2020年度　大学受験準備ガイダンス実施レポート

大学入試を取り巻く環境

『勉強する』ということは何をするということでしょうか。そしてどうしたら成果につながるのでしょうか。

ガイダンスではまず初めに、『勉強する』とはどういうことなのか、勉強を『質』『量』『効率』に分け、それぞれどういうものであるのか、具体例を挙げながらお伝えしました。

勉強とは?

重要な3要素をすべて掛け合わせて成果が出る。どれか1つでも0になると成果は出ない。

受験人口は減少する一方、大学数は増加してきました。しかし大学入試は簡単になっているわけではありません。人気のない大学は定員割れ、人気のある大学にはどんどん志望者が集まっているという状況です。

ガイダンスでは、『二極化する大学』『定員厳格化の影響』『志望動向の推移』など、現在の大学入試を取り巻く環境を様々なデータを使いながら講演を行いました。また入試における『英語資格』の各大学の取り扱いも詳しく説明いたしました。

大学入試の概要

次に大学入試の概要についてお伝えしました。

大学入試は様々な入試方式や受験科目などがあり複雑です。複雑だからと言ってあまり調べず、進めてしまうと大きく損をしてしまうこともあります。

ガイダンスでは入試方式や日程など大学入試について、知っておくべき基本的な事項をお伝えいたしました。また、大学入学共通テストについて、どのような部分がセンター試験と異なるのかを含めてご説明しました。

センター試験概要と結果・大学入学共通テスト対策へのヒント

現高校2年生は新テストである『大学入学共通テスト』を受験する初めての学年になります。実施初年度という事もあり、まだ問題内容も不透明な部分があります。

フリーステップの教育技術研究所では時間割や科目などセンター試験の基本的な情報から、2020年度入試においてどんな問題が出題されたかなど、様々な視点から今年度センター試験についての分析を行っております。ガイダンスではその結果をお伝えし、実際の新傾向の紹介と新テストに向けた学習方法、スケジュールの組み方などをお伝えしました。

様々な知識を得たとしても、その知識を生かし、自分自身行動しなければ志望校合格への道は遠のきます。

最後に受験生となる高校2年生に向けて、受験学年での過ごし方を、フリーステップに通い見事、第一志望校に合格した生徒の例を交えながらお伝えしました。

例えば勉強時間。次に示すのは現役生の平均受験勉強時間です。

これを見ると多くの高校生が部活を引退するまでは3時間、引退後は5時間、夏休みは11時間が平均的な受験勉強の時間となっています。『夏休みから頑張る』という声はよく聞きますが、現実的に考える夏から始めていては、2月頃からやっている人に、勉強量で勝つのは無理です。しかし逆に今から始めたら夏から頑張る人に負けないということになります。

このように受験学年の過ごし方で結果は大きく変わります。だからこそ、ガイダンスでは『受験学年の過ごし方』をしっかりとお伝えしました。