関西学院大 海外での学び・活動

2011年8月19日 金曜日

7月30日(土)・31日(日)に行われた関西学院大のオープンキャンパスに行ってきました。

関西学院大①

もうおなじみ、関西学院大のシンボルである時計台です。正門前からこの景色が見えた途端、私の近くにいた女子学生の一団から「きれい」「すごい」「ヤバい」などと大歓声が上がりました。

ご存知でしょうか。この時計台の頂上と、その向こう側に見える甲山(かぶとやま)の頂上がぴったり一致するように設計・建築されているそうです。関西学院大の創立者であるウィリアム・メレル・ヴォーリズは建築家でしたので、こういった建物や景観には並々ならぬこだわりがあったのでしょうね。

関西学院大②

学内には上の写真のような川(?)もあります。

さて、関西学院大には全部で11学部ありますが、今回お邪魔した上ヶ原キャンパスには11学部中8学部(すべて文系)があります。その他は三田キャンパスに総合政策学部と理工学部、西宮聖和Cに教育学部がそれぞれ位置している、という構成になっています。

関西学院大の大きな特徴の1つ目として、大学在学中に2学部の卒業資格を得られる「ジョイントディグリー」というものがあります。これは2004年度から開始されている大変画期的なプログラムなのですが、2008~2011年の4年間で20名がこのプログラムを通して2学部の学士を得て卒業しているそうです。4年間で2つの学部の卒業資格を取る、なんてことは中々出来ることではないと思うのですが、年間5名程度はそれを実現させている方がいるということで、関学生の能力の高さややる気の度合いが改めて良くわかります。

まだまだ不況が続いている昨今、授業料について心配している受験生や保護者の方が多いことと思います。関西学院大では2.5人に1人が奨学金を受給している、ということで、意外と奨学金受給の門が広いことがわかります。それだけでなく、関西有名私大では唯一、提携金融機関の教育ローンの利子を大学が負担する、という制度もあります。奨学金の採用基準に満たない人だけでなく、奨学金だけでは学費や学生生活費をまかなうことができない人も利用できるそうなので、奨学金の基準に達していない人でも安心出来ます。

就職率についてもご紹介しておきますと、今春就職率は96.2%、男子96.4%・女子96.1%という内訳でした。

今回のオープンキャンパスでも非常にたくさんのプログラムが用意されており、私自身もいくつか参加させていただきました。今回はその中でも関西学院大の学生たちがどんな海外での学び・活動をされているのか、についてのプログラムで触れられたことについてお話をしたいと思います。

関西学院大③

まずは留学について。留学には長期・短期の2種類に大きく分けられますが、関西学院大でもそれに準じた形として次の2種類が用意されています。

①1年間もしくは1学期間のどちらかから期間を選べる「交換留学」
英語を学ぶのではなく現地大学で英語を使って専門的に学ぶことが目的で、行き先は世界25ヶ国・80の協定大から選べる上、奨学金が充実している
②1学期間の「中期留学」
大体3か月という期間で、行った先で英語を習得することが主目的となる

特に②については今年の4~7月に国際学部2年生(同学部の1期生です)のうち、トロントに留学した方たちは帰国後にTOEICのスコアが全員150点以上アップしたそうです。中には200点以上のアップとなった方もいるということで、短期間と言えども集中して英語の学習をすればこんな成果が出るんだ、ということが証明された形です。

さて、上記の長期・短期の留学については、規模の大小はあれど、どの大学でも制度としては設けられているものです。関西学院大ではこれら以外にも海外に出ていける制度があります。

留学以外で海外で活動するものとして、「国連ボランティア計画(UNV)と協定を結び、情報格差、教育、環境、健康などの重要問題に取り組むために学生をボランティアとして途上国へ派遣する」というものがあります。関西学院大学はアジアの大学では初めて、世界で3校目の協定先となっているということなので、他の大学では体験できないものです。

さて、関西学院大で「留学」や「国際的な学び」といいますと、先のTOEICの例でも挙げました「国際学部」が真っ先に思い浮かぶと思います。しかし、関西学院大で国際的な学びが出来るのはそれだけではないのです。

関西学院大の中には総合政策学部 国際政策学科というものがあり、そこから海外留学あるいは国連ボランティアとして海外へ飛び出していく学生さんが多いそうです。

今回、留学や海外での活動に関してお話いただくプログラムに参加した際、3人の学生さんから実際の体験談や思いをお話いただいたのですが、3人中2人がこの総合政策学部 国際政策学科の学生さんでした。

海外留学もそうですが、国連ボランティアという大変貴重な機会も用意されていますので、関西学院大なら国際的な体験は思う存分出来ることでしょう。

関西学院大の国際色豊かな面がキャンパス内にも現れている写真を最後にご紹介して終わりたいと思います。

関西学院大④

写真の左側には松、右側にはヤシの木が生えているのがわかりますでしょうか。松は日本を代表する植物、ヤシの木は南国や海外を連想させる植物。この「和洋折衷」の感じが関西学院大の国際色の豊かさを象徴している、と思えます。

緑が豊か、西洋風の建物が多くある関西学院大、ぜひ一度訪ねてみてください。

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