2012年度京阪神私立高 出願状況

2012年2月9日 木曜日

京阪神の私立高入試がいよいよ明日行われます。受験生の皆さん、準備はいかがでしょうか?

今回のエントリーでは、府県別に私立高入試の全体像をつかもうと思います。まずは、下の表で今年を含む4年分の私立高の倍率をご紹介します。

京阪神地区私立高 出願状況

3府県ともに昨年から大きく倍率を上げています。大阪府と京都府に関してはいわゆる「私立無償化」の政策が実施されているので、私立高に人気が集まるのはわかります。一方でそういった無償化政策が大々的に行われていない兵庫県も2年前の水準まで戻してきています。ここにきて私立高の良さが改めて見直されてきている証ではないでしょうか。

以下、各府県の出願状況についての詳細です。

大阪府
92校2万1567人の外部募集に対し、専願と併願を合わせて計7万5513人(前年度比1449人増)が志願。平均倍率は3.50倍(同0.05ポイント増)で記録の残る1991年以降で最高となったものの、専願率は26.54%(同0.48ポイント減)と前年度を下回った。競争率の最も高い学校は、男子校では興国高(4.49倍)、女子校では大阪成蹊女子高(4.02倍)、共学では追手門学院高(8.33倍)。コース別では近畿大学附属高(スーパー文理コース)の36.08倍。

兵庫県
42校の総定員9908人に対し、3万4925人が出願。平均倍率は3.52倍(昨年同期3.45倍)。最も倍率が高かったのは須磨学園高 Ⅲ類理数で31.58倍。そのほか、滝川第二高 特進L(18.93倍)、雲雀丘学園高 選抜特進(17.20倍)、須磨学園高 Ⅲ類英数(15.00倍)、滝川第二高 スーパー特進L(14.43倍)と続いた。2012年度、男子校から共学になる三田学園高は1.50倍。

京都府
全日制37校で外部募集があり、募集人員計7233人(前年度比155人減)に対し、2万5212人(同1143人増)が出願。平均競争倍率は前年度より0.2ポイント増の3.5倍。倍率が高かったのは、京都橘高 国公立特進(S)コース(20.2倍)、京都学園高 特進BASICコース(9.7倍)など。