京都光華中高 美しいひととなる

2010年10月13日 水曜日

京都光華中高の塾対象説明会に参加してきました。

京都光華中高 外観

阪急京都線 西京極駅から歩いて5分もあれば着く上に、葛野大路と五条通りの交差点に校舎が位置していますので、バスも頻繁に近辺を走っています。非常にアクセス面では恵まれた位置にあるでしょう。

筝曲部の発表

説明会開始時間ちょうどになると舞台の幕があがり、筝曲部の皆さんによる演奏を披露いただきました。この筝曲部、34年連続で全国大会に出場しているという大変素晴らしい実績を持つクラブです。京都光華中高らしさを表した出し物で、説明会の幕開けにふさわしい演奏でした。

中学生の発表

その後、中学2年生が文化祭で発表されたという踊りも披露していただきました。こちらも京都・日本の伝統を大切にする京都光華中高らしい発表でした。

その後、校長先生からご挨拶がありました。京都光華中高では次の5つを大切にした教育活動を実践されておられます。

①宗教を通した心の教育
②しつけ教育
③伝統文化・マナー教育
④確かな学力をつけさせる
⑤ひとりひとりを大切に

中でも③は特に京都光華中高の教育の中で第一に挙げたい部分だそうで、茶道・華道・邦楽(琴)・書道・和歌・礼法を正課授業として設定し、それ以外にも能・京都学・着付け・狂言はイベントとして体験が可能になっているなど、非常に充実しています。

これら以外の取り組みも含めて京都光華中高の教育内容が高く評価され、これまでに京都府『私立高校魅力ある教育創造モデル校』や文部科学省『教育改革推進モデル校』、京都私学振興会賞といった数々の賞が贈られています。

和服を着た女性の校長先生ということで、柔らかなご挨拶を想像していたのですが、教育に対するお考えの深さや熱い思いが伝わってくるような言葉の選び方、お話の力強さに圧倒される思いでした。

中高 在籍生の発表

その後、在籍生の方々から学校生活の様子や将来の夢などを聞かせていただきました。

大学合格実績についてご紹介します。

2006年には6名だった国公立大合格者数が、今春2010年は大阪大・神戸大を含む2ケタの10名に到達しています。なお、昨年は京都大にも合格しています。国公立大・難関私立大合格者のほとんどがプリムラコースから出ている様です。また、ライラックコース在籍者はほとんど全員が併設大・短大へ内部進学するようですが、近年は立命館大や関西外国語大などにも進学している例があるそうです。

大変驚いたことに、高校受験段階で9教科内申がオール1だった生徒が京都府立大に合格した例があるということもご紹介いただきました。

さて、京都光華中高は関西大との高大接続パイロット校連携の関係にあります。その一環で、関西大への特別進学枠が設けられています。今春は11名分の枠があり、11名が進学したようです。

今後ですが、スーパープリムラコースの1期生が現在4年目となっております。2年後大学入試を迎える際の成果に期待したいところです。

入試についてです。

中学入試では今年プレテストが新たに実施されます。11/27(土)に実施され、1週間以内に郵送で返却予定とされており、12/4(土)を相談日として予定されているそうです。

高校入試では特にトピックスはございません。

京都光華中高は「少人数教育で、日本の伝統文化や礼儀作法を学ぶなど学校生活を意義深く過ごしながら学力をつけさせる学校」とでも表現できるでしょうか。

スクールモットーの「美しいひととなろう」という言葉に妥協無く取り組まれている姿勢に、心動かされた説明会でした。