上宮中高 高校入試での人気は持続中

2012年8月7日 火曜日

上宮中高の塾対象説明会に行ってきました。

上宮中高

まずは大学合格実績についてです。

中高一貫生の大学合格実績ですが、2010年度は21名だった中高一貫生の国公立大合格者数、昨年2011年度は8名にまで激減してしまいました。今年は27名となり2010年度実績を上回って一安心です。

最難関国公立大の主な内訳は京都大0、大阪大3、神戸大1というもので、地方国公立や近畿地区でも中堅どころの大学の合格が多い様子です。

また、高校も含めた実績になりますと、2010年度は44名だった国公立大合格者数が昨年2011年度に32名に減少したものの、今年2012年度は48名と2010年度の実績をも上回りました。

共学化以降女子が2年続けて多数入学していることもあり、特にプレップのウリである「高大連携」の行き先に複数の女子大を今後追加する予定とされています。現時点で具体的な名前が挙がっていたのが梅花女子大と大阪樟蔭女子大でした。他にももちろんたくさんの大学と交渉をされているようなので、この点については今後も期待が出来ます。

では、2012年度入試結果です。中学入試からご紹介します。

募集定員を標準で40名減らし募集人員が120名となったこともあり、今春入試では入学者数は113名(うち女子は26名・23.0%)で、昨年度133名(うち女子は35名・26.3%)から大きく入学者数が減少しました。

結果として男子校としては最後の入試となった2010年度入試は過去最低の受験者数となってしまい、4クラス体制としており(それまでは5クラス)、共学初年度の昨年は4クラスを維持できていました。しかしながら、上述の通りとうとう今年は3クラス編成となってしまいました。

1次は87%の手続き率、他校と比べると少々低い気がします。

高校入試の2012年度入試結果を振り返りましょう。

パワーを60名⇒80名、英数60名⇒80名、プレップ240名⇒320名と、定員を増加させた一方で益々人気が出そうだったことから合格に必要となるラインが大きくアップすることが予想された今春入試でしたが、専願395名(昨年624名・229名減)・併願1554名(昨年1410名・144名増)となりました。難易度上昇を嫌い、専願者はより確実に合格が取れそうな学校へ流れたようです。

男子校として最後の入試となった2010年度は360名募集の所256名の入学者しか迎えることが出来ませんでしたが、共学化して状況が一転し、昨年は804名が入学(そのうち273名が女子)したのは記憶に新しい所です。内部進学者も含めると969名が入学しており、24組まであったという、大変な状況でした。

注目された今年は高校入試で557名(うち女子は217名)が入学、内部進学も含めると735名(19クラス)が入学しており、昨年よりは落ち着いた数ではあるものの、それでも19クラスもあるという、超マンモス学年になっています。

大学合格実績の稼ぎ頭となるパワーコースでは専願27名・併願56名の合計83名(うち女子29名)が入学し、そのうち42名・併願戻りの75%がいわゆる「トップ10」からの戻りとなっているそうです。3年後の大学合格実績に期待したいところです。

上宮中高の入試結果をご紹介しましたが、やはり高校入試のフィーバーぶりは昨年から続いていた模様です。