大阪経済法科大 経営学科を新設予定

2013年6月6日 木曜日

大阪経済法科大の高校・予備校対象説明会に行ってまいりました。

同大は1972年に開設され、今年42年目を迎えておられます。昨年、近鉄八尾駅前に新キャンパスが完成しており、地上12階建ての全館にICT環境を備え、専用自習室も完備するなどの次世代型教育空間となっており、既存の花岡Cから無料スクールバスで15分で移動可能となっています。

また、長らく400名だった募集定員が今春より580名に増加。今春は588名の入学者を迎えているなど、勢いがある大学です。

そんな大阪経済法科大ですが、経済学部内に来春経営学科を新設される予定になっています。これにより、2学部3学科12コース体制となります。各学
部・学科・コースの設置状況は以下の通りとなっています。

経済学部
経済学科 グローバル経済コース、金融経済コース、地域デザインコース、総合政策コース
経営学科【New】 マーケティングコース、グローバルビジネスコース、会計ファイナンスコース、ビジネスマネジメントコース

法学部
法学科 公務員コース、ビジネスローコース、法曹コース、国際関係コース

新たに設置される予定の経営学科は「国際・社会・心理の3つの視点から現在のビジネスをタイムリーに学ぶ」ことが目的とされています。細かい内容については大学HP等でご確認いただきたいのですが、ご注意いただきたい点の1つとして「教職課程は経営学科では履修は不可」という点です。ただし、他2学科では履修可能となっていますので、学校の先生を目指す方は既存の2学科を選ぶようにしましょう。

入試制度について簡単にご紹介します。こちらの大学では非常に豊富なラインナップを揃えておられます。以下、推薦と一般に関する内容を短くご紹介します。

公募制推薦入試
基礎素養検査と調査書を点数化して合否を判定。取得資格や志望理由書を加点評価する入試方式もあったり、取得資格をフルに活かすことが出来てなおかつ入学後は資格講座を4年間無料で受講可能となる資格特別推薦試験(専願制)もある。女子受験生には公募制女子推薦試験というものもあり、資格講座4年間8講座無料、留学コース採用など女子限定特典が豊富。

一般入試及びセンター利用入試
成績優秀者最大100名(経済学部50名、法学部50名)を特別奨学生として初年度学費全額免除。国公立や他私立大の合否を見てから入学手続きが出来る日程を設定。

なお、2014年度入試より3学科間の併願制度を導入されることになっています(併願料は無料)。ただし、公募(前期)・公募女子(前期)・一般A・一般Aプラス資格・センター利用Ⅰ期の各方式に関しては2学科(経済・経営)間の併願しか設定されていませんので、ご注意下さい。

申込開始 2013年第1回清教中学模試

2013年6月5日 水曜日

清教学園中のプレテスト、と言ってもいいでしょう。「清教中学模試」の第1回が早くも7月に開催されますので、ご紹介をいたします(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

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第1回 清教中学模試

日時・場所:2013年7月16日(月祝)清教学園
試験科目:国語・算数(各60分 各100点)
申込期間:6月5日(水)より申込み受付開始(6月26日(水)16:00締め切り)

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特徴としては、この7月と11月の2回実施して下さるという点です。特にこの7月に実施される模試は、清教学園中を第一志望とする受験生にとっては夏休みの学習計画を立てる上で大変重要なものとなります。

なお、今回は「国算2科及び特待生判定ナシ」ですが、秋(11月4日(月)実施)の分では「4科及び特待生判定アリ」となっています。まずは国算2科での実力を測り、その後対策を進め、入試がより近い時期となる11月には4科での受験、という風に無理なく学習を進めていきましょう。

近畿大 近大入試まるわかりセミナー 開催

2013年6月4日 火曜日

近畿大では、近畿地区各地の会場に出向いて大学や入試に関する説明を行う「近大入試まるわかりセミナー」を6月から開催されます。

詳しい会場や内容については次の通りです(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

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近畿大 近大入試まるわかりセミナー

日時・場所:
6月10日(月) 和歌山会場(ホテル グランヴィア和歌山 6F・ルグラン)
6月14日(金) 奈良北会場(秋篠音楽堂ならファミリー6F)
6月17日(月) 奈良南会場(橿原ロイヤルホテル3F・大原の間)
6月18日(火) 津会場(アストプラザ(アスト津)4F・アストホール)
6月20日(木) 神戸会場(三宮研修センター6F)
6月24日(月) 京都会場(メルパルク京都6F)
6月24日(月) 名古屋会場(ウインクあいち10F)
6月25日(火) 大阪北会場(ナレッジキャピタル カンファレンスルームタワーC 8F)
いずれの会場も17:30~19:15

内容(近大HPより転載):
DVD放映 入学式の様子やキャンパスなどを紹介。近畿大学の雰囲気を伝えます。
近大入試まるわかりセミナー 本学の入試アドバイザーが、「オリジナル資料」で入試制度を詳しく説明します。
資料閲覧配布コーナー 入試問題集や大学案内、学部パンフレットなども配布。奨学金や就職関連の資料も閲覧可能です。
個別相談コーナー 入試や学生生活、就職、資格取得など、入学前から卒業まで幅広い質問にズバリ答えます。

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2013年度入試結果分析や最新の近大トピックスをお話しいただけるそうです。受験を予定している方はどちらかの会場で参加するようにしましょう。

初芝立命館中高 2年連続90%以上が立命館大へ内部進学

2013年6月3日 月曜日

初芝立命館中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

中学入試ですが、志願者数186名(昨年242名・一昨年333名)・入学者数91名(昨年107名・一昨年120名)と、志願・入学ともに年々ダウンしているのが気になります。

一方で、高校入試は1.5次も含め、志願者数856名(昨年748名・一昨年923名)・内部進学を含む入学者数364名(昨年352名・一昨年386名)となりました。昨年大きく減らした志願者が今春は増え、入学者数も募集定員である360名を超える人数を得られています。昨年の大幅ダウンは、立命館との提携後初めての中学入学生を内部進学として迎えたため募集人数が大きく減ることになっており、特に立命館・グローバルSの両方のコースで合格に必要となる成績が高騰することが予想されたことが原因でしたが、それがひと段落した今春は受験しやすかったこともあって、受験生が再び集まったのではないでしょうか。

やはり気になるのが「立命館大への内部進学」です。

昨春は2009年の提携後初めて迎えた入学生が卒業を迎えた年度でした。96名いた立命館コース生ですが、結局この到達度検証試験に挑んだのが83名、そのうち試験に合格したのが73名、うち70名が立命館大・3名が希望によりAPUへ内部進学されています。また、この検証試験に通らなかったものの英語力があった3名に関してはAPUから推薦をもらえたことで同大へ進学された方もいらっしゃいました。よって、83名中76名、91.6%が立命館大への内部進学を実現した形となりました。

それに続く今春の2期生ですが、132名が立命館到達度検証試験を受験し、結果121名が立命館大へ、7名がAPUへ内部進学されています。よって、希望者132名中128名、97.0%が立命館大への内部進学を実現したことになります。

2年続けて「希望者の90%が立命館大へ内部進学を実現している」ことは、連携・提携校の面目躍如といったところでしょうか。

昨年は到達度検証試験の中身を詳しくお教えいただいたのですが、今年は基準をお教えていただけませんでした。基準を毎年見直されているようで、「現高3にも新しい基準をアナウンス出来ていないから」というのが基準非公開の理由とされていました。

学部別の内部進学者数に関しては次の通りとなっています。

(さらに…)

2013年度中学入試 結果分析① ~府県別受験率~

2013年6月1日 土曜日

2013年度の中学入試が終了して随分立ちますが、ゴールデンウィークを過ぎた辺りから各学校の説明会が行われるようになり、入試結果をお聞きする機会が増えています。

改めて「今春2013年度入試がどうだったのか」を考えるようになり、入試終了直後には見えてこなかったこともこの時期だからこそ見えてくるようにもなっています。

そんなことも含めまして、当ブログをご愛読の皆さまに向け、簡単ではありますが今春の中学入試結果について今回から数回のエントリーに分けてご紹介をしていければと思っています。6月中の毎週土曜日に更新をする、5回シリーズとしてお送りする予定にしています。

今回はまず、近畿2府4県の中学受験率について検証してみたく思います。

まずは、大阪府のデータからご紹介します。

青い棒グラフは当該年度の小6児童数を示し、緑の棒グラフ(ほとんど違いがわかりませんが)はその年度の「統一解禁日 午前」に大阪府の私立中を受験した生徒の数、となります。そして、これら2つの数字を使って出た数値が赤い折れ線グラフである「中学受験率」となります。

不況や公立高校の改革が進められていることもあり、ここ数年は受験率が低下傾向にありましたが、今年度は昨年から少しだけ上昇しています。

兵庫県はどうなっていますでしょうか。

残念ながら、兵庫県では受験率の低下傾向に歯止めがかかっておらず、昨年度から更に0.4ポイントのダウンとなっています。考えられる原因としては、「私立高校在籍者に対する支援制度が大阪府や京都府に比べて充実していない」ことが挙げられます。「生活保護世帯については、国の就学支援金と併せ、全国平均授業料(約36万円)相当額を補助」となるなど、明らかに大阪府や京都府の支援制度と比べて基準が厳しいものとなっています(更に詳しい制度内容についてはこちらからご確認頂けます)。

このこともあって、私立が敬遠されていることが考えれます。

京都府の状況です。

今年度も含め、京都府では過去4年に渡って受験率の低下を食い止めているだけでなく、先にご紹介した大阪府や兵庫県と比べると高い受験率となっているなど、あらゆる面で良い状況となっています。

この3府県も含めた、近畿地区2府4県の受験状況は次の通りとなっています。

今年度の結果では、このようにこれまで低下が続いていた受験率に歯止めがかかっています。

それに加え、こちらのエントリー「大・大・大盛況! 大阪私立女子中学フェスタ」でご紹介をしました通り、大阪の私立女子中が全校集まるこのイベントにおける動員数が大幅に増加しており、来場は「700組弱、2000名ほどだった」との話もあります。

また、この4~5月に受験生向けに説明会やオープンスクール等を開催された学校さん複数にお話を伺ったところによりますと、(お話を伺えた)どの学校さんも「昨年同時期のイベントと比べて来場者数が増えている」とおっしゃっています。

・・・先にご紹介をした「受験率低下に歯止めがかかった」ことと、大阪私立女子中学フェスタに代表されるような入試イベントにおける動員数増加を考えますと、ひょっとすると「中学入試の復活」となるのではないでしょうか?

次年度入試に向けて、学校や学習塾にとっては大変明るい(受験生にとっては歓迎したくないことかもしれませんが)こととなりそうです。

次回のエントリーもお楽しみに。