清教学園中高 6年一貫生の半分が国公立大に現役合格

2013年9月19日 木曜日

清教学園中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

清教学園中が実施するプレテストである「清教中学模試」のご紹介は毎年させて頂いていますが、学校の中身について踏み込んだものを当ブログでご紹介するのは、実に3年ぶりとなります。

まずは教育方針(学園の特色)のご紹介から。次の5点にまとめられていました。

①キリスト教精神に基づき、愛と奉仕を実践できる人間を育成
②男女共学により、平等と他者の尊厳を大切に出来る人間を育成
③国際感覚を持ち、平和と友好を築く人間を育成
④勉学と部活動を両立し、幅広い価値観を持つ人間を育成
⑤難関大学現役合格を目指す進学指導
⇒ 40%の生徒を国公立大現役で、京大10・阪大20を目標とする

男女比はほぼ5:5で、クラブの加入率が高いのも特徴です。中高それぞれ次のような加入状況となっています。

中学 クラブ加入率 89.1%(中1:95.8% 中2:87.6% 中3:84.6%)
高校 クラブ加入率 74.7%(高1:80.5% 高2:76.9% 高3:66.5%)

中学においては、これまではⅠとⅡで同一進度・同一試験としていたところ、次年度より各コースで中2・3では試験問題を一部変更することになるそうです。これによって上位層の更なる伸びと、下位層の底上げを狙っているそうです。

中学では高1から文理分けをしますが、高1では文理とも共通カリキュラムとし、高2から文系・理系が確定しカリキュラムを変えるようです。また、週35時間という、進学校の中では少ない授業時間数のため、電子黒板等を活用するなどして授業の中身を磨いて対応しているとのお話もありました。

大学合格実績の詳細をご紹介します。

今春卒業生数は435名で、うち6年一貫生は214名となっています。

今春の国公立大合格者数は166名(うち浪人45名)で、6年一貫生88名に対し高校入学組は78名となっています。

東大・京大・北大合格者のすべて、阪大・神大・大阪市大・大阪府大・大教大合格者の半分以上が6年一貫生が占めており、連携コース生を除く6年一貫生143名のうち、66名が現役で国公立大に合格しており、率にして46.2%ということで、「6年一貫生の半分が現役で国公立大の合格」していることになります。

高校入学組の実績を見ていますと、入学時に専願で入学している方がよい大学合格実績を出していることがわかりました。入学時の「やる気」の違いに起因しているのではないでしょうか。

詳しい合格者数は割愛しますが、関関同立においては合格者延べ数と実数がほぼ同じ値となっています。これは、一人で数多く受験しなくても少ない受験回数で確実に合格を仕留めてきていることを示しています。ひとえに、対策指導が確立している表れではないでしょうか。

指定校推薦枠についてですが、関関同立で35名分(関学11・関大9・同10・立5)あるものの、国公立大志望が多いこともあって毎年余らしているそうです。

2014年度入試に向けてです。

中学入試では、後期において「3科4科選択制を導入」「面接試験を廃止」とされ、併願しやすくなっています。

年々前期・後期ともに志願者数はやや減少しているものの、2回のプレテストとその後の成績懇談会で第一志望者を確実に取り込んでいる様子が伺えます。特に、前期合格者の95%、後期合格者の84.8%がプレテストを受けており、今年度入試においてはプレで60%取れていれば100%合格しているとのデータもお教え頂いています。

清教学園中を目指される方は、来る11月4日(月祝)の第2回清教中学模試を受験し、合格の可能性を探るようにしましょう。