立命館大 2012年度に向けての変更点

2011年5月13日 金曜日

立命館大が2012年度から開始する予定とされている変更点についてご紹介します。

まずは、「理工学部の再編」です。

立命館大では、2012年度以降現行の4学系11学科から「4学系9学科」に移行されます。今回の学科再編のポイントは以下の3点です。

①現行の「電気電子工学科」と「電子光情報工学科」が統合され「電気電子工学科」に
②現行の「電子情報デザイン学科」の名称が、「電子情報工学科」に変更
③現行の「機械工学科」と「マイクロ機械システム工学科」が統合され、「機械工学科」に

特に電子システム系の学科に大きく手が入っています。電子光情報工学科が統合によって名前が消えることになります。この学科は09⇒10年度ではトータルで約500名の受験生を減らし、10⇒11年度(今年)も、前期同士の比較データではありますが、前年の前期から約200名志願者数を減らし、昨年比約78%と更に人気を下げていました。

上記の再編により、2012年度以降の理工学部の学系・学科体制は以下のようになります。

・数学物理系・・数理科学科、物理科学科
・電子システム系・・電気電子工学科、電子情報工学科
・機械システム系・・機械工学科、ロボティクス学科
・環境都市系・・都市システム工学科、環境システム工学科、建築都市デザイン学科

なお、2012年度以降の理工学部入試の内容はまだ公表されていませんので、発表までもう少し待ちたいと思います。ちなみに、この春に早速行われた各模擬試験での志望動向において、この立命館大 理工学部は人気を集めているようです。ある模擬試験では昨年と比較して約20%ほど志望者が増えている、というデータが出たようです。

立命館大の大きな変更点、2つ目は「文学部の再編」です。

現在は10専攻4プログラム存在する文学部ですが、8学域18専攻へと再編されます。

まず入学時に「人間研究」「日本文学研究」「日本史研究」「東洋研究」「国際文化」「地域研究」「コミュニケーション」「心理」の8つの学域を選びます。その後、2回生に進むときに各学域内に設けられた複数(心理学域については心理学専攻1つのみ)の専攻の中から1つを選択することとなります。

これまで学べた分野に加えて文化遺産・芸術・現代アジア文化・観光・英語コミュニケーションといった新しい分野も加わることでより一層魅力が増します。

文学部の受験動向ですが、10⇒11年度(今年)の前期試験のみの比較で申し上げますと、文学部全体では昨年から約1割受験者数を減らしています。その点のテコ入れという意味でも、大変良い変更なのではないでしょうか。

2015年には茨木市に新キャンパスを設置することも決まっております。どの学部が茨木のキャンパスに移転するのか?については現時点では未定のようですが、新キャンパス開設となる2015年までの間に各学部、あるいは学部間で様々な調整が行われていくことと思います。

その点から考えると、今後も立命館大にはこういった大きな動きがどんどん出てくるのではないか?と思います。

これから先も立命館大から目が離せません。