学校選び どう評価をつけるか迷った時は

2011年5月12日 木曜日

学校選び 絞り込む方法と説明会参加のポイント①
学校選び 絞り込む方法と説明会参加のポイント②
学校選び 絞り込む方法と説明会参加のポイント③
の3つのエントリーでは、学校選びについて「徐々に絞り込んでいく段階」や「見るべきポイント」などについて詳しくご紹介をしました。

受験生及びその保護者の皆さんにとっては、これから先たくさんの学校とめぐり合うことになります。めぐり合う学校の数が多ければ多いほど、取捨選択が難しくなっていくことと思います。

「行きたい」あるいは「行かせたい」と思う学校がいくつかあって中々絞り込めない時の打開策の1つを今回ご提案致します。

どう優劣をつけるか?①

上の図のように「A学院」「B学園」「C附属」「D女子」の4つの学校(青字)で迷っていて、学校選びで重要視するポイントが「通学時間」「雰囲気」「進学実績」「クラブ」「制服」の5点であるとしましょう。

下の図のように、4つの学校群を縦に、5点の重要ポイントを横に並べて表を作って見て下さい。

どう優劣をつけるか?②

表が出来ましたら、赤字が入っているように、重要ポイントそれぞれについてA・B・C・Dそれぞれの学校が何点の評価となるのか、を丁寧に検証していって下さい。10点満点でも、5点満点でも、100点満点でも、何でも結構です。

ただ、ここでは「縦に評価をつけていく」ことを必ずお守りいただきたいと思います。

どう優劣をつけるか?③

ご注意いただきたいのは、上の図のように(見えにくくなっていますが)横に評価をつけていくことはしないように、という点です。こうしてしまうと、例えばA学院の「通学時間」で点数をつけた時点とD女子の「通学時間」で点数をつけた時とでは大きく時間が経過してしまっており、同一の判断基準でもって評価をつけることが難しくなるからです。

また、横に評価を進めていくと、しばらくの間A学院のことだけを思い巡らせる時間となり、その間はB・C・Dの3校のことには考えが及びません。同じように、B学園の時は他校のことは考える隙がありません。これではA~Dの4つの学校に平等に評価をつけることは到底不可能です。

評価をつける際は、学校選びの際に重要視されているポイント1つ1つについて、候補となっている学校ごとに評価をつけていくようにして下さい。「縦に評価をつけていく」、これがポイントです。

すべての重要ポイントについて評価がつきましたら、最後はA~Dの4つの学校それぞれの獲得ポイントを足して、右端に記載するだけです。

こうしてみると、自分でも意外な学校が総合的に評価が高くなっていたり、逆に「第一志望だ!」と信じて疑わなかった所が他校よりも総合評価が低かったり、といろいろな発見があるかもしれません。

学校選びに迷った時はぜひ試してみて下さい。