四條畷学園中高 驚異の高校入試結果

2013年9月27日 金曜日

四條畷学園中高の塾対象説明会にお邪魔してきました。

中学の様子をご紹介します。

今年で設置4年目を迎えた6年一貫コース(2クラス)、外部高校を受験することが可能な3年コースの位置づけとなる英数発展コース(1クラス)と英数コース(3クラス)の、3つのコースから成ります。

6年一貫では中1・2では週38時間で年間1330時間、中3年は週40時間・年間1400時間もの学習時間を確保。公立中は年間980時間なので、年間にして300~400時間ほどの違いが出てくることになります。「社会人講座」「勉強合宿(年2~3回実施)」に注力しており、この取り組み分で3年コースとは授業料にして年間6万円の違いが出てきます。年3回の全国規模模試を受験し、立ち位置を把握することにも余念がありません。

3年コース内の2つに関してご紹介します。

英数
全学年とも週37時間、土曜日は午前中のみ授業あり。特に英数はクラブ活動を頑張りたい子向けに設定されている。併設小学校からの内部進学も多い様子。

英数発展
中1・2で週38時間、中3は週40時間となっており、土曜は6時間授業。勉強中心の取り組み。この英数発展コースでは五ツ木模試において5年連続偏差値70以上が3人に1人、2012年度卒業生に限定すれば2人に1人が70を超えていたそう。

タイトルにもありますとおり、高校合格実績がかなりのものとなっています。今春は以下のような実績となりました。

四條畷 12 大手前9 寝屋川3 市立東6
慶応義塾1 灘1 立命館系1 同志社系4 関西大系1
東大寺3 帝塚山11 大阪星光3 西大和5

地元のトップ校四條畷高は毎年2ケタ、第2学区トップの大手前は9名中7名が文理学科であるなど、公立難関校に強いのがわかります。しかも、英数発展の子ばかりが優秀であるわけではなく、大手前や四條畷合格者の1/3程度、東大寺・大阪星光・洛南・西大和も英数から合格が出ているとのことです。

続いては、高校の内容です。コースは以下の3つです

①総合コース
女子のみの総合クラス(2年次より総合標準クラスと総合文理コースに分割)、吹奏楽クラス(男女)、情報クラス(男子は内部進学者及び水泳のトップアスリート限定)の3つから成る。土曜日の授業はなく、テストや行事で土曜日に来ることがある程度。

保育コース
女子のみ。併設短大の保育学科で専門的に学ぶための基礎を勉強する。土曜は4限(第二土曜は休)。

特進文理コース
発展的・系統的な学習で学力向上を目指す特進Sクラス、きめ細やかな指導で実力アップを狙う特進クラスの2つに分かれる。土曜は4限(第二土曜は休)。特進Sは国公立大及び難関私立大を目指す内容で5教科対応。特進は難関および中堅私立大及び併設大、看護学部や薬学部を目指す、3教科対応のカリキュラム。

なお、次年度より特進国際APEXクラスは募集を停止されることになっています。

大学合格実績ですが、4年制大(併設大2%含)に34%、短期大(併設短大24%含)33%、専門学校20%、就職その他13%という内訳です。特進文理からの合格実績としては、国公立3名、最も多い私大で近畿大15名という結果で、大学進学については「もう一声」というのが正直なところでしょう。

2014年度入試に向けてです。

中学入試においては、日程は1次1/18(土)・2次A 1/20(月)PM・2次B 1/24(金)と決定しています。2012年度入試からそれ以前に比べて日程が前倒しとなっており、それが踏襲された形になっているのが特徴です。

高校入試では、先にご紹介した特進国際APEXの件以外の大きな変更点はありません。