関西学院大 英語・国語の出題傾向と対策ポイント

2011年12月14日 水曜日

「難しい」と言われる入試問題も、出題傾向と対策ポイントを押さえて効果的に学習を進めれば意外なほど得点を重ねることが出来そうです。

関西学院大の入試説明会にお邪魔してきました。

まずは、関西学院大の入試制度について簡単におさらいをしておきたいと思います。

筆記試験が必要となる入試制度は「全学日程」「学部個別日程」「関学独自方式日程」の3タイプです。各日程の特徴とポイントは次の通りとなっています。

①全学日程
・文系型は全学部共通の配点(英語200・国語200・選択150)
・英語・国語・地歴は全問マーク式の出題(数学・理科は全問記述式)

②学部個別日程
・文系学部は学部によって、理工学部は学科によって配点が異なる
・昨年度平均で英語と国語は約75%がマーク式、残り25%が記述式(地歴は全問マーク、数学・理科は全問記述)

③関学独自方式日程
・2科目で受験可能なもの、センター試験を併用するものと、様々
・昨年度平均で英語は約75%がマーク式、残り25%が記述式(数学は全問記述式)

なお、③の関学独自方式は「国公立大との併願者」向けにした試験科目構成とされているそうです。

全学日程と学部個別日程の定員割合についてですが、ほとんどすべての学部で同等となっています。

さて、上記以外の入試方式となるセンター試験利用型(1月)における、およその合格ラインについてもある程度具体的に発表していただきました。以下の通りとなっています。

文系5科 76~78%
文系3科 80~82%
理系7科 72~74%
理系5・4科 75%前後

上記のラインと比較すると、文系学部の中でも特に国際学部は上記文系5科・3科とも少々高めのラインになっているそうですから、要注意です。

出題の形式と特徴・対策ポイントですが、以下に英語と国語について列挙します。

英 語

①大問数は全学日程、学部個別日程、関学独自方式日程いずれも6題、解答時間は90分(国際学部英語1科目型専用問題は2題、解答時間は75分)。

②全学日程問題はすべてマーク形式で、学部個別日程と独自方式日程の問題はマークと記述の併用形式。記述の割合は概ね25%程度(2011年度入試)。ただし、国際学部英語1科目型専用問題は記述形式(英作文は出題しない)。

③基本配点はすべて200点満点。日程や学部によって配点が異なる場合は採点後に得点換算を行う。

④出題内容は概ね「読解総合問題」「空所補充」「内容一致・不一致」「整序英作文」「会話文」などで構成されており、バラエティーに富んでいる。幅広く知識を問う内容である。

⑤語彙・文法に偏りはなく、まんべんなく出題している。また、長文もテーマは様々。

⑥問題は7日分を同時に作成している。マーク・記述以外形式上の違いはなく、出題レベルも難易度に差が出ないように配慮している。

⑦正答率が高い(標準あるいは易しい)問題が全体の80%以上あり、その割合から考えると関西学院大の英語の問題レベルは「標準」といってよい。しかし、合格最低点は各学部ともにそれほど高くないことから、「問題は難しくないが点が取れていない」ことが分かる。出題レベルは平易であるが全体分量が多いことが最大のポイントとなっており、解答時間90分では足りなくなりミスが増えているのではないか。

⑧何よりも基本知識のマスターが重要で、語彙・文法・構文知識は確実に身につけておきたい。

⑨「重箱の隅を突く」ような設問はほとんど出題されない。「難しい問題≠特殊な問題」であることを意識して、基本に忠実な学習を心がけるべき。

国 語

①全日程とも現代文1題・古文1題の合計2題。試験時間は全学日程75分、学部個別日程は2科目で120分(国語+数学、国語+地歴)。

②基本配点は全学日程200点満点、学部個別日程は150点満点。現代文と古文の配点割合は1:1。学部個別日程で配点が異なる場合は150点満点で採点ののち、得点換算を行う。

③全学日程は全問マーク式、学部個別日程はマーク70~80%・記述20~30%で構成。

④現代文は評論中心の出題で、ジャンルは社会・文化・思想・芸術と幅広い。古文は時代区分にかたよりが見られない。

⑤現代文では「漢字(選択問題)」「語句や熟語の説明」「空所補充」「論旨理由説明」「要旨・内容説明」など、古文では「語句の意味」「文法知識」「現代語訳」「内容説明」などを出題。設問の偏りなし。

⑥設問数は現代文が11~14、古文が12~13。

⑦解答時間が全学日程で75分、学部個別日程は2科目で120分ある。問題分量に差異はなく、日程によって解答時間が異なるので、時間配分には注意が必要。

⑧現代文・古文の配点割合は②の通りだが、これは古文の配点が高いことを意味している。よって、古文で高得点を狙いたい。

⑨現代文・古文ともに出題分野・ジャンルは様々で偏りが無い。関西学院大の過去問だけでなく、様々なジャンルの問題を解き、慣れておくことが大切だろう。

関関同立 秋時点の模試偏差値一覧① ~関西学院大 編~

2011年12月13日 火曜日

あと1カ月半もしましたら、私立大一般入試が本格的に始まります。大学受験生の皆さん、学習は順調に進んでいますでしょうか?

教科書・参考書の見直しや覚えなおし、赤本を使っての過去問演習、やることはたくさんあると思います。

大学入試に関しては、ただがむしゃらに勉強を進めるだけではなく、いわゆる「入試情報」をしっかりと入手することでライバルよりも有利に受験を戦うことが可能です。

受験生の皆さんが入手出来る、あるいは入手すべき入試情報はいろいろあります。志望している大学・学部における入試変更点、志望大学・学部の人気動向、志望している学問系統で人気のある大学・学部や人気が無い大学・学部、といったものが中心となります。

これらの情報をしっかりと持っているかどうか、そしてそれを正しく分析して出願先を考えたり受験勉強を進めることが出来るか、も合格を大きく左右します。

前置きが長くなりましたが、今回から4回のエントリーで近畿地区私立大の雄である関関同立それぞれの全学部がこの秋の各社模擬試験においてどういったレベルになっているのか、をご紹介いたします。

今回のエントリーでは、関西学院大を取り上げたいと思います。下の画像内に表の見方等が記載されています(画像をクリックすると拡大します)。

関西学院大

※作成には万全を期していますが、偏差値等は各HP・書籍等で必ずご確認下さい

最も高いレベルとなっている学部は国際学部、河合塾の模試によると最高で65.0という偏差値を記録しています。ここ数年の「国際系人気」において近畿地区私立大の頂点に君臨する同志社大 グローバルコミュニケーション学部、立命館大の国際関係学部、そしてこの関西学院大の国際学部です。

神学部を除いて、関西学院大の中で比較的手ごろなレベルで入学出来そうなのが、教育学部・総合政策学部の2つでしょうか。

特に、代ゼミ模試の評価によると、教育学部のある方式・日程では偏差値が50を割り込んで49となっています。また、ある高校では今年の教育学部のAO入試において、評定がやっと3.0に乗っているような「ごくごく普通の成績の生徒」が合格した、という例があったそうで、例年では考えられない事に驚かれていたようです。

「学部はどこでもいいから、どうしても関西学院大に入学したい!」という方は、一度教育学部についていろいろと調べてみてはどうでしょうか?

理系である理工学部は、どの模試においても評価が上下に幅広くなっています。それだけ人気があって難易度が高い学科と人気が無くて難易度が下がってしまっている学科の差が激しい、ということを示しています。

次回のエントリーでは関西大の模試偏差値一覧をご紹介します。

大阪薫英女学院中 プレテスト「特別回」を開催

2011年12月12日 月曜日

大阪薫英女学院中を志望されている受験生の皆さん、実力を試すチャンスがもう1回増えます。

大阪薫英女学院中では、当初11月26日(土)の1回だけの予定だったプレテストに加え、12月18日(日)に急きょプレテストをもう1回実施されることになりました。詳細は以下の通りです(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

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大阪薫英女学院中 プレテスト特別回

大阪薫英女学院中 プレテスト特別回

日時:2011年12月18日(日)9時~
場所:大阪薫英女学院中高
申込:お電話 06?6381?0335 もしくは 06?6381?5381(受付9:00~17:00まで)
(12月16日(金)締切)

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薫英を第一志望にされている方はもちろんですが、11月26日(土)は他校のプレテストに参加した受験生の皆さんで「薫英も気になっている」という方にこそ参加していただきたいと思います。

武庫川女子大学附属中 個性豊かな3つのコース

2011年12月9日 金曜日

入学直後は無難なカリキュラム・取組内容とされている学校が多い中、中学段階から各コースとも思い切った教育内容を実践されているのが興味深いです。

武庫川女子大学附属中の受験生・保護者対象説明会に行ってまいりました。

武庫川女子大学附属中

冒頭にも書きました通り、武庫川女子大学附属中には3つのコースがありますが、それぞれが中学段階から際立った特徴・教育内容を持っておられます。

①インテリジェンスコース ~広い視野と深い見識を持った女性の育成~
幅広い教養を学ぶ様々な行事を行うなどし、併設大の文学部から薬学部までのすべての進路に対応している。高校に上がると「文系」「理系」「教員養成系」「スペシャリティー養成系」の4つの系に分かれる。理系では物理・化学・生物3つすべてを履修する、教員養成系は全国でも珍しい系統、スペシャリティー養成系は音楽・スポーツなどの才能を伸ばす生徒のサポートに適している、などどれも多彩。

②スーパーイングリッシュコース ~国際社会での活躍を目指す女性の育成~
「多読・多聴・多書」で英語力を養ったり、英語の授業では日本人・外国人教師によるチームティーチングで「英語のみで授業」を行ったり、朝礼・終礼も英語で実施するなど、徹底的に英語を使う。なお、テストでは「下線部を和訳せよ」ではなく「下線部についてあなたはどう思うか述べよ」等、思考を問う問題にしているそう。

③スーパーサイエンスコース ~次代を担う女性研究者・高度技術者の養成~
「サイエンスツアー」と称し、中学ではトヨタなど国内のサイエンス研修、高校では世界の有名大や施設で海外研修を行う。第1・3・5土曜に中学で実施している「土曜セミナー」では科学的事象をテーマとした独自のプログラムを実施し、研究へとつなげている。理系のコースだが、将来は英語で研究成果をプレゼンする機会が増えるため、英語にも注力している。

特に、「理科室が中高合計で18教室もある」「(生徒数の多さにも比例しているとは思いますが)理科の先生が他校に比べて多い」「女子校でありながらSSHに指定された」ことなどから、スーパーサイエンスコースは他校の理系コースと比べて深い学びが期待できそうです。

さて、附属大・短大への内部進学はどのようになっているのでしょうか。

毎年高3の11月末に大学への内部進学に関してすべて決定されるようです。その際に加味される成績は「高1~3年(2学期まで)の成績」となっています。

ちなみに、毎年1学年中約90%が併設大・短大へ内部進学をされているそうです。

内部進学が決まった高3生は、3学期に進学予定先学部・学科の入学前教育を受講したり、大学の「教養講座」を受講したりすることが課せられることになっています。

その附属大で常に人気が高いのが「薬学部」ですが、薬学部への内部進学率は以下の通りとなっています。

2007年度 14.2% 2008年度 13.5% 2009年度 12.9% 2010年度 14.0%

最後に、間近に迫った2012年度入試について簡単にいくつか。

今回の説明会では「B方式で50名はとりたい」と発言されていました。今春は77名受験・48名合格という状況ですので、これと同等の合格者数が出ることは期待できそうです。ただ、どの程度の受験者数になるか?によっては(当然ですが)倍率が異なってきますので、合格に必要な力は受験者数如何で大きく上下することになる点、注意が必要です。

スーパーイングリッシュコース受験者を対象に、保持資格による加点(総点30点)があるのはご存知でしょうか?ただし、「英検3級以上」「TOEIC350点以上」「TOEFL36点以上(IBT)」「TOEFL420点以上(PBT)」が基準となっており、これ以上のものが必要となっています。また、どういった資格が何点加算されるのかについては一切不明です。

大規模な学校でありながら、入学当初から各コースともきめが細かく、思い切った教育内容を実践されております。将来の志望がはっきりしている生徒であればスーパーサイエンスあるいはスーパーイングリッシュのいずれかのコース、まだじっくり時間をかけて考えたい生徒にはインテリジェンスコースがオススメです。

近畿地区主要私立大 一般入試向け説明会 など

2011年12月8日 木曜日

「空気の入れ替え」というのは部屋を清潔に保つ上で非常に大切です。人間の精神面においても「空気の入れ替え」、言い換えれば「気分の入れ替え」は重要です。

私立大の公募推薦入試結果が続々と判明しており、もうあと1ヶ月もすると大学入試センター試験の実施、その半月後には私立大一般入試の開始と、今年の大学入試が佳境を迎えることとなります。

その一般入試に向けて、各私立大ではオープンキャンパスを実施したり、大学のキャンパスを飛び出していろいろな場所に行き説明会を実施したりと、受験生への最後のアピールを行っています。

公募推薦入試がひと段落した今こそ、ちょっと落ち込んでいたり弱気になっていたりと「やる気」の面でも、勉強方法が雑になっていたり入試が続く日々の中で「分からない所」「覚えていない所」といった課題が山積みとなっているなど「勉強」の面でもそうですが、ともかく、受験生の皆さんは一般入試に向けて再度「仕切り直し」、言ってみれば「気分の入れ替え」が必要なのではないでしょうか。

今回は特に受験生からの人気が高い15の大学で実施されるオープンキャンパスや一般入試向けのイベントについてご紹介します。

以下、大学名と当該イベントについて詳しく記載されているHPのアドレスです。

関西学院大
http://www.kwansei.ac.jp/admissions/event_web/last_guidance/index.html

立命館大
http://ritsnet.ritsumei.jp/event/2011/finalseminar.html

京都産業大
http://sgc.kyoto-su.ac.jp/event/kouza_ipn.html

近畿大
http://kindai.jp/event/guidance/index.html

甲南大
http://www.kobe-konan.jp/events/taisaku-seminar.html

龍谷大
http://www.ryukoku.ac.jp/admission/event/lecture/taisaku.html

摂南大
http://www.setsunan.ac.jp/nyushika/event/meeting.html

神戸学院大
http://www.kobegakuin.ac.jp/~nyushi/02event/ippan_taisaku.html

追手門学院大
http://www.otemon.ac.jp/nyushi/open_campus/time_schedule/soudan_2011_1218.html

桃山学院大
http://www.andrew.ac.jp/nyushi/pdf/taisakukoza.pdf

関西外国語大
http://www.kansaigaidai.ac.jp/contents/admissions/event/open_campus.html

京都外国語大
http://www.kufs.ac.jp/admissions/event/opencampus/index.html

佛教大
http://www.bukkyo-u.ac.jp/nyushi/shiken_taisaku_2012/

同志社女子大
http://www.dwc.doshisha.ac.jp/admissions/event/open_campus/1218_Pro.html

京都女子大
https://www2.kyoto-wu.ac.jp/club/event/opencampus/index.html

こういった受験生向けのイベントでは一般入試に向けた「お得情報」だけでなく、例えば大学在籍中の先輩たちからのエールや大学の先生方からのアドバイスや激励といった「やる気に再び火をつけてくれる」ようなプログラムや資料が用意されています。

これらのイベントに行くことで、受験勉強や公募推薦入試が続く毎日の中で受験生の皆さんの心の中に溜まってしまったジメジメした気分もきっと入れ替えられることでしょう。

同志社大 一般入試では追加合格の予定もあり

2011年12月7日 水曜日

同志社大の入試説明会にお邪魔してきました。

2012年度入試での大きな変更点は次の通りです。

①一般入試 全学部日程(文系)で現代社会が廃止
②スポーツ健康科学部が学部個別日程で理系型入試を新たに実施、全学部日程(理系)で配点変更
③センター利用型において「高得点科目利用」から「第一解答科目利用」に変更している所がある
④スポーツ健康科学部 センター利用型で「スポーツ競技力加点方式」と「5科目方式」の2方式を新たに導入

選択科目については、一部物理が必修と指定される学部・学科を除いて、当日の問題を見てから選択が可能となっています。

商学部と理工学部に関しては同学部内で第二志望先を選べることになっています。ただ、商学部はフレックスAとフレックスBが選べるのですが、2011年度入試においては全学部・学部個別ともに全く同じ点数で合格ラインが引かれているので、「第二志望制度」というのは形骸化している気もしないではないですが、それは今年までの事であり、2012年度入試では何が起こるかわかりませんので、商学部志望の方は第二志望まで明記しておくことをオススメします。

今回の一番のトピックスは、追加合格を予定している学部が判明した点です。

追加合格が予定されているのは神・生命医・スポーツ健康科・心理・グローバルコミュニケーションの5学部です。学部ごとに追加合格発表に至る日程が異なりますので、要注意です。詳細は、大学発行の入学試験要項に明記されていますので、これら5つの学部を一般入試で受験される受験生の皆さんは、必ずそちらでご確認下さい。

ちなみに、今年2011年度入試では生命医とグローバルコミュニケーションで追加合格が出たようです。

最後に、入試問題の傾向などについても触れておきたいと思います。

まずは英語。英語の読解問題テーマの分野別出題頻度は以下の通りとなっています。志望学部の文系・理系を問わず、文系・理系のテーマが出題されている点に注意が必要ですね。

日常生活 25%、人文 3%、社会 11%、自然 30%、産業 3%
芸術 10%、人間について 18%

英語の出題領域別の割合もお教えいただきました。以下の通りとなっています。特に「精読」「内容把握」の2つの力が問われる点、段落単位の論理展開を把握すること、全体的な論理構成を把握すること、高度な語彙レベルが必要、といったことがポイントとして挙げられるのではないでしょうか。

英作文 14%、文法 2%、語彙 24%、読解 53%、英文和訳 7%

同志社大の英語の問題の中でも特に難しい「英文和訳」と「和文英訳」のポイントは次の通りです。

英文和訳:構文を正しく理解し、問題文全体の内容を踏まえた上で自然な日本語で表現すること
和文英訳:構文を正しく理解し、自然な英語で表現すること

和訳・英訳ともに自然な表現が出来ることがポイント、のようです。

国語についてもご紹介しましょう。国語の入試問題のポイントは次の通りです。

①現代文1問(90問)+古文1問(60点)の構成
②現代文は論説(約6000字)中心で、歴史・音楽・自然科学・工業などの内容
③古文の作品は物語・説話・随筆などで、平安~江戸の各時代にわたる
④古文の設問内容は、語句の意味・文法、内容合致の問題等
⑤古文では漢文も範囲としており、古文との融合問題として出題の可能性がある
⑥記述式設問は現代文40字、古文30字程度の傾向

受験勉強の参考にして下さい。

関西著名女子大 一般入試直前 進学相談会

2011年12月6日 火曜日

複数の大学が合同で説明会を実施するケースは年間を通して数多く実施されており、12月に入った今でも毎週のようにイベントが行われています。

そんな中、関西にある女子大の中でも特に人気の高い大学が集まり、進学相談会を実施されますので、ご紹介いたします(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

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関西著名女子大 一般入試直前 進学相談会

関西著名女子大 一般入試直前進学相談会

日時:2011年12月17日(土)13~16時半
場所:代々木ゼミナール大阪南校
参加大学:京都女子大・同志社女子大・神戸女学院第・神戸女子大・奈良女子大・武庫川女子大(資料のみ)
内容:
関西上位私大の2012年度一般入試動向
センター英語の直前対策
大学個別相談コーナー
資料配布コーナー
学費・奨学金相談コーナー

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昨年行われたこのイベントに参加しましたが、女子受験生とその保護者の方が非常にたくさん来られていました。

特にこの時期は公募制推薦入試が終わっていますので、どの学部・学科が人気だったのか?、倍率が高かった学部・学科はどこか?などについての情報を教えてもらえることと思います。

がむしゃらに勉強するだけでなく、的確な情報を集めることも大学入試では必要になります。場合によっては、受験を予定していなかった意外な学部が人気を下げていて「狙い目」になっていることも考えられます。そういった情報を逃さないよう、このイベントにはしっかりと参加して欲しいと思います。

大阪桐蔭中 午後入試の遅刻者対応は?

2011年12月5日 月曜日

大阪桐蔭中から、2012年度入試における「遅刻者対応」が発表になりました。

大阪桐蔭中は、前期1月14日(土)と中期16日(月)の2回とも「午後入試」とされていることは、過日のこちらのエントリー「2012年度近畿地区中学入試 入試日程②」でご紹介している通りです。

16日(月)の中期を午後入試とされるのは2012年度入試からですが、統一解禁日である土曜日実施の前期については今春入試から午後入試とされています。

昨年のちょうど今ごろの話になりますが、近畿地区私立中学入試において、これまで統一解禁日午後に入試日を設定した前例が無かったことと、例年受験生が多く集まって高い倍率となる大阪桐蔭中が実施をする、ということで、入試の前段階ですでに「試験時間に間に合わない場合はどうなりますか?」という問い合わせが大阪桐蔭中に殺到していたようです。

そこで昨年は「遅刻者対応時間割」を事前に発表しましたが、これが大きな反響を呼んでいました。

ちなみに、今春入試での遅刻者対応については昨年のこの時期にアップしたこちらのエントリー「大阪桐蔭中 前期入試 遅刻しても大丈夫?」でご紹介しています。

さて、間近に控えた2012年度入試においてはどのような対応をされるのか?について、この程発表がございましたので、以下にご紹介いたします(以下大阪桐蔭中発行の文書からの転載です)。

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大阪桐蔭中 前期・中期 遅刻者の対応について

4教科型(Ⅰ型)受験者には、基本的には1限目社会、2限目国語、3限目算数、4限目理科と続くテストを実施致します。1限目社会に間に合わなかったⅠ型受験生は、原則として3教科型(Ⅱ型)にて受けて頂くこととなります。但し、どうしても4教科型受験を希望する受験生については、時間割は異なりますが社会科試験を受験できるように配慮させていただきます。

①4教科型(Ⅰ型)遅刻者については、原則として3教科型(Ⅱ型)受験に変更をしていただきます。
②4教科型(Ⅰ型)遅刻者で社会科試験の受験を強く希望する受験生には社会科を受験できるように別途試験を設定します。
③Ⅰ・Ⅱ型受験とも、17時10分に遅刻した受験生で18時10分までに到着した方については受験できるよう配慮させていただきます。
④Ⅰ・Ⅱ型受験とも、18時10分以降に到着した受験生について、受験の可否は当日、試験会場にて検討判断させていただきます。
⑤前期・中期入試ともに上記の対応とさせていただきます。

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遅刻の可能性がある受験生の皆さんは、必ず直接大阪桐蔭中にご質問・ご相談いただきますようにお願いします。

近畿大 一般入試合格対策講座

2011年12月2日 金曜日

こちらのエントリー「近畿大 入試合格対策講座&説明会・相談会」でご紹介した公募推薦入試向けのイベントに続き、次は一般入試向けのイベントを各地で実施されます。

詳しくは以下の通りです(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

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近畿大 一般入試合格対策講座&説明会・相談会

近畿大 一般入試合格対策講座&説明会・相談会

日時・場所:
12月17日(土) 14:00~17:00 大阪南会場(夕陽丘予備校)
12月22日(木) 14:00~17:00 奈良会場(秋篠音楽堂 ならファミリー6F)
12月22日(木) 14:00~17:00 和歌山会場(和歌山英数学館6F)
12月23日(金)(祝) 14:00~17:00 神戸会場(生田神社会館4F)
12月24日(土) 14:00~17:00 大阪北会場(梅田スカイビル10F アウラホール)
12月25日(日) 14:00~17:00 京都会場(メルパルク京都4F)
12月25日(日) 14:00~17:00 名古屋会場(ウインクあいち12F)

内容:
・英語・国語・数学対策講座
近畿大学の入試に精通した予備校講師が、「オリジナルテキスト」を使って攻略法を伝授します。合格にグッと近づく50分です。(医学部を除く)
・一般入試活用ナビ
入試アドバイザーが、ここでしか手に入らない「オリジナル資料」を使って、2012年度一般入試のポイントや活用法を詳しく説明。合格までの道のりを案内します。
・個別相談コーナー
入試から、学生生活、就職活動、資格取得まで、近畿大学に関する幅広い質問にズバリ答えます。
・保護者向け説明
保護者の方が特に関心をお持ちの大学をとりまく状況や学費などもご説明します。
・資料配付・資料閲覧コーナー
入試問題集などが手に入るほか、奨学金や就職関連の資料を閲覧できます。

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ここ数年の近畿大の志願者数の増加は目を見張るものがあります。特に今春の一般入試では「関西大には合格したけども、近畿大には通らなかった」という結果となった受験生が結構多かった気がします。それだけ、近畿大の一般入試の難易度が上昇してきているということになります。

今回の説明会では、特に公募推薦入試での学部ごとの人気動向や合格ラインなどを聞き出すなどして、一般入試対策に役立つ情報を仕入れましょう。

おかげさまをもちまして 2周年

2011年12月1日 木曜日

2年前の12月1日、当ブログが誕生を致しました。

以来丸2年の間、お盆や年末年始を除いて平日はほぼ毎日記事をアップしてまいりました。

始めた当初は書く記事のネタを探すので精一杯で、アクセス数も今と比べると非常に些細なものでした。しかし当ブログの筆者は、文章を書いたり、数字を拾ってきて分析したり、あちこちに散らばっている情報を1つにまとめたり、という事を苦としない性分であることが幸いし、当初予定としていた「2~3日に1回の記事更新」では間に合わないぐらいの記事ストック量になり、いつしか「平日は毎日更新する」ということが半ば慣例化するようになりました。

当ブログ開始当初よりもアクセス数が増えているのは、おそらく「記事更新が頻繁に行われているから」というのが最も大きな理由なのではないか、と思っています。ですから、この点については今後も変わることないスタンスで取り組んでいきたいと思います。

さて、肝心の記事の内容についてです。取るに足りない記事が大半を占める中で、あちこちの掲示板で紹介された記事もあったり、直接お会いした方にお褒めをいただけた記事もあったりしました。

中には、(どの記事とは申しませんが)当ブログでご紹介したネタが大きな波紋を呼んでしまい、その学校さんにご迷惑をおかけした節もあります。

それも含めて、当ブログがたくさんの方のお目に留まっていることがわかる出来事がここ半年くらいの間で増えてきました。今後も常に「たくさんの方に見られている」ということを意識して、ネタの選定や文面の作成にあたって行きたいと考えています。

さて、この2年間のアクセス状況をいろいろな角度から分析しましたところ、人気の上位に来ている記事は「大阪府公立高の倍率関連」の記事でした。最終出願状況は当然ですが、その前段階で公表される「進路希望調査結果」も高いアクセス数となっていました。

その他の人気記事と言えば、ブログ開始間もないころである2010年2月5日にご紹介したこちらのエントリー「受験生はこれを聞いて頑張れ!受験応援ソング」があります。Googleの検索で「受験応援ソング」と入れて検索しますと、当該記事が上位に挙がってきます。

当該記事内でご紹介している曲が微妙に古くなっていますので、書いた本人としては「もうこの記事を見るのは勘弁してくれ」と思う所もあるのですが、だったらまた後日これに似た新しい記事を書けばいいのかな、とも思っています。

話が横に逸れてしまいましたが、「読者の皆さんを意識したネタ・文面で、出来るだけ平日は毎日更新する」ことをモットーに、今後も細々と続けていく所存です。

引き続きご愛読の程、よろしくお願いいたします。