6月 5h×30日=150h → 夏までに510hのビハインド!
【夏休みに必要な勉強時間】
夏休み 510÷40日=12.75h
勉強時間 11h+12.75h=23.75h/日(取り返すために夏休みに勉強する時間)
このように受験学年の過ごし方で結果は大きく変わります。 だからこそ、ガイダンスでは『受験学年の過ごし方』をしっかりとお伝えしました。
⑤最後に
ガイダンスの中身は、各教室の学習相談会でも、学習プランナーからお伝えしています。 『もっと詳しく中身が知りたい』方や『当日参加できなかった』塾生の皆様も、お気軽に各教室までご相談ください。
※掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、内容が変更になっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。