大谷(京都)中 どうなる?マスターJr・コアJr

2009年12月18日 金曜日

来春よりマスターJr・コアJrの2つを中学校に立ち上げる、京都の大谷中をご紹介します。

大谷(京都)中高

マスターJrは35名1クラス、コアJrは35名×2クラスでスタートが予定されています。マスターJrの受験をした場合はコアJrへの回し合格制度もありますので、安心して受験できます。

さて、去る10月10日(土)には今年から初めて実施となる「大谷体験テスト(谷験テスト)」が行われました。97名の申込があり、当日は87名が受験されました。このテストでは2010年度入試から新傾向となる入試問題とそっくりに作られている、ということもあり、受験を考えている生徒たちにとっては傾向を知る大変良い機会でした。

新傾向の入試問題の難易度ですが、各日程での合格最低点が100点程度上がるようにレベルが設定されているようです。よって、入試本番では問題が易しくなる可能性があります。基礎知識を確実なものにして、誰もが解ける問題をしっかり得点に繋げることが重要となってくるでしょう。ケアレスミスは命取り!

校内にある古い門の跡

さて、マスターJr・コアJrそれぞれの「合格ライン」について予想してみたいと思います。

マスターJrは「国公立大学への進学を目指すクラス」というコンセプトなので、将来国公立大へ進学できると思われるレベルの生徒たちに限定して合格を出すでしょう。6年後の大学合格実績にも響くところなので、万が一受験者が少なかったとしても、この「一定のレベル」はきっちり守ってくるものと予想されます。

反対にコアJrは、募集定員が105名から70名に減ってしまっているのでレベルアップが予想されるところではありますが、もしマスターJrで合格者数を絞るのであれば、その分コアJrでの合格者数が増えることになって、その結果合格に必要となる力は去年までとほぼ同じぐらいになるのかな?と思います。

大谷(京都)中高②

学校の先生方はこの新しい2つのクラスに並々ならぬ意気込みを持って、一丸となって学校説明会や谷験テストといったイベントの運営に当たられているようです。そんな熱意が受験生・保護者に伝わっているのでしょう、今年の説明会参加者数は昨年と比べて2割程度増えているそうです。

大谷中の新しい取り組み、今後も注目です。