1問が明暗を分ける! 主要大 合格最低点周辺の人数分布②

2012年12月20日 木曜日

前回のエントリー「1問が明暗を分ける! 主要大 合格最低点周辺の人数分布①」の続きです。各大学が公表されている「合格最低点周辺の人数分布」をご紹介しながら、1問の重みについて深ーく考えていただくシリーズです。

前回のエントリーでは龍谷大と関西大のデータをご紹介しましたが、今回は関西学院大のケースを検証してみたいと思います。

合格最低点周辺の人数分布 関西学院大

1点差・2点差で不合格となった受験生が昨年(2011年度)の入試で合計30名、今年(2012年度)では22名もいたことになります。2点差ということは、まさに 「1問の間違いが明暗を分けた」形となります。

関西学院大の入試ガイド内には次のような記載があります。

「本学の一般入学試験の合否は総合点によって判定されます。したがって、1点の重みは大きいものがあります。学部によってはボーダーライン上に、多く の受験生が集中します。せっかく答えを導いても、スペルミスやマークセンスの記入ミスなどのケアレスミスが合否に大きく影響します。1点でも多く得点する ために、気持ちを落ち着かせ、集中力と持続力をもって解答してください。時間があれば答案の見直しをすることも大切です。」

私立大入試においてはマーク式の解答となっている所が多くなっている昨今です。たった1つのマークミスで得点順位が大きく入れ替わります。ケアレスミスをしないことは当然ですが、せっかく考えて導き出した答えを間違ってマークしてしまうことも、ご法度です。

さて、関西学院大からのメッセージにある「スペルミス」という言葉に焦点を当ててお話を進めたいと思います。

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