畿央大 看護医療学科1期生が卒業

2012年4月13日 金曜日

4月1日に行われた畿央大のオープンキャンパスに行ってまいりました。

畿央大①

まずは、大学の概要についてご紹介いたします。
2012年度時点の学部別男女比は以下の通り。栄養・看護といった女子向けの学科があることもあって、女子比率が高い大学となっていることがわかります。

健康科学部 男子28%・女子72%
教育学部 男子41%・女子59%

上記の栄養・看護に加えて教員・理学療法士といった職業・資格に直結する学科が多数を占めるので、基本的に真面目な学生が多いそうです。今回のオープンキャンパスでもたくさんの学生さんが運営に携わっておられましたが、どの方もきっちりとした応対をされていて、しっかりした学生が多い印象を受けました。

しかし、畿央大にある学科・系統ではどうしても実習が多くなってしまうため、さすがに真面目な方が多いとは言っても学生たちからは「夏休みが少ない」という不満の声もあるそうです。

畿央大②

理学療法・看護医療・健康栄養と理系の学科が並ぶ中で、意外にも高校時代に文系だった学生も多く入学しているそうです。以下、1回生に聞いた高校時代の文理内訳をご紹介下さいましたので、掲載します。

理学療法:文系18%・理系64%・どちらでもない18%
看護医療:文系48%・理系35%・どちらでもない17%
健康栄養:文系56%・理系32%・どちらでもない12%

理学療法はさすがに文系比率が低いのですが、看護と栄養は半分が文系出身者という点は今文系として学習を進めている受験生たちにも勇気が持てるデータです。

また、これらの3学科は公募推薦及び一般2科型では理数を外した英国(現文のみ)で受験が可能となっているのも、文系の方々にとっては朗報ですね。

各種資格・国家試験合格率についてはどうなっていますでしょうか?

各種資格など最新の合格率は次の通りとなっています。ただ、管理栄養士に関しては合格発表がまだ行われていないので今回は合格率をご紹介できません。見逃せない点としては、今年看護医療学科の1期生が卒業したのですが、全員が看護師として合格しているという点です。

理学療法士 11年度 95.5%(全国平均82.4%)
看護師 11年度 100%(全国平均95.1%)
小学校教諭 11年度 61.9%
幼稚園・保育士 11年度 100%

実は、昨年・今年と理学療法士の全国平均合格率が大きく下がっているのですが、そんな中でも畿央大は全国平均を大きく上回る高い合格率となっています。

2012年3月卒業生の就職率の公表はありませんでした。この点については続報を待ちたいと思います。

畿央大③

入試についても触れておきましょう。

まずは今年度である2012年度入試結果について簡単に。

全学科の中で志願者数を減らしたのは看護医療のみ(昨年比94.9%)となっています。理由として考えられるのは「佛教大と摂南大での看護学部・学科新設」があります。今年の倍率低下に加えて、前述の通り1期生が看護師国家試験100%という実績を出したこともあり、2013年度は人気が出るはずなので、注意が必要でしょう。

2013年度入試に向けた情報です。

今回のオープンキャンパスではAO入試及び公募推薦入試の日程等が決定・発表されています。この辺りの入試を狙っている受験生は早速日程・科目等を確認しましょう。

また、変更点として、基礎学力方式に加えて2012年度では英文を読んで要約と日本語論述を行う「小論文」のみで選考する「小論文方式」を設けていたところを、2013年度は基礎学力方式に小論文をプラスする「プラス小論文方式」へと改められることが決定しています。受験予定者はご注意ください。