昇陽高 校名変更・共学化1年目と多様なコース設定

2010年10月21日 木曜日

昇陽高の塾対象説明会に参加してきました。

昇陽高 説明会会場

先日行われた昇陽中の説明会に続くもので、前回は開校2年目を迎えた中学校に的を絞った内容だったのに対し、今回の説明会は今春淀之水高から昇陽高へと校名を変更し、同時に男女共学化となった高校について1時間ご説明いただきました。

昇陽中の説明会の様子はこちらのエントリー「昇陽中 高まりつつある期待感」でご確認いただけます。

これまで85年間、女子校として歩んでこられた歴史にピリオドを打ち、今春より校名変更・共学化されたわけですが、この措置は共学である中学の新設から1年遅れてとられています。

この「昇陽」という現在の校名ですが、学校のそばにかかる橋の名が「朝日橋」といい、そこから名付けた、そうです。

これまで女子校だった同校が共学化・校名を変えるにあたって様々な準備が必要となったわけですが、設備面以外での特筆点としては「校歌を変える」というものがあったそうです。

以前の校歌がどのようなものだったのかは存じませんが、今回の校名変更によって校歌を一新するにあたり、作詞を、大阪の庶民をテーマにした作品が数多くあることで知られるもず唱平先生に思い切ってお願いをしたところ、ご快諾いただいたとのことです。そして、作曲は「浪速のモーツァルト」ことキダ・タロー氏がご担当されるという、作詞・作曲共に大阪の音楽界を代表するお二人の手による校歌が誕生しました。

さて、今春から共学化となったわけですが、気になる男子生徒の入学状況をご紹介いたします。男子を受け入れるコースは特進と進学の2つのみで、男子入学者数は特進10名・進学5名となっています。

特進と進学という2つのコース名が出てきましたので、ここで昇陽高のコース設定をご案内いたしますと・・・

特進
進学
ビジネス
パティシエ
福祉
看護福祉
保育福祉

と、何と7つものコースが設けられています。

現時点では「就職校」という評価となっている昇陽高ですが、将来的には「進学校」という評価を得るべく、今後頑張っていかれるそうです。現在では特に特進コースの4年制大学進学率が上昇していることもあり、着々と進学面での強化が図られている、そんな印象です。

校名変更・男女共学化という、歴史に刻まれる大きな一歩を踏み出された昇陽高の今後に期待したいと思います。