学校選び 絞り込む方法と説明会参加のポイント①

2011年4月20日 水曜日

新しい1年が始まった今、受験学年となった皆さんはこれから志望校を選ぶ、いわゆる「学校選び」を本格的に開始しなければなりません。

そこで今回は、これから先1年の間にどういったステップで膨大な数の学校から自分に合うと思える学校を絞り込むか、について今回も含めて3回のエントリーに分けてご紹介したいと思います。

志望校を絞り込んでいく工程を簡単な図にしてみると、下のような感じになるのではないでしょうか。今回は4段階のうち最初の2つの段階のみ図示しています。

受験校決定までの流れ1

三角形を4等分していますが、それぞれの面積の大きさが選択肢に入る学校の多さ、と考えてもらうと良いでしょう。三角形の下から順に上に向かって登っていくに従って候補となる学校が絞り込まれてくる、といったイメージです。

まずは、三角形の1番下にある段階についてです。ここは「初めて学校を知る」段階で、候補として挙がる(あるいは残る)学校の数としてはかなり数が多い段階です。ご近所にお住まいの方が通っている学校の様子を見聞きしたり、職場・ご近所・親類などの交友関係からの噂を聞いたり、といったきっかけで今まで知らなかった学校について初めて知る、という段階でしょう。

交友関係以外で学校を知るきっかけとなるものとして「メディア」と挙げていますが、この中には「テレビ」「新聞・雑誌」といったものが挙げられるでしょう。特にテレビではMBSで毎週月~金に放送されている「ちちんぷいぷい」の1コーナーとして毎週月曜日に放送されている「たむらけんじの学校へ行こッ!」がオススメです。毎回芸人のたむらけんじさんが関西の高校を中心に訪問し、実際に通っている高校生とふれ合うコーナーなのですが、非常に充実した内容を楽しく見ることが出来るのでオススメです。

最初の段階で学校名を知って興味が出たところについては、実際にその学校のホームページを見たりパンフレットを取り寄せて見てみたり、という行動をとられるでしょう。これが2つ目の段階となります。

HPやパンフレットには校舎・制服・在学生たちの様子などが写真で紹介されていますので、ビジュアル的に豊富な情報を得ることが可能です。それと合わせて、建学の精神・教育方針・コース制といった具体的な教育内容についても文字を通して知ることが出来ます。

写真などのビジュアルや並んでいる文字を直観的に理解して「合う」「合わない」と判断してしまうケースがあります。ここはひとつ慎重にご検討下さい。

特に、1つの学校についてかなり多くの情報が一度に入ってきますので、整理がつかない場合もあるでしょう。また、教育に関する難解な用語も一部使用されている可能性もありますので、意味がわからず混乱するケースもあるでしょう。万が一そういったケースに陥った場合、次の段階でそれを解消することが可能となります。そのためにも、HPやパンフレットを見てわからなかった所がどこなのか、が後になっても認識出来るように「付箋を貼る」「マーカーで線を引く」などしておいて下さい。

次回のエントリーでは、実際に進学先の候補として挙がってきている学校と直接接触する段階以降についてご紹介します。