2011年度センター試験 予想平均点と難易度変化

2011年1月21日 金曜日

1月15・16日に、全国各地で大学入試センター試験が実施されました。

直前の天気予報では「15・16日は北日本から西日本にかけての日本海側を中心に雪や強風の荒れた天気が予想される」と報じられるなどしていました。近畿地区では16日の日曜日には一部で雪が降るなどしました。

20もの大学が会場となった京都府内では、ご覧の写真のとおり雪景色の中でセンター試験がとり行われました。

雪の京都①

雪の京都②

センター試験の日に限って雪が降ることが多いなぁ、と思うのは私だけでしょうか?

また、16日には近鉄が列車のトラブルで上下線72本が運休、118本が最大約90分遅れるという事態になり、三重大、鈴鹿医療科学大、鈴鹿国際大の3会場では試験時間を1時間繰り下げられるなど、いろいろなハプニングがあったようです。

そんな中、毎年この日になると道に迷った・会場を間違えたという受験生たちを助けた、という美談が新聞紙面をかざり、我々を温かい気持ちにさせてくれるものです。今年も・・・

・道に迷った女子学生がタクシーの運転手に道を聞くと、会場までタクシーで送りとどけてくれた上、料金を受け取らなかった(埼玉県)
・受験生を乗せた路線バスが乗用車と衝突事故、受験生たちは通りかかった乗用車の男性の善意で会場まで送り届けられた(岐阜県)

といったエピソードがあったようです。

さて、センター試験も終わったところで、気になるのが今年の各科目の平均点です。大学入試センターが19日に「中間集計」として科目別の平均点を公開しています。大手予備校それぞれの予想平均点と合わせてご紹介したいと思います。

2011年度センター試験予想平均点と難易度変化

今年のセンター試験ですが、昨年よりは全体的に易しくなった、という印象です。特に、昨年は大変難しかった数学ⅠAが大幅に平均点を上げており、数学ⅡBとのバランスが良くなりました。

公民では倫理と政治経済で平均点で10点ほどの開きがあるのが若干不公平に感じますが、得点調整は無い模様です。

現代社会の問題で80年代末~90年代初期を代表するバンドの一つ「プリンセス・プリンセス」の平成元年のヒット曲「Diamonds」が題材として取り上げられたことに、個人的には大きなショックを受けています。平成元年というと、今年センター試験を迎えた受験生たちはまだ生まれていない年です。「今の高校生にはプリプリも大昔の話に聞こえるんだろうな」と思った次第です。

さて、センター試験が終わった今、次は自己採点と国公立大2次の出願先を探す作業に入ります。後日、このブログで「学部・系統別の人気動向」についてご紹介したいと思います。お見逃しなく!