帝塚山学院泉ヶ丘中高 高校でコースの変更あり

2012年9月25日 火曜日

帝塚山学院泉ヶ丘中高の塾対象説明会に行ってきました。

帝塚山学院泉ヶ丘中高

2012年度入試結果です。

中学では総受験者数508名(昨年453名)・入学者数204名(昨年180名)と、昨年を大きく上回る数となっています。

特に医進(定員40名)の入学者数が今年80名となり、一昨年45名・昨年60名の流れになっていることも鑑みて特に注目されていることがわかります。昨年・今年と医進は2クラス体制とのことです。

1次での入学者は166名となり、この時点ですでに定員の160名を確保できたのも大きな特徴です。また、2回目の入試となる2次での入学者が32名となっています。後期は24名が合格、6名の入学を得られています。

併願者177名に対する聞き取りで判明した併願先ですが、最も多いのが清風南海(71)、次いで近大和歌山(16)、四天王寺(13)、清風と開智(各12)と続きます。また、2次合格者で入学をしてきた者の併願先は清風南海(15)・四天王寺(2)他となったそうです。2次・後期の併願状況を見ている限りでは清風南海と四天王寺の併願が多い様子でした。

コース別の合格者平均偏差値の経年変化ですが、特徴としては医進の平均値が下がっているという点があります。これは、合格者数を増やして2クラス体制とした結果起きたことであるとのことで、上位生は例年と変わらない数が入学している模様です。

高校入試結果です。

受験者数348名(昨年332名)・合格者数348名(昨年328名)・入学者数139名(昨年86名)と、中学と同じく入学者数が、しかも大幅に増えています。入学者数の大幅増の要因としては・・・

①専願受験者数が増えた(昨年49名⇒今年86名)
②併願の戻りが多かった(戻り率20.2%) 

併願受験者の公立高受験先としては泉陽(66)、鳳(64)、岸和田(34)、富田林(31)、泉北(国際文化)(29)、泉北(総合科学)(24)、和泉(16)、三国丘(14)、生野(文理・普通)(11)となっているとご紹介いただきました。

併願入学生の公立受験状況もご紹介いただきましたが、文理学科開設2年目にして三国丘や岸和田の文理併願・戻りが多く出始めているのが特徴です。

大学合格実績についてです。

卒業生233名に対し、国公立大合格者数86名。うち東京・京都・大阪・神戸大は合計で17名、国公立大医学部医学科には23名(一昨年20名・昨年18名)が合格しています。

2013年度入試についてですが、中学入試は大きな変更がないものの、高校入試でコース制の変更があります。

理数Sコースを廃止し、普通科理数コースと国際科の2コース制へ改めるのがそれで、前者が将来理系へ進学を希望する者を対象とし、後者は文系志望者向けの内容、それぞれの色を強くすることになっています。

従来の理数Sにあたる生徒たちに関しては、入学後高1・2時に理数コース内で「アドバンストコース」を編成する予定のようで、加えて高3になると理数コースの生徒の中で中高6年一貫コース生に混ざって授業を受けたいという者がおれば「理系上位コース」に編入が可能となっています。

こちらのエントリー「東大谷高 移転・共学化に向けて」でご紹介したとおり、最寄駅である泉北高速 泉ヶ丘駅前に新しく学校が移転してきます。開校以来泉北の地で頑張っておられる帝塚山学院泉ヶ丘中高。迎え撃つ側として次年度はどのような人気動向となるでしょうか。