大阪薫英女学院中高 英検準1級合格者数は全国トップ

2013年11月6日 水曜日

大阪薫英女学院中高の塾対象説明会に行って参りました。

教育内容をご紹介します。

中学校では、これまでは中1・2時点では単一コース、中3より1年間のニュージーランド留学が課されるS国際、長期(1年)の留学をせずに5教科を重視した教育が行われるS特進、自らの進路に向かいじっくり学習を深める一貫進学の3つに分かれていたのですが、2014年度入学生より入学時点からS国際・S特進・一貫進学のうち1つを選んで入学することになります。

前述の通り、最終的にコースが確定するのは中3ですが、出願時及び各学年の初めに意向の確認がされます。よって、入試時点ではコース間でレベルの差は生じず、全コース同一基準で受け入れされることになります。

今回のコース名提示の趣旨は、これまで中学3年次に選択していた3つのコースを入学段階からより明確にし、早い段階から進む方向について考えてほしい、という意味合いがあるだけで、授業に関してはこれまで通り中3までは同内容で、クラス編成もコース別にはされないとのことです。

大阪薫英女学院と言えば「英語」ですが、英検準1級合格者数は54名(昨年28名)で、全国の高等学校ではダントツの1位だそうです(2位に10名以上の差をつけているそう)。

高校の教育内容です。コース設定及び概要は以下の通りです。

国際科
スーパーアドバンスト(SA) 全員がNZorカナダへ1年間留学しつつ5科を学ぶ
スーパーイングリッシュ(SE) 全員がNZorカナダへ1年間留学し、難関私立を目指す

普通科
文理特進 理系特進を更に発展
英語進学 NZに短期留学(希望制)
総合進学 多様な進路実現
スポーツ・特技 トップアスリートへ

英語教育については「話せるために」「大学受験につながる」という2つの視点を重視されており、特にオーラルコミュニケーションの授業、修学旅行・各種研修プログラム・留学、その他にも日常生活においても「英語を学ぶって楽しい」と思うような仕掛けを多数用意されています。

大学合格実績についてです。

中高一貫生の主な進路は次の通りとなっています。高校入学組も合わせて今年は国公立9名でしたが、中高一貫生はそのうち神戸大2・大阪府立大1の3名となっています。

S特進からの合格
同志社大2 大阪府立大1 関西大1 関西学院大1 甲南大1 近畿大1

S国際からの合格
関西学院大8 同志社大7 関西大6 京都外国語大6 京都女子大5 近畿大4 
青山学院大3 立命館大3 龍谷大3 関西外国語大3 神戸大2 京都産業大2 
同志社女子大2

高校からの入学者も含めた実績において、実進学者数で多い大学は以下の通りとなっています。

関西外国語大43 関西学院大35 甲南女子大34 近畿大27 関西大24 京都外国語大21
龍谷大21 同志社女子大20 立命館大16 同志社大15 京都産業大15

2014年度入試に向けてです。

中学校では前述の通り3コース体制となりますが、入試時点ではレベルの差は設けられていません。

入試日程は1/18(土)AM及びPM、1/19(日)、1/22(水)、2/1(土)の5回。特に2/1の入試は今春成績上位者が入学したとのことで、期待されているようです。

また、今春は集合時間が14:30と早かった初日午後入試ですが、来春は15:30集合とし、遅刻者対応も「柔軟にする」とのことです。詳しくは直接学校にお尋ねください。

中学入試では2科・3科・4科選択の入試としていますが、3科・4科の受験生は2科の点数も算出し、得点の高い物で判定してくれます。なお、3科型は国算英と、英語を使える点に注目です。

英検3級以上の保有者は推薦入試で受験が可能(A日程専願に限る)で、当日試験は作文(昨年は6~800字)と面接になります。こちらも学校にご相談下さい。

高校入試では、5科入試に加えて3科入試も選択可能となっています。5科受験者は3科でも判定をしてもらえます。この措置は今春より開始されているのですが、今春は全受験者の95%が5科で受験をしたとのことです。5科受験だと3科判定もありますので、有利になりますから、5科で受験をするようにしましょう。