同志社大 一般入試では追加合格の予定もあり

2011年12月7日 水曜日

同志社大の入試説明会にお邪魔してきました。

2012年度入試での大きな変更点は次の通りです。

①一般入試 全学部日程(文系)で現代社会が廃止
②スポーツ健康科学部が学部個別日程で理系型入試を新たに実施、全学部日程(理系)で配点変更
③センター利用型において「高得点科目利用」から「第一解答科目利用」に変更している所がある
④スポーツ健康科学部 センター利用型で「スポーツ競技力加点方式」と「5科目方式」の2方式を新たに導入

選択科目については、一部物理が必修と指定される学部・学科を除いて、当日の問題を見てから選択が可能となっています。

商学部と理工学部に関しては同学部内で第二志望先を選べることになっています。ただ、商学部はフレックスAとフレックスBが選べるのですが、2011年度入試においては全学部・学部個別ともに全く同じ点数で合格ラインが引かれているので、「第二志望制度」というのは形骸化している気もしないではないですが、それは今年までの事であり、2012年度入試では何が起こるかわかりませんので、商学部志望の方は第二志望まで明記しておくことをオススメします。

今回の一番のトピックスは、追加合格を予定している学部が判明した点です。

追加合格が予定されているのは神・生命医・スポーツ健康科・心理・グローバルコミュニケーションの5学部です。学部ごとに追加合格発表に至る日程が異なりますので、要注意です。詳細は、大学発行の入学試験要項に明記されていますので、これら5つの学部を一般入試で受験される受験生の皆さんは、必ずそちらでご確認下さい。

ちなみに、今年2011年度入試では生命医とグローバルコミュニケーションで追加合格が出たようです。

最後に、入試問題の傾向などについても触れておきたいと思います。

まずは英語。英語の読解問題テーマの分野別出題頻度は以下の通りとなっています。志望学部の文系・理系を問わず、文系・理系のテーマが出題されている点に注意が必要ですね。

日常生活 25%、人文 3%、社会 11%、自然 30%、産業 3%
芸術 10%、人間について 18%

英語の出題領域別の割合もお教えいただきました。以下の通りとなっています。特に「精読」「内容把握」の2つの力が問われる点、段落単位の論理展開を把握すること、全体的な論理構成を把握すること、高度な語彙レベルが必要、といったことがポイントとして挙げられるのではないでしょうか。

英作文 14%、文法 2%、語彙 24%、読解 53%、英文和訳 7%

同志社大の英語の問題の中でも特に難しい「英文和訳」と「和文英訳」のポイントは次の通りです。

英文和訳:構文を正しく理解し、問題文全体の内容を踏まえた上で自然な日本語で表現すること
和文英訳:構文を正しく理解し、自然な英語で表現すること

和訳・英訳ともに自然な表現が出来ることがポイント、のようです。

国語についてもご紹介しましょう。国語の入試問題のポイントは次の通りです。

①現代文1問(90問)+古文1問(60点)の構成
②現代文は論説(約6000字)中心で、歴史・音楽・自然科学・工業などの内容
③古文の作品は物語・説話・随筆などで、平安~江戸の各時代にわたる
④古文の設問内容は、語句の意味・文法、内容合致の問題等
⑤古文では漢文も範囲としており、古文との融合問題として出題の可能性がある
⑥記述式設問は現代文40字、古文30字程度の傾向

受験勉強の参考にして下さい。