佛教大 1人1つ何らかの資格を持って卒業

2013年9月4日 水曜日

佛教大の高校・予備校対象説明会にお邪魔してきました。

教員免許や資格の取得状況です。

佛教大には教育学科があるので、幼稚園1種や小学校1種、数学(中高とも1種)が取れるだけでなく、通信教育課程を併設していることもあって教育学科以外の学生でも小学校1種免許が取れるなど、教員免許取得に関しては他大学に通う必要が無い等、安心できます。

免許の種類は「大教大には負ける」と自己紹介されていましたものの、種類は豊富です。だが、理科・保健体育の免許が取れないので、その点に関しては立命館大と提携を結び、立命館大で教職課程を履修できるようにされています。

毎年延べで1,400名以上が教員免許状や資格を取得しているとのことで、1学年の定員が約1,400名なので、単純計算すると「1名1つ」何らかの資格を持って卒業している、ということになります(1人が複数の免許・資格を取ったりするので、実情とは違うようですが)。

就職関連です。

大学全体の就職率の発表がありませんでした。参考として、昨年度就職決定率は87.2%だった、ということを補足しておきます。

学部・学科別の分野別の就職状況が公開されていますが、教育学科、保健医療技術学部(理学療法・作業療法)、社会福祉学科を持つ大学なだけに、一般企業への就職者が他大学よりも少なく、教員・医療系・福祉系の進路の占有率が高い状況です。

2013年度入試結果です。入試方式別と合計の志願状況は次の通りです。

公募推薦 志願者数6,142名(昨年-447名・93.2%)
一般入試 志願者数13,503名(昨年+1,491名・112.4%)
総合計  志願者数20,020名(昨年+1,052名・105.5%)

学部別の全体状況は次の通りです。

仏教学部 公募制推薦、一般A、一般Bで志願者大幅増。特に女子志願者が増加。
文学部 昨今の国際情勢から中国学科が公募制推薦と一般Aで志願者減少。しかし一般Bでは同学科を含め文学部全体で大幅増。
歴史学部 歴史文化学科の人気が安定しない(歴史学科に比べて各コースの名称から学問内容がわかりにくいのかも?)
教育学部 教育学科では一般A・Bとも増加も、臨床心理学科は一般Aで減少・同Bで昨年とほぼ同数。隔年傾向が見られる。
社会学部 現代社会学科・公共政策学科ともに増加も、恐らく隔年傾向だろう。
社会福祉学部 公募制推薦と一般Aで志願者減少も、一般Bで回復。
保健医療技術学部 2年目の看護学科が公募制推薦で志願者減も、一般A・Bで回復。理学療法学科及び作業療法学科は共に堅調。3学科とも隔年現象傾向あり。

2014年度入試情報です。主な変更点は次の通りです。

①公募推薦・一般A・一般B・センター利用(前期及び後期)の5つの入試方式でインターネット出願を導入
②一般Bでは、センター併用型の判定方法を「4科目400点」から「3科目300点」に変更
③一般Bは、入試2日目である3月6日の午後の回の試験をすべての学外試験場で実施へ
④一般Aでのみ実施の「入学試験成績優秀者奨学金制度」の給付期間を、2年から4年へ延長
⇒ 基準は「得点率80%以上かつ各学部の上位3%」で、今年は37名が該当した