大阪府立大 2012年度入試 募集人員が判明

2011年3月22日 火曜日

大阪府立大の説明会に参加してきました。

大阪府立大 説明会

当ブログでは過去にこちらのエントリー「大阪府立大 学部改組予定は2012年度へ延期」でご紹介したとおり、現在の7学部25学科を2012年春から4学域13学群に改組することが決まっています。

もう一度おさらいをしておきましょう。新しい4学域は次のような学類で構成されます。

現代システム科学域→ 知識情報システム学類・環境システム学類・マネジメント学類
工学域 → 電気電子系学類・物質化学系学類・機械系学類
生命環境科学域 → 獣医学類・応用生命科学類・緑地環境科学類・自然科学類
地域保健学域 → 看護学類・総合リハビリテーション学類・教育福祉学類

現在高校2年生の方々が受験を迎える年からの変更、ということとなりますが、それに先だって大々的な説明会を実施して、受験生だけでなく、高校や塾・予備校で進路指導をしている先生方にも新体制に関する情報を知ってもらうことが狙いのようです。

ちなみに、今回催されたような大学独自の説明会は初めての実施だそうです。今回は梅田と上本町の2か所で実施されたのですが、共に多くの先生・受験生が訪れたそうです。

さて、気になる点としては「学域それぞれの募集人員は?」「中期日程での入試が引き続き行われるのか?」といった所だと思いますが、それらについての情報もしっかりと入手して来ています。

2012年度からの新体制での募集体系は以下のようになっています(画像をクリックすると拡大します)。

大阪府立大 2012年度入試区分と募集人員

前期・中期・後期それぞれで入試を行う学域は・・・

前期 → 現代システム科学域、生命環境科学域、地域保健学域
中期 → 工学域
後期 → 現代システム科学域、生命環境科学域、地域保健学域

となっています。工学域では中期日程での入試が行われることが確定しています。一安心ですね。

学類が基本単位となる、大くくりな形での入試となり、学年が上がっていくにつれて専攻を絞りこんでいく、というのが特徴です。

ただし、資格系となる獣医・看護・総合リハビリテーションの各専攻については入試段階で早々と決定されることになります。

もう1つの特徴として、現代システム科学域の後期試験です。後期では学類に分ける入試ではなく、学域全体の募集となります。この後期で入学した生徒たちは、2年次に学類を選ぶ形となります。

ただ、残念なことに大学全体の募集人員が現在から約50名減少することも合わせて決定しています。また、今回の学域・学類への再編に伴い、言語文化学科が新しい学域の中に組み込まれていない(つまり、廃止となる)など、今まで大阪府立大で学べた内容が一部無くなっている点も残念ではあります。

2005年には大阪女子大と大阪府立看護大との合併という大きな転機を迎え、今回は学部・学科から学域・学類への改編となります。ここ数年で大きな変化が何度も起こっているなど、絶えず活性化が図られている大阪府立大。改編初年度の2012年度入試ではどのような人気となるのか、今から注目です。

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