京都産業大 一般入試に向けて②

2009年12月24日 木曜日

「京都産業大 一般入試に向けて①」の続きです。今回は、公募推薦入試終了時点での学部ごとの人気・不人気についての情報をお伝えします。受験生は要注目です!

まず公募推薦入試の受験者数ですが、昨年よりも約7%減ったようです。学科試験と調査書(点数化)を総合して判定する「総合評価型」と、学科試験のみで合否を決める「基礎評価型」の2つの入試方式がありますが、特に「総合評価型」での受験者数が減ったようです。調査書の中身に自信が無かった生徒が多かったのかな?と思います。

学部別に人気動向をご紹介します。

経済学部については、昨年よりも少し人気が無いようです。この不況で「資格が取れる」「就職に結びつきやすい」学部が狙われているので、そちらに受験生が流れていると考えられます。

経営学部は昨年とほぼ同じ人気傾向のようです。

法学部自体の人気はほぼ昨年と同じです。しかし、注意点として昨年法律学科より若干入りやすかった法政策学科ですが、一転して今年は合格最低点や倍率が法律学科よりも高くなった、という点があります。

外国語学部の各学科を見てみますと、ドイツ語学科の志願者数がかなり減っているようです。しかし、一部では英米語学科でも合格できると思われるぐらいのレベルの高い層の受験者がいるようですので、合格するにはそれなりの力は必要であることには変わりないと思われます。

理学部は、昨年「ノーベル賞効果」で全体的に人気が高かったのが印象的ですが、今年はそれほどの人気はなく、08年度程度の人気に戻った感じがします。実際、公募推薦入試の合格点が昨年よりも6~7点ダウンしているようです。

コンピュータ理工学部は、ほぼ昨年と同じ人気のようです。

注目の新設学部である総合生命科学部ですが、女子の受験者が多いようです。今回の公募推薦入試においては学部全体の37.6%が女子、動物生命医科学科だけを見てみますとなんと45.8%が女子である、という高い女子率が目を引きます。ただ、その動物生命医科学科は志願者数自体は少なかったようですので、狙い目かもしれません。

受験生の皆さん、自分が受験予定にしている学部の人気傾向は理解していただけましたか?この情報を基にして、合格に必要なラインを予想するなどしながら対策を進めてください。