清風中 前期理Ⅲ選抜には遅刻者対応時間割あり!

2011年9月20日 火曜日

清風中の塾対象説明会にお邪魔してきました。

清風中

過日にこちらのエントリー「清風中 理Ⅲ選抜試験を統一解禁日午後に実施!」でご紹介しました通り、統一解禁日である14日(土)の午後に2教科での判定となる理Ⅲ選抜入試を新設されます。今回の説明会ではその点についても詳しくお聞きしていますので、後ほどご紹介します。

まずは教育面で特徴的な点からご紹介いたします。

校内に設置されている「読書・論文指導部」という所が中心となって実施する「国語力アッププロジェクト」というものがあり、今回の説明会ではその部分の解説に大きな時間が割かれていました。

これは、入試の文章問題に対応出来る読解力を養ったり、文章を要約する力、感想や意見を表現する力を身につけさせるために、独自の課題を使って想像力を高めて物事を論理的に考えられるように訓練する取り組みです。生徒が自分自身の経験に基づいた文章を構成出来る力を養うために、小論分指導も行われています。

添削の必修期間として設定されている中1~高1には実に計100回もの添削が、希望制となる高2・3でも合計50回の添削機会があるそうです。これだけモノを読んだり書いたりすれば、相当の力がつくことでしょう。

生徒指導面においての特徴としては、「チェックカード」というものがあります。これは日常生活を記録して毎日提出させるもので、きめ細かな生徒指導を実現する上で欠かせない物となっているようです。

さて、現在清風中には理Ⅲ・理数・標準の3コース体制とされていますが、理Ⅲの中には「理Ⅲプレミアム」という入試で合格・入学してきた生徒たちも含まれます。この理Ⅲプレミアム入試で合格した者だけで1クラスが構成されているようです。「プレミアム」と付くものの基本的には理Ⅲコースの位置づけとなるため、万が一理Ⅲプレミアムでの学習についていけなくなった場合は理数コースへ下がることになる、とのことです。その点、お知りおきいただいた方がよいでしょう。

今回の説明会の目玉である、2012年度入試についての情報を以下にご紹介してまいります。

募集定員は400名、来春から標準の定員を40名減じ、その分をそのまま理Ⅲへ振っています。よって、理Ⅲの定員が半分の200名を占めることになります。

2012年度入試より統一解禁日午後に「前期理Ⅲ選抜」を新設することになっていますが、その入試での試験科目は国算2教科。16時集合・16時15分試験開始・19時半ごろの終了となっています。

ここで新情報です。なんと、遅刻者対応として17時集合・17時15分試験開始・20時半ごろ終了の組を設ける、とのことです。ただし、何らかの事情で遅刻するのでこの時間割での受験を希望する場合は、事前に連絡を入れておくことが必要となります。よって、連絡なしで遅刻して飛び込みでこの組で受験を希望しても受理されませんし、17時以降に遅刻して来ても受付は不可となります。ご注意ください。

その前期理Ⅲ選抜では、理Ⅲ一般クラスと理Ⅲプレミアムクラスでの合否判定が行われるそうです。

理Ⅲプレミアム入試と、前期理Ⅲ選抜における理Ⅲプレミアムクラスの合格難易度の差ですが、残念ながら現時点では全く読めません。理Ⅲ一般の合格ラインについてもどのようになるか、ここではあえて明言することは避けておきたいと思います。

また新情報です。複数回の受験をしている場合は、後の方の受験回で加点が行われます。詳しくは次のようになっています。

・前期理Ⅲ選抜受験者で、前期も受けている場合、前期理Ⅲ選抜で10点加算
・後期受験者で、前期・前期理Ⅲ選抜のいずれかを受けている場合、後期で10点加算
・理Ⅲプレミアム受験者で、前期・前期理Ⅲ選抜・後期のいずれか1つを受験している場合、理Ⅲプレで10点加算

さて、ここで1つ大きなポイントです。今回新設される前期理Ⅲ選抜は国算2教科の入試、240点満点となっており、入試科目が少ない分他の入試回と比べて満点が低くなっています。よって、前期とのW受験による10点加点はかなり大きな効果を発揮することになります。

最後に、今回の説明会で各教科のポイントもお教えいただきましたので、それをご紹介したいと思います。

国語:素材文を正しく読み取る力を問う記述問題を若干出題している。
算数:確実な計算力と思考力を問う図形問題を重視。
理科:毎年計算問題を出している。小数になる場合なのに分数で記載すると不正解とするので注意。
社会:教科書からの出題からを心がけており、漢字指定の無い問題はひらがなで記載してもよい。

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