帝塚山学院中 初日午後入試「エトワール」で輝く星を集める

2013年8月7日 水曜日

関学コース設置後から徐々にその兆しはあったものの、特に2010年度より関学・ヴェルジェの2コース体制として以来年々志願者のレベルが上がってきている(詳細はこちらのエントリー「帝塚山学院中高 中学関学コース1期生が関西学院大へ進学」でご確認下さい)帝塚山学院中ですが、2014年度入試要項を明らかにされました。

次の画像1枚にまとめています(画像をクリックすると拡大します)。


※作成には万全を期していますが、詳細は学校HP等で必ずご確認下さい

2013年度入試から変更が入った点については赤字で記していますが、ポイントを改めて整理します。

①初日午後入試「エトワール入試」を新設
②上記①により、これまでの3回入試から4回入試へ
③2次入試を2日目の午後に実施(これまでは3日目の午後)
④午後入試に関しては2回とも2教科のみに

こちらのエントリー「2013年度中学入試 結果分析② ~午後入試の台頭~」でご紹介をしています通り、2013年度より初日午後入試を導入された明星中と大谷中においては、その午後入試では「最上位コースのみの募集」とされております。また、これらの学校の他にも清風中や大阪学芸中においても同様に初日午後入試では「最上位コースのみの募集」としておられます。

一方、帝塚山学院中では初日午後入試でもヴェルジェコースの募集をされています。これだと、他校と違って「回し合格がある」という安心感があり、受験生の心理的負担が若干軽くなるものと思います。加えて、学校側にとってみても、優秀な受験生に不合格の通知を送らずに済み、ヴェルジェでの入学のお誘いをすることが出来ます。

そして、①によって試験回数が増えただけでなく、④にもある通り午後入試は2科のみで受験が可能となっています。特に、関学コースでは2013年度入試まで3科もしくは4科での判定しかありませんでしたので、「関学コースを狙っているが理社の勉強が追いついていない」という受験生にとってこの措置は大変ありがたいものと思います。

初日午後入試に名付けられた「エトワール」ですが、「星」「花形スター」という意味があるそうです。初日午後ということで、恐らく全4回の入試の中でも特に優秀な受験生たちが集まることでしょう。そんな受験生たちに入学頂いて、将来は帝塚山学院を代表する「輝く星」のような人材になってほしい、という願いも込められているのかもしれませんね。