園田学園中高 高校でコース制変更

2012年11月6日 火曜日

園田学園中高の塾対象説明会の様子をご紹介します。

園田学園中高

まずは教育内容のご紹介です。

中学校での学習の取り組みとしては以下のような特徴があります。

①茶道・華道・着付け・短歌俳句・書の作法・マナーを学ぶことで女性としての礼儀・作法を身につける
②「7つの習慣J」を用いて、なりたい自分になるための習慣を身につける
③生活表に学習計画や生活スケジュールを記入することで、自分で学習計画を立てる
④その日の宿題などに取り組む「push up room」、放課後の自習スペースで国数英の学習プリントに取り組む「step up room」を用意
⑤年3回(4・11・1月)の学力推移調査に参加することで、学習習慣・生活習慣をデータをもとに振り返る
⑥「大岡山合宿研修」「農村体験」「ニュージーランドのそのだクライストチャーチキャンパスでの研修」を通した感動体験
⑦朝のHR時間を利用して英語の発音練習・単語テストを実施する「モーニング学習」、先に紹介したニュージーランドでの2週間の研修、土曜の選択授業での英検対策講座を通した英語力アップ
⑧部活動と勉強の両立を奨励

併設高への内部進学時には出来るだけ特進コースへ上がってもらうように力をつけているとのことです。今年は全34名中12名が特進へ進学を果たし、昨年の7名や例年の2~3名といった所から大きく躍進したそうです。

続いては高校の教育内容です。

今春までは特別進学と総合進学で募集を行っていましたが、来春より総合進学を「総合」と「進学」の2つのコースに分割して募集することになり、3コース体制となります。

新しい「進学コース」は園田学園女子大への内部進学を中心としたコースとなりますが、園田学園女子大に無い学部・学科に関しては他大学への進学も可能となるように一人ひとりにあうきめ細かい進路指導を行うそうです。35名×4クラスの募集となります。その他の特徴点は以下の通りです。

①1年次はすべて共通科目とし、基礎学力の定着を図る。
②2年次からは以下5つの系統に分かれ、希望進路に合わせた学習を行う。
  「看護栄養系・大学理系」「児童教育系」「総合体育系」「生活文化系」「大学文系」
③園田学園女子大の先生による高大連携講座が年間10回程度ある。

園田学園女子大への内部進学に関しては①3年間の評定 ②評定には表れないクラブや課外活動等の取り組み ③3年10月実施の内部進学に関する試験 の3つで判定されることになるようです。しかしながら、推薦基準は学部・学科によって異なるものの、看護や管理栄養士に関連する学科・コースは評定4.0が基準と、高い設定になっているそうです。

「総合コース」は、社会で役立つスキルを身につけながら将来の進路や生き方を見つけるコース。これまでは選択とされていた茶道・華道・着付けが必修となるなど、女性に関する学びに重きを置かれている印象です。以下、その他の特徴点です。

①基礎学力の定着を図るため、国数英の3教科で習熟度別授業を実施。
②検定対策講座は「硬筆書写技能検定」「秘書検定」「ワープロ検定」を必須として取り組む。
③社会で必要とされる女性としての素養を身につけるため「女性学~女性の学び」を開設し、マナー・書の作法・女性と社会を学ぶ。
④農村体験や福祉介護体験など、特色ある体験学習でソーシャルスキルを養う。

2012年度入試結果です。

厳しい状況が続く近年の中学入試なのですが、今春は34名が入学、2クラス体制で運営されているそうです。参考までに、昨年17名・一昨年21名から大きく伸びています。

高校入試においては特進入学者が30名となり、昨年24名、これまで少ない時で10名程度だったところから大きく躍進しました。総合進学は受験者数が839名、昨年の715名から100名強の増加となっています。

2013年度入試ですが、中学入試は変更点なし、高校入試においては上記の通り総合進学コースを「進学」「総合」に2分割して募集することになります。