金光八尾中高 中高一貫生大学合格実績が大きく上昇

2011年9月15日 木曜日

金光八尾中高の塾対象説明会に参加しました。

金光八尾中高

まずは中学の教育内容についてです。

特進Ⅰ・Ⅱのコース編成とされて今年で4年目を迎えられています。1期生が現在高1に進学していますが、特進Ⅰの生徒については高校入学者と混合しない「特進Ⅰ」というコースで学習しています。完全6年一貫、ということになります。

特進Ⅰは中3から国数英を中心に発展的学習(先取り学習)を行い、進度が早くなります。高校進学時には前述のとおり「特進Ⅰ」という名称でそのまま持ちあがり、高校入学者と混合しないのが特徴点となります。

一方で特進Ⅱは基礎・基本の徹底に努める、というのが特徴です。高校進学時にはS特進・特進・総合進学のいずれかに進学することになります。

特進ⅠとⅡは中2までは基本的に同じ学習内容・進度となっており、基礎・基本の徹底を図りつつ発展的な内容も踏まえたカリキュラムとされています。よって、中1・2の間は原則としてコースの変更がなく、中3進級時にコース分け試験を実施し、改めて特進Ⅰ・Ⅱに振り分けられることになります。

ちなみに、両コースとも併設高校進学時に「内部進学者学力試験」を実施することになっているそうです。

さて、金光八尾中の授業時間の多さを物語るデータをご紹介しましょう。金光八尾中の1年間の授業時間数は公立中よりも350時間多いそうです。中学の3年間で1050時間の差になります。それに夏期・冬期の講習や勉強合宿の時間を加えると3年間で1200時間の授業時間数の差となり、公立中の実に1年以上分の差となります。金光八尾中の3年間は公立中の4年間分の授業時間に相当することになります。

続いて、高校の教育内容です。

今春よりS特進が新設されていますが、それと同時に併設中から特進Ⅰコース1期生の内部進学を迎えることによって生まれた特進Ⅰがあり、全部で4コース体制となっています。

S特進・特進・総合進学の3つとも週35時間の授業が基本となっていますが、次のように平日講習の時間数で差をつけておられます。

S特進:週7時間の必修講習
特進:週3時間の必修講習+週4時間の選択講習
総合進学:週3時間の必修講習

高2進級時に改めてコース変更が行われます。また、高2からは美術コースも設置されます。この美術コースですが、普通科でありながら専門的な美術の勉強が出来るコースです。また、私立大文系学部の受験にも対応したカリキュラムとなっていますので、将来は芸術系しか進路が無い、ということにはならないようになっています。大阪私学美術展では18年連続で学校優秀賞を受賞されていたり、大阪府知事賞や多数の優秀賞を受賞されていたりと、かなりハイレベルな実力を養成してくれます。

今春の大学合格実績はどうだったでしょうか。

国公立大合格者数は49名、残念ながら昨年の61名から大きく下げています。ただし、現役合格者数は45名ですから、現役合格率は高いと思います。

また関関同立では、特に一筋縄では合格を勝ち取れない同志社大の合格者数が過去最高となっている点が特徴的です。

今回の説明会で特に強調されていた点の1つが、今春卒業した中高一貫生の大学合格実績について、です。昨年よりも大きく伸びているのでご紹介を致します。

中高一貫生だけでの国公立大合格者数は18名(昨年11名)となっていますが、その中には京都大1名(昨年ゼロ)・大阪大2名(昨年ゼロ)神戸大1名(昨年1名)が含まれています。昨年は合格者がいなかった京都大・大阪大に複数の合格者を輩出している点は白眉です。

また、中高一貫生だけでの関関同立合格者数は92名で、昨年の28名から大きく伸びています。これも大幅な増加となっています。

大学合格実績を中心に見ていますと、金光八尾は「関関同立へ」という目標を持つ生徒層が多かった時代から徐々に国公立大志望者が増え、今では京都大や大阪大といった難関大を含めて実際に国公立大に合格者をコンスタントに出し始めております。

これまで持っていた金光八尾という学校のイメージが変わりつつあります。受験生・保護者の皆さんはぜひ一度その目で金光八尾の教育力をお確かめ下さい。

中高進学フェア