追手門学院大 50周年を間近に大きく動く予感

2013年8月22日 木曜日

追手門学院大の高校・予備校対象説明会に行って参りました。

2016年度に創立50周年をお迎えになる同大ですが、早ければ2015年には新しい学部を作りたいと考えている、というお話がありました。この新学部に関してですが、開成教育グループ 入試対策課では「看護学部ではないか?」とのお話を聞いていますものの、今回の説明会では具体的な学部名には踏み込まれませんでした。

また、今回の説明会では一切の言及は無かったものの、JR京都線沿線への移転話が持ち上がっている、ということも見逃せません。当ブログでも過日にご紹介をしましたが、その後最近では一部新聞の紙面にこの移転話が出ていたことも記憶に新しい所です。

50周年を機に大きく動かれることは間違いなさそうです。

話は戻しまして、現在の大学の状況です。

追手門学院大は5学部8学科、学生数6300名を擁する中堅私立大で、特に心理学科の人気が高い大学です。全体の女子学生比率が33%である一方で、特に女子比率が高いのが心理学科(63%)・社会学科(50%)となっています。反対に女子比率が低いのが経済学科(16%)です。

特に心理学科は47年の歴史をもち、幅広い学びが可能となっており、周辺の進学校の間でも追手門学院大の心理学科の人気・レベルが高い、との声があります。

就職状況です。今春就職決定率は97.2%で、全国平均である93.9%を大きく超えています。

2014年度入試に向けて、変更点が多数あります。そのうちの一部を以下に箇条書きでご紹介します。

①公募推薦入試において高得点セレクト方式を導入(スタンダード方式の受験が必須)
 スタンダード方式で受験した英語または国語の高得点科目を1.5倍し、点数の低い科目を0.5倍して合否判定を実施。
②一般入試A日程高得点2科目方式で他学科にも併願が可能に
 今年度までは高得点2科目方式は一般入試A日程3科目方式で受験した学科と同一学科のみ出願可能だった所、来年度より同一学科に出願した者はさらに他の学科にも出願出来る様になる。3科目方式で受験した高得点の2科目を利用して合否を判定するので、3科目方式の受験が必須となる。
③一般入試B日程に3科目方式を導入
 これまでに2科目方式に加えて3科目方式を導入。3科目方式受験者は2科目方式にも出願可能。
④第二志望制に国際教養学部が追加
 公募制推薦・一般入試において経済学部・経営学部で第二志望が認められているが、次年度より国際教養学部も認められる。ただし、小論文入試・チャレンジ入試・3月日程では国際教養学部の第二志望は認めていない。
⑤AO入試を全学部・学科で実施
 心理及び社会学部でもAO入試から受験可能に。
⑥スポーツ推薦入試を導入
 AO入試(指定分野方式)から移行。技能試験があるわけではなく、顧問・監督と協議を進めて面接で選考。特に女子ラグビーと女子サッカーに注力しているが、これらを含む10種目が対象。専願。
⑦日程の前倒し
 公募推薦入試が前年11/15・16から11/7・8に、チャレンジ入試は前年3/26から3/18にそれぞれ前倒し。