帝塚山中高 大学合格実績が上昇

2012年9月11日 火曜日

帝塚山中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

まずは2012年度入試結果です。

中学入試における今春の日程別実志願者数は以下の通りとなっています。

1次:301名(昨年273名)  2次A:842名(昨年727名)  2次B:411名(昨年384名)

コース別の入学者数は以下の通りとなりました。

男子S理35名(昨年45名) 男子英数96名(84名) 女子英数85名(昨年75名)
特進Ⅱ97名(昨年74名) 特進Ⅰ75名(昨年100名)

また、コース別の主な併願校についてもご紹介いたします。こちらは、アンケートで20名以上の記入があった学校としてご紹介いただいたところになります。

男子英数:東大寺学園・西大和学園・大阪星光学院・清風・大阪桐蔭・洛星・奈良学園・高槻・洛南・清風南海・明星
女子英数:四天王寺・清風南海・大谷・洛南・大阪桐蔭・奈良学園・神戸女学院・大教大池田・金蘭千里・奈良女子大附・京都女子
女子特進:大谷・奈良学園・四天王寺・奈良女子大附・大阪桐蔭・近大附属・大阪女学院

高校入試結果です。

男子英数206名(昨年166名)・女子5科631名(昨年562名)という受験者数で、入学者数は以下の通りとなりました。

男子英数17名(昨年10名)・女子英数9名(昨年7名)
女子特進Ⅱ9名(昨年6名)・女子特進Ⅰ8名(昨年8名)

出願者における府県別の構成比率は以下の通りとなっています。私立無償化政策が手厚い大阪府と京都府の構成比率が下がっているのが特徴ですが、特に大阪府にその傾向が顕著に見られます。

奈良県 70.9%(昨年59.2%) 大阪府18.5%(昨年26.9%) 京都府8.0%(昨年10.4%)
兵庫県1.3%(昨年0.8%) その他1.3%(昨年2.7%)

大学合格実績についてご紹介します。

全体の合格実績の中で、難関国公立大の実績を中心にご紹介しますと、東京大3・京都大10・大阪大10・神戸大17・国公立大医学部医学科22(防衛医大2含む)という実績になっています。特に国公立大医学部医学科については前年比147%の伸びで過去最高の数、奈良県で3位・近畿で14位という好結果となっています。

コース別に実績をご紹介します。

男子英数コースからは東京大2(浪人1)・京都大3(浪人2)・大阪大6(浪人1)・神戸大6(浪人1)・国公立大医学部医学科9(浪人6)、国公立大合計は60(浪人28)となりました。

女子英数コースからは東京大1(浪人1)・京都大7(浪人0)・大阪大3(浪人0)・神戸大8(浪人2)・国公立大医学部医学科13(浪人9)、国公立大合計は56(浪人14)となっています。女子英数コースからの大学合格実績で特筆すべきは、学年40位以下の生徒から京都大・神戸大・滋賀医科大といった所にも合格しており、「上位生だけが良い所に通っている訳ではない」ことを証明しています。

女子特進コースからの大学合格実績は、大阪大1・神戸大3を筆頭に国公立大43名で昨年よりも上昇、現役合格率は今春86%となりました。

今春卒業生は「中学入試において奈良県各校が近畿地区統一解禁日に合流した初年度の入学生」の卒業年であり、募集面でかなり苦労した年の入学者です。にもかかわらず大きく実績を伸ばしている点が特筆点です。大変なご苦労の末に実績を向上されたようなので、今回の卒業生を送り出すまでにかなりのノウハウを蓄積されたものと思われます。

ちなみに、来春は男子S理系1期生が卒業する年となっており、今春以上の実績が期待できるとのお話がありましたので、こちらも大変楽しみです。

2013年度入試情報です。

中学入試では、以下のような変更点があります。

①女子英数スーパー選抜クラス(1クラス)を中1から募集開始。
  ⇒ 従来は入学後に編成していたものを入試段階から分けて募集する形になる
②女子特進コースⅡクラスと同Ⅰクラスを1つにまとめて女子特進コース(3クラス)として募集。
③入試科目・配点・問題を全コース・クラス統一。算数は男女英数型をベースに出題。

なお、入試科目は3科4科選択制で、3科は算国理の1.2倍の450点満点で算出。4科は4科合計と算国理の1.2倍で高い方の得点で判定してもらえます。

入試日程については今春から変更はありません。

高校入試ですが、内部進学を含めて女子特進Ⅰは3クラス・他3つのコースは各2クラスの募集となります。外部からは各コースとも約15名を入学者として迎え入れる予定とされておられます。

今春の大学合格実績の上昇が呼び水となって、受験者が増えることが予想されます。帝塚山中高を志望される受験生は注意が必要かと思われます。