2013年度大阪府公立高後期選抜 教科ごとの小問別得点率④

2014年1月7日 火曜日

2013年度大阪府公立高入試の後期選抜における教科別の平均点、科目ごとの小問別得点率を順にご紹介してします。これまでは以下のエントリーでそれぞれの教科についてお伝えしてきました。

2013年度大阪府公立高後期選抜 教科ごとの小問別得点率①」 ⇒ 国語
2013年度大阪府公立高後期選抜 教科ごとの小問別得点率②」 ⇒ 社会
2013年度大阪府公立高後期選抜 教科ごとの小問別得点率③」 ⇒ 数学

今回は、理科についての情報です。下のグラフ・表で昨年の得点率や無答率を紹介しています(画像をクリックすると拡大します)。

大阪府教育委員会の見解は次の通りです。

・身近な自然の事物・事象を題材として取り上げ、中学校で学習する基礎的・基本的な事項についての理解を問うとともに、観察・実験に基づく科学的な思考力・表現力を問いました。

・基礎的・基本的な事項に関する問題についてはおおむね高い得点率になっています。一方、思考力・表現力を要する問題では得点率が低くなっています。観察・実験を通して、基礎的・基本的な知識や技能を習得するとともに、科学的な見方や考え方を身に付けること、複数の資料やデータを関連付け、活用する力を身に付けることが大切です。

・1について。動物のからだが必要な物質をとりこみ運搬している仕組みや、不要となった物質を排出している仕組みを理解することが大切です。また、生物のからだのつくりとはたらきについて、現在の生物と過去の生物を関連付けて理解することが大切です。

・2について。力がつり合う条件を正しく理解するとともに、物体にはたらく力を正しくみつけることが大切です。また、力の合成や分解の実験を通して、合力や分力の規則性を理解することが大切です。

・3について。地質年代と代表的な示準化石を関連付けて理解することや、地層のでき方を考察し、その規則性に基づいて過去の環境を推定する力を身に付けることが大切です。また、火山の形や活動の様子、火山噴出物の特徴を、地下のマグマの性質と関連付けてとらえることが大切です。

・4について。実験を通して、気体の種類による特性を理解することや、実験器具の操作や記録の仕方などの技能を身に付けることが大切です。また、物質の化学変化について、化学式や化学反応式を用いて理解を深めることや、化学変化における質量の保存、質量変化の規則性を理解することが大切です。

次回は英語の詳細についてご紹介します。