京都産業大学附属中高 中学1期生の卒業を迎えて

2013年9月13日 金曜日

京都産業大学附属中高の塾対象説明会にお邪魔してきました。

今年度で開校7年目となり、今春はとうとう中学1期生が卒業を迎えています。今春全卒業生331名中、中高一貫生は64名。一貫生の合格先内訳は次の表の通りとなりました。

 

卒業生数

一貫生数

国公立

関関同立

医歯薬看

京都産業

産近甲龍

他私大

浪人

特進

117

37

12

5

6

 

4

5

5

進学 文理

19

2

 

1

1

 

 

 

 

進学 KSU

195

25

 

 

 

25

 

 

 

合計

331

64

12

6

7

25

4

5

5

大変残念ながら、期待を下回る結果となっているようです。次年度以降に期待をしたい所です。

その中高一貫生も含めた、大学合格実績を改めてご紹介します。

今春は卒業生331名(昨年296名)。特進117名(昨年73名)、進学コース内の文理コース19名(昨年26名)、同コース内KSUコース195名(昨年197名)、という構成になっています。

国公立大49名(昨年57名)合格(浪人5名(昨年3名)含む)。昨年は一昨年から大きく合格者数が増えたので、6年一貫生の卒業初年度ということもあり今年度は期待をされたのですが、一昨年の47名と同水準に後退してしまっています。

関関同立126名(昨年104名)合格⇒22名入学(昨年は12名)となり、昨年から若干良化はしているものの、一昨年は176名合格だったので引き続き見劣りする数値です。特に同志社が一昨年33名⇒今年16名と半減している点が気になります。

京都産業大へは内部進学で188名(昨年183名)が合格。185名がKSUコース、1名が特進、2名が文理という内訳でした。例年2~3名が文理・特進からKSUへ内部進学しています。その他、外部受験で19名(昨年37名)が合格しているそうです。

KSUコースから関西大(指定校)の合格が出ているのですが、指定校推薦での進学は上記を含めて全体で3名に留まるとのことです。

京都産業大への内部進学は高3の9月にKSUだけでなく文理や特進も含めて全コース対象で希望がとられます。学部・学科の希望はKSUコース生が優先で、成績上位者から選んでいくことになるそうです。今春卒業生の間では経営学部の人気が高く、枠の関係で希望に添えなかった者は経済・法の各学部に進学することになった生徒も数多く出たようです。

大学入試結果を総括しますと、特進コースでは49%(昨年75%・一昨年73%)、文理コースからは37%(昨年35%)がそれぞれ国公立大or関関同立に合格している、ということになります。

2013年度入試結果です。まずは中学入試から。

開校から3年間は70名の募集、それ以降は90名の募集で展開されています。

今春の総受験者数は586名(昨年567名)、これまで一番少なかった受験者数の3年前の439名から回復傾向にあります。また、今春入学者数は87名で、昨年の100名からダウンしています。

日程別の状況については次の通りとなっています。

A日程
83名(昨年87名)受験、54名(昨年56名)合格、1.5倍(昨年1.6倍)。合格者のレンジはss43~59(昨年ss39~68)。

B日程
271名(昨年319名)受験、188名(昨年187名)合格、1.4倍(昨年1.4倍)。同じくレンジはss44~66(昨年ss40~69)。

C日程
164名(昨年161名)受験、73名(昨年71名)合格、2.2倍(昨年1.7倍)。レンジはss42~71(昨年ss40~66)。

また、データとしては表れていませんが、BとCの両日程で洛北高等学校附属と西京高等学校附属の併願者が増えている傾向にあるようです。

続いて、高校入試結果です。

今春は専願296名(昨年285名・一昨年332名)、併願613名(昨年694名・一昨年657名)、合計909名(昨年979名・一昨年989名)の受験者数を集めています。

特に、専願で58名(昨年53名)不合格になっているのですが、これは過去最多の数ということです。

今春入試における特待生のラインは以下の通りだそうです。昨年のデータも合わせて表記しておきますので、次年度入試の参考にしてください。

全額免除 専願370点(昨年約73%) 併願400点(昨年約76%)
半額免除 専願350点(昨年約71%) 併願380点(昨年約74%)
1/3免除 専願340点(昨年約68%) 併願370点(昨年約70%)

2014年度入試に向けてです。

中学入試では特に変更点はなく、従来通りの入試となっています。

高校入試では少し注意点があります。今年は専願不合格者数が過去最高の数となっているなど、人気を博している京都産業大学附属高です。2014年度入試ではやはり併願の合格ラインがますます厳しいものになることはほぼ間違いなさそうです。よって、例年以上のレベルが必要になることを覚悟して、これからの学習に取り組むべきではないかと思います。