東山中高 過去最高の最難関国公立大合格者数

2013年7月17日 水曜日

東山中高の塾対象説明会に行って参りました。

当ブログでは初登場の学校です。

タイトルにもあります、大学合格実績についてご紹介を致します。

今春の現浪合計の国公立大学の合格実績は以下の通りです。

国公立大 68名(昨年78名・一昨年63名)
うち 京都大5名(昨年3名・一昨年2名)
うち 大阪大6名(昨年3名・一昨年0名)

「最難関国公立」と東山中高で位置づけされている東大・京大・阪大・東京工業大・国公立医学部医学科合格者の合計は18名(昨年11名・一昨年9名)となり、これら最難関と定義付けしている4大学+医学部医学科の合計が過去最高をマークしています。

卒業生の合格校分布ですが、現浪合わせて国公立14%、早慶上理MARCH4%、関関同立28%、産近甲龍21%、その他私立大33%という内訳になっていることもご紹介いただきました。

コースごとの詳しい様子です。

中高一貫コースであるユリーカ及びエース、高校からの入学となるパスカルとスーペリアからの国公立大合格者数は以下の通りです(カッコ内は現役)。

ユリーカ(26名卒業) 23名(19名)
エース(62名卒業) 30名(25名)
パスカル(26名卒業) 10名(7名)
スーペリア(37名卒業) 3名(1名)

中高一貫の2コースに比べ、パスカルとスーペリアの実績が見劣りするのが否めません。特にスーペリアに関しては国公立大には対応しきれていない、という現状です。

明るい材料を拾ってみますと、今春はエースからも滋賀医科大の合格が出ており、「国公立大医学部だったらユリーカじゃないとだめ」というワケでもなくなりつつある点があります。

また、ユリーカ生の私立大の受験状況についてですが、同コース現役生の私立大合格校は早稲田・慶應・同志社・立命館・東京理科の5大学のみとなっているそうで、これらの他は受験すらもしていないそうです。

上記の他に設置されているコースとしては、クレセントとトップアスリートがあります。クレセントからは全員が私立大に進学し、ほとんど浪人もいないそうです。大学進学の割合は90%程度で、その94%が指定校推薦等年内の入試での進学となっているのが特徴です。また、トップアスリートからは昨年・今年と浪人生は出ていません。

先述の通り、今春は最難関国公立大の合格者数が過去最高になったのですが、現高3生の学力も今春卒業生のものと遜色ないものになっているようです。最難関・難関の国公立を狙えるゾーンにいる生徒数が今春卒業生と同程度いる上に、今年5月の河合塾全統マークの偏差値も今春卒業生のものとほぼ同値となっており、引き続き実績に期待が持てる状況にあることをご紹介いただいています。来春も期待したいところです。

今春入試の結果に関してもご紹介します。まずは中学入試から。

受験者数トータルは565名、昨年538名・一昨年522名から着実に増やしています。統一解禁日参入から3年目、大きな入試制度改編が無いにも関わらずこれだけ堅調に伸びている、ということで非常に良い傾向にあります。

コース別に見ますと、エースが124名で昨年95名から大きく伸ばしている一方で、ユリーカで2名減となっています。

前期・後期別だと・・・

前期 348名(昨年350名・一昨年323名)
後期 151名(昨年134名・一昨年156名)

となっており、後期で増やしているのがわかります。

複数回受験者が増えており、志願合計449名中前期Aのみ0名・前期Bのみ151名・後期のみ87名、一方で前期AB後期の3回志願が52名(昨年35名・一昨年40名)と大きく増えています。前期でエースに合格しながら後期にユリーカをチャレンジした者の中で今年は4名合格者が出た、とのことですが、過去には10名居た時もあるそうです。前期で合格通知をもらった後も果敢にチャレンジすると上位コースで合格する、という可能性もゼロではないようです。

気になる点があります。今春の後期入試の合格最低点が341点となり、昨年316点から大きく上がってしまっています。これが来年度の志願者減につながるのではないか、という心配があります。

続いて、高校入試内容です。

志願者数744名(昨年769名・一昨年676名)で、昨年から減っています。今年は昨年から11名増となった併願受験者数ですが、長期的に見ると今年以外は併願受験者が毎年減っており、厳しい状況が続いています。

しかしながら、なんと2年連続定員を充足する入学者数を確保しておられます。

コース別に受験状況を見てみますと・・・

パスカル 203名(昨年188名・一昨年165名)
スーペリア 130名(昨年152名・一昨年120名)
クレセント 373名(昨年389名・一昨年356名)
トップアスリート 38名(昨年40名・一昨年35名)

となっており、パスカルで増加していることがわかります。特にパスカルのB日程併願が昨年88から今年109と増えており、「洛南 ⇒ 東山B日程パスカル ⇒ 公立(堀川?)」という受験の流れになっているのではないかと思われます。

なお、スーペリアは公立Ⅱ類との併願が多いそうです。

大学合格実績が上り調子になってきているので、受験生からの人気もより集まると思われます。

便利! 東京都高校入試カレンダー

2013年7月16日 火曜日

東京都の教育委員会HPには、都立高と私立高の入学者選抜についての予定をカレンダー形式にまとめたものを掲載されています。せっかくですので、こちらのブログでもご紹介致します(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

※このカレンダーは平成25年4月現在の予定を示したものです。今後、変更される場合があります。

このカレンダーの中には、高校入試を迎える生徒の皆さんんは大変重要となるイベントである「都立高校等合同説明会」や「東京都私立学校展(進学相談会)」などが事細かに掲載されています。今のうちに予定を確認し、参加すべきイベントについては今から予定をたてておきましょう。

東京都は大変便利なものを作られていますね。

立命館大 志願者・合格者数とも微減で倍率3.0倍を維持

2013年7月15日 月曜日

立命館大の高校・予備校対象説明会に行って参りました。

大学の概要です。

全国各地から受験生が集まる大学として有名ですが、全国:近畿の比率が次のように推移しています。

2013年度 53:47
2012年度 54:46
2011年度 52:48

ということで、近畿地区の占有率が全国のそれよりも低く、ここ数年は近畿地区の入学生構成比が半数を割って全国から学生が集まる傾向が強い現状。
となっています。

2015年にはJR茨木駅前に新キャンパスを開設予定とされています。移転対象となる学部は衣笠Cから政策科学部、BKCから経営学部の2つです。また、他に心理系1学部を近々新設、将来的には国際系学部の新設も計画されているとのことでした。

2014年度入試でこれら2つの学部に入学した場合、2回生でキャンパスの移転に当たります。ご承知おきください。

就職と進学についても少しだけ。今春就職決定率は93.0%。2010年度93.4%⇒2011年度91.7%⇒2012年度91.4%と推移していますので、2010年度水準にまで戻った、という感じです。また、大学院進学率は13.5%(昨年14.3%)で、特に理系は6割程度が大学院へ進学するとのことでした。

2013年度入試結果についてご紹介します。

今春入試における変更点は次のようなものでしたので、おさらいを致します。

①入試名称の変更(名称だけで出題形式・傾向に変更なし)
スタンダード3教科型(文系A方式・理系A方式) ⇒ 全学統一方式(文系A・理系A)
特定科目重視3教科方式 ⇒ 学部個別配点方式
薬学部スタンダード3教科型(薬学A方式) ⇒ 薬学方式(薬学A)
②英文記述問題を課す英国2教科型(W方式)を廃止
③情報理工学部の英国数3教科型を「センター試験併用方式(英国数型)」に変更
④3月入試における文系3学部(産業社会・国際関係・経営)の学部間併願が廃止に

上記のうち④が受験生側に手痛い変更となりましたが、一部学部ではやはりつらい状況になったようで、国際関係で志願者対前年比40.9%、経営で同47.2%となっています。ただし、一般後期自体は昨年比102.4%と、逆に増えているのが特徴です。

立命館大では「予約採用型奨学金」というものを400名の枠で募集しておられますが、有資格者のうち今春は100名強が入学されたとのことでした。

トータル志願者数・合格者数は以下の通りとなっています。

志願者数
対前年比97.1%・82,637名(昨年は112.5%・85,138名、一昨年は97.3%・75,683名)

合格者数
対前年比97.7%・27,047名(昨年は103.0%・27,674名、一昨年は104.9%・26,857名)

倍率
3.0倍(2010年度3.4倍⇒2011年度2.8倍⇒2012年度3.0倍)。

特にセンター試験利用型入試以外の立命館大が独自で実施している入試形態での志願者が昨年から約50名の増と踏ん張れた一方、センター利用型で約2,500名落としていますが、大学関係者は一般型での受験者数維持に喜んでおられる様子でした。

特にセンター利用での減少のうち、最も高いラインが要求される「3教科型」と、後期(4教科)で志願を大きく減らしているのが特徴です。やはり少ない科目で出願出来る型については「私大型(つまり3教科しか勉強していない方)」の受験生が多いでしょうから、センター試験の平均点ダウンで一気に意識の外へ押し出してしまった、ということになりますでしょうか。

学部別に見ると、法学部が前年比104.3%と人気が回復しています。また、国際関係が前年比71.4%と、全国的な国際系人気の追い風の中2年連続増加がストップしてしまい、反対に大きく減少しています。恐らくは同志社大の新しい学部の設置が影響しているものと思われます。また、昨年は前年比83.9%となったスポーツ健康科学部が、反動で今年は前年比119.7%という人気を得ています。

センター利用型入試についてですが、センター試験の難化もあり、一部でかなり低いラインとなっているようです。特に経済学部の2学科は60%台でラインが引かれていると思われるような「お手頃」なラインになった所も出てきたようです。

一般入試における選択科目の状況ですが、日本史が圧倒的に多い中、世界史と文系数学では後者の方が4年連続で多いそうです。数学だと「一発逆転」が狙えるというのも魅力に映っているのかもしれません。

最後に、2014年度入試についてです。

昨年同様、変更点が多数あります。

①文学部の学部個別配点方式を、2日間実施から1日実施へ(2/4分を廃止)
②生命科学部の後期分割方式における3併願・4併願の廃止(ただし、最大2併願までは可能)
③AO選抜入試の廃止(以下3つ)
・経済学部(課題図書レポート方式)
・文学部心理学域(課題論文方式)
・文学部コミュニケーション学域(課題論文方式)
⇒ ③により経済学部及び文学部心理学域に関してはAOの実施が皆無となる

長浜バイオ大 バイオ系の単科大学

2013年7月12日 金曜日

長浜バイオ大の高校・予備校対象の説明会にお邪魔してきました。

当ブログでは初登場となります。

長浜バイオ大の沿革を簡単にご紹介します。

同大は2003年開学。設置者ですが、長きに渡って京都では3大予備校と肩を並べていた予備校である「関西文理学院」を運営している関西文理総合学園(現在予備校はすべて閉校、校舎は大学の烏丸及び河原町キャンパスとして利用されています)です。

日本初のバイオ・生物学系単科大学として開学しましたが、開学当初から学科が増えて、今では「バイオサイエンス学科」「アニマルバイオサイエンス学科」「コンピュータバイオサイエンス学科」の3つの学科が設置されています。

就職関連です。

本年度の就職決定率は93.2%。昨年92.0%・一昨年88.2%と年々良化しているものの、最も就職率が高かった2007年度入学(2期)生の99.2%までにはまだ回復していません。

業種別比率は次の通りです。

医薬品関連 6.7%
医療・理化学機器 4.7%
環境・臨床検査・受託研究 10.7%
化学 4.7%
食品 16.0%
IT関連 3.3%
金融・商社・メディア 6.0%
農業 2.7%
その他 45.3%

医薬品関連は1期生では31.3%と高かったようですが、近年では学部卒は研究・開発では採用しない方針を企業がとっているため、数値が年々下がっているそうです。反対に、近年は食品が高い比率となっているそうです。

大学院へは今春62名(卒業生の25%)が進学しています。うち約3/4となる45名が長浜バイオ大の院へ進学、他は1名を除いて国公立の大学院へ進学しておられます。

長浜バイオ大では「就業力育成支援」に注力されており、大学がこれまで獲得した3つの「文部科学省GP」のうち2つが就職関連事業となっています。また、同大のキャリア教育では、学びの質を「学内・受動的」なものから「学外・能動的」なものに、1~3年次にかけて転換していく方策がとられており、社会に出てからも役に立つ人材の育成に努められています。

2013年度入試結果です。

志願者数2,162名となり、前年比84%と激減しています。これまで4年連続で志願者増が続いていたが今春でストップしてしまいました。なお、実志願者数は前年比90%と、こちらも大きく減っています。

学科別志願者状況は以下の通りで、特にアニマルバイオが芳しくありません。恐らく、看護・薬・その他医療技術系の志願動向が良好なため、それらの分野に理系志願者を取られたものと思われます。

バイオ 88%
アニマルバイオ 77%
コンピュータバイオ 83%

入試方式別では、公募制推薦67%、センター利用76%の2つの方式で大幅減少となっています。ただし、公募制推薦入試と一般前期では合格者の手続き率が高く、一般後期で高倍率となったそうです。次年度入試では一般後期でも合格者数を出せるよう、定員は残しておく(つまり、公募・一般では合格を今年よりは絞る)との発言がありました。なお、この傾向は他の中堅~下位の私立大でも起こっていますので、現高3生は注意が必要です。

志願者における女子の占有率が今春27.9%(昨年25.9%・一昨年21.3%)と年々上昇しているのが明るい材料です。

バイオ系の単科大学という、大変珍しい長浜バイオ大のご紹介でした。

大阪府公立高 学区別合同説明会2013

2013年7月11日 木曜日

大阪府の公立高は毎年学区ごとに全校合同の説明会を開催されています。

今年2013年に実施される各学区の合同説明会日程を一覧にまとめました(画像をクリックすると拡大します)。

旧第7学区で10月の実施もあるという例外があるものの、昨年同様、今年もどの学区も8月末~9月頭で説明会を終えてしまいます。また、旧第9学区などは7月に早くも説明会を実施するなど、説明会日程を前倒しし、受験生に早くからアピールをするという方針を取られています。

来る2014年度入試に向けても、大阪府の公立高は受験生の早期囲い込みに相当神経を使っている、そんな気がします。

相愛中高 伝統校回帰を目指して学校改革に着手

2013年7月10日 水曜日

相愛中高の塾対象説明会に行って参りました。

「教職員に立ちあがってほしい」
「生徒の授業満足度が低い」
「生徒間の学力差が大きくなっている」
「今までの学習で穴が開いていたり、つまずきがあったりする」
「昨今保護者が子どもの教育に関わりにくい」
「将来に対して不安を抱く子どもが多い」

といった学校内のご事情があり、学校改革に着手されることになったそうで、説明会の冒頭に以下3つの宣言をされました。

①相愛は伝統校回帰を目指します
②変わるべきは教師側の意識であると考えます
③女子力を養います

改革の中身の1つとして、高校普通科進学コースの刷新が予定されていますので、ご紹介します。

・「専攻選択コース」と名称を変更
・午後の授業を生徒一人ひとりが選択
・2年生から得意分野、進路に関わる科目に特化したカリキュラムを組める(10単位程度)
・文系、理系、文理系、看護系、管理栄養系、幼児教育系、教養系といった「系」を作り、選ぶ
(系は進級時に変更可能)
・3年生で開講していない科目でも進路上必要な科目であれば下級生のクラス等に混ざって受講可能

また、「ブラッシュアップENGLISH」という授業も専攻選択コースでは開講される予定です。これは、週2~3時間、高1時は学年単位で習熟度別クラス編成をし、高2以降は習熟度の高い生徒は学年を超えてクラス編成をする一方で、習熟度不足の生徒は学年単位で無理なくじっくり取り組む、というシステムです。

入学前のフォローアップと入学後の「e-ラーニング」も導入されるご予定のようです。特にe-ラーニングは小5~高3の内容を網羅し、先取り及び遡って学習することが可能となっています。

「女子力アップ」の部分については、茶道・華道・着付け・マナー講座でフォローされます。これは、相愛中高が以前から得意とされてきたところです。

2014年度入試に関する情報です。

まずは中学入試。面接が「保護者同伴」から「生徒のみ」に変更になる以外、大きな変更点はありません。

入試日程は以下の通りとなることが発表されました。初日午後入試に参入されます。

1/18(土)AM  1/18(土)PM  1/20(月)  1/22(水)

高校入試です。

先にご紹介をしました、普通科進学コースが専攻選択コースに変わることの他に、音楽科に関しては、募集定員に満たなかったのみという制限があるものの、二次試験として3月22日(土)に入試を行うことが予定されています。

なお、他は従来通りで、変更点はありません。

学校改革に着手されるということで、これから種々の困難が待ち受けていることと思います。今後の展開を見守りたいと思います。

阪神地区中高一貫女子校 女子教育セッション2013 開催

2013年7月9日 火曜日

阪神地区の女子校11校が会場に集まり、ブース形式の個別相談会を実施する「阪神地区中高一貫女子校 女子教育セッション2013」が開催されます。詳しくは以下の通りです(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

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女子教育セッション(阪神地区 中高一貫女子校 個別相談会)

日時:2013年7月11日(木)11:00~15:00(10:30受付開始)
場所:ガーデンズホール(阪急西宮ガーデンズ4階)
内容:各学校の担当者による個別相談

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参加校数ですが・・・

2009年 7校
2010年 10校
2011年 9校
2012年 11校
2013年 11校

となっています。

龍谷大 2014年度は入試制度面で大きな変更はなし

2013年7月8日 月曜日

龍谷大の高校・予備校対象説明会にお邪魔しました。

龍谷大では、学部の新展開として以下2つのことが予定されています。

①農学部 新設
・2015年に瀬田Cに農学部を開設予定。定員は400名を予定。
・仏教の「食とは他の命を頂くこと」との考えに則り、安全・安心を目指すため食の生産・流通・消費・再生に倫理観を持ってあたることを基盤とした教育内容とする。
・農学部というと理系だが、龍谷大の農学部には「食料経済学科」という文系学科も設置される。

②国際文化学部 深草Cへ移転
・農学部開設と同年2015年に、国際文化学部が瀬田Cから深草Cに移転する。

農学部に関しては、こちらのエントリー「龍谷大 2015年春 瀬田キャンパスに農学部を新設」で詳しくご紹介していますので、合わせてご参照ください。

就職実績・学生サポートについてご紹介します。

今春の就職決定率は93.8%(短期大学部含む)で、昨年93.6%とほぼ同値となりました。なお、4年制学部のみで93.4%、短期大学部は100%となっています。

就職進学希望者全体における進路決定率は以下の通りとなっています。

大学全体93.8%  文系93.1%  理系94.8% 短大100%

また、主な資格合格者等は以下の通りです。

中学校教員採用数69名(全国13位)
社会福祉士合格者数147名(全国4位)
精神保健福祉士合格者数25名(全国10位)

就職支援に関して注力されておられます。それを示すものとして、就職支援部署の職員数全国5位、インターンシップ参加学生数全国8位、学生の就職活動状況把握率100%といった特徴的な数値を今回ご紹介いただきました。

学内での様々な就職向けの取り組みはもちろんですが、地方出身者の保護者を対象として全国を回って成績に関する懇談会を実施しているなど、保護者に対する学業面でのサポートもしっかりやられています。下宿生の様子が気になる保護者の方にとっては大変ありがたい制度ですね。

今春2013年度入試の結果についてです。

入試区分別の志願者数前年比(カッコ内は合格者数前年比)は以下の通りとなりました。

2教科型公募推薦104.4%(102.2%)
一般A105.7%(96.9%)
一般B98.5%(66.9%)
一般C116.5%(112.0%)
センター前期99.0%(93.0%)
センター中期79.5%(56.2%)
センター後期87.5%(71.2%)

これはあくまでも予想ですが、2013年度入試ではまず公募推薦で合格者を拾える限り拾った後で、一般ABで合格を絞ってラインを高くしたが手続き者が思ったよりも少なく、仕方なく一般Cで多めに合格を出して入学者を確保した、という流れになったのではないでしょうか。

なお、昨年は文学部に臨床心理学科を新設したことで公募推薦・一般・センター利用の合計で実に2,500名、文学部全体の志願者数の約1/4もの志願者数を集めたということがあったので、その点を考慮すれば今年は公募推薦・一般入試は「集まった」方ではないだろうか

また、上でご紹介した結果を見ている限りでは、センター利用型は全般的に合格者を絞っており、厳しいものとなったようです。

来る2014年度入試に向けてです。

大きな変更点は予定されていません。入試のポイントは以下の通りです。

①多くの受験機会と多彩な入学試験が用意されている。
②1日に複数出願が可能。
 ・2つの入試方式(型)を使い、同一学部(学科・専攻)に出願可能
 ・1つの入試方式(型)を使い、複数の学部(学科・専攻)または同一学部の学科・専攻に出願可能
③受験料が優遇されるだけでなく、インターネット割引や受験料返還制度もある
 ・2教科型公募推薦入試で、同一試験日に2出願する場合
 ・一般入試ABCで、同一試験日に複数出願する場合
 ・インターネット出願の場合、入試日程(同一出願期間)単位において、受験料総額から5000円割引される
 ・受験料返還は、短期大学部社会福祉学科のセンター試験利用入試(中期)は除く
④入学時奨学金制度がある
 ・一般入試ABのスタンダード方式(文系・理系型)で、総合点得点率80%以上の合格者
 ・センター利用(前期)で入試成績上位(学部によって対象数は異なる)の合格者
 ・英語型国際文化学部公募推薦入試で入試成績3位以内の合格者

梅花女子大 ファッションビジネスコースを新設

2013年7月5日 金曜日

梅花女子大の高校予備校対象説明会にお邪魔してきました。

教育内容について簡単にご紹介します。各学科の近況や内容は以下の通りです。

看護学科
・国家資格全員合格に向けて、模試結果による弱点個別指導
・「多様な実習先」で得られた経験により、様々な病院への就職活動中

こども学科
・読み聞かせの豊富な実地体験(こうめ文庫)と、本格的な絵本製作(卒業制作)
・ピアノ指導の補強(初心者には個別指導)
・幼稚園・保育所への影響力が強い教員がおり、強力な就職活動の補助となっている

心理学科
・特別支援教育(知・肢・病)の教員免許取得が可能に
・アニマルセラピー犬「梅ちゃん」に続き、「花ちゃん」も加入
・さらにアニマルセラピーコースが充実

食文化学科
・1期生である2年生がキャンパス内で「学生食堂」を開店、調理だけでなくホスピタリティやマネジメントについても勉強中
・さらなるインターンシップ先を開拓中

情報メディア学科
・ファッションビジネスコース追加によりさらに学びの幅を拡大

日本文化創造学科
・1年生から京都研修をスタートし、教員とともに学ぶ体制を充実

国際英語学科
・1年生全員に本留学(2年生夏)前に「ハワイ研修」を実施(本人負担なし)

上記でもご紹介しましたが、2014年度より文化表現学部情報メディア学科内にファッションビジネスコースを新設されることになっています。アパレル販売・企画営業という女性に人気の職種にターゲットを絞った内容とされるなど、各種情報は次の通りです。

ターゲットとする業種:
ファッションディレクター、マーチャンダイザー、バイヤー、営業担当、広報担当
エリアマネージャー、店長・ショップマネージャー、ファッションアドバイザー

学びの流れ:
1年次「ファッションの基礎知識+基本的なPCスキル」
2年次「ファッションビジネスの資格取得+企画や制作」
3年次「ファッション業界の研究+ITや広告ビジネスなど多方面に視野を広げる」
4年次「4年間の学びの集大成、卒業論文や卒業制作に取り組む」

目指せる資格:
ファッションビジネス能力検定試験、ファッション販売能力検定試験、色彩検定試験
JMAメイクアップ技術検定試験、販売士、日商簿記検定

2014年度入試に向けた各種変更点は以下の通りです。
①入学金+4年間授業料全額免除となる「一般S特待生」が新設
 (文化表現学部3学科各4名、他学科は各6名)
②公募制推薦特待生(得点率80%かつ合格者上位10%に認定されれば初年度授業料半額目所)が、看護学科のみから全学科対象に
③入学検定料(3万円)を1度納入すれば、2回目以降の検定料は無料となる制度が新設
④AOなどの年内専願入試合格者が無料で一般入試Ⅰ期を受験して特待生判定試験にチャレンジできる「Sチャレンジ制度」を新設
⇒ 2013年度入試では「公募推薦入試で合格した者が「授業料免除」を目指して受験」する制度だった
⑤学外試験場に大阪南(なんば)と岡山を新設
⑥センター試験利用型入試を廃止
⑦AO及び指定強化クラブ推薦入試のⅢ期(共に年明け実施)を廃止

東京西地区私立中学校・高等学校進学相談会 開催

2013年7月4日 木曜日

「2013東京西地区 私立中学校・高等学校進学相談会」が7月7日(日)、東京都国分寺市の東京経済大学にて開催されます。

多摩地区の学校を中心として東京都内の私立中高83校が参加し、学校ごとの個別ブース形式で入試担当者が学校生活のことや入試対策など、さまざまな相談に応じてくださいます。また、来場者には参加校の学校概要をまとめた冊子のプレゼントもあるようです。

詳しくは次の通りです(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

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東京西地区 私立中学校・高等学校 進学相談会

日時:2013年7月7日(日)10:00~15:30
会場:東京経済大学(国分寺駅南口徒歩12分)
参加校:83校  ※一覧は添付のPDF文書でご確認ください

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ぜひご参加下さい。