2011年度大阪府公立高後期選抜 教科ごとの小問別得点率②

2012年2月28日 火曜日

2011年度大阪府公立高後期選抜 教科別平均点
2011年度大阪府公立高後期選抜 教科ごとの小問別得点率①

に続くエントリーです。昨年の後期選抜における教科別の平均点、科目ごとの小問別得点率を順にご紹介してします。前回の「~①」では昨年の後期選抜 国語についてご紹介しました。

今回は、国語に続いて社会についての情報です。下のグラフ・表で昨年の得点率や無答率を紹介しています(画像をクリックすると拡大します)。

2011大阪府公立高後期 社会

なお、2009年度と2010年度の社会についての小問別得点率や解説については以下のエントリーでご紹介していますので、そちらも合わせて参考にして下さい。

2009年度⇒「大阪府公立高校 後期選抜 教科別平均点と小問別正答率③
2010年度⇒「2010年度大阪府公立高入試 教科ごとの小問別得点率②

大阪府教育委員会からはこの社会の入試問題について以下のような見解が出されています。

・基礎的・基本的な事項に関する問題については、高い得点率であった。
・用語などを記述する問題については、得点率の低いものや無答率の高いものがあった。教科書に記載されている用語の意味や内容を正しく理解するとともに、適切に表現できるようにしておくことが大切である。
・日本や世界の地域の諸事象を位置や空間的な広がりとのかかわりでとらえ、国・都市の位置や名称については、学習内容の定着を図る上からも白地図を活用するなどして繰り返し学習する機会をもつことが大切である。
・問われている事項を的確に把握して、要点をおさえて分かりやすく表現する力が必要である。

歴史的分野の1?②(a)や、公民的分野2?②、地理的分野3?③(a)といった基礎的な事項に関する問題は得点率が高い一方、公民的分野の2?②(c)「参議院の緊急集会」のように用語について記述する問題は得点率が低いだけでなく、無答率(白紙にした率)が高くなっています。教科書に記載されている用語の意味や内容を正しく理解するとともに、適切に表現できるようにすることが大切です。

次回は数学についてご紹介します。