関関同立 2014年センターリサーチ段階での人気動向

2014年1月29日 水曜日

過日のこちらのエントリー「国公立大 2次出願に向けて ~2014年度 系統別人気動向~」では、センター試験終了後に各予備校が実施したセンターリサーチの結果に基づいた国公立大の系統別人気動向をご紹介しました。

今回のエントリーでは、同じセンターリサーチにおける関関同立の人気傾向をご紹介したいと思います。なお、今回ご紹介する人気動向は「センター利用型入試」を対象として集計されたデータが基となっていることをご承知おきいただいた上で、ご覧いただきたいと思います(画像をクリックすると拡大します)。

まず、大学名および学部名の下に数字が入っていますが、これは「昨年の人気を100とした際の今年の人気指数」となります。また、カッコ内に入っている数字は昨年のリサーチ時点での人気動向を示しますので、「一昨年の人気を100とした際の昨年の人気指数」を示すことになります。この2つの数値で、各大学・学部の2年分の動向がわかるようになっています。

また、数値がいくつか赤字になっていますが、画像内でもご紹介している通り、今年のセンターリサーチ段階の私立大全体の指数である「102」を下回っている、つまりは人気が低い所を示します。

関関同立各大学の状況を簡単に解説します。

関西学院大
大学全体で91と大きく人気を下げている。全学部で指数が全体平均102を下回る値となっており、特に文・国際・法・経済・人間福祉の各学部が指数を10以上下げている。その中でも特に文学部は昨年同時期も指数90ということで、2年続けての人気大幅ダウンということになる。2年続けてのダウンとしては他に国際・法・商といった所もある。反対に、今年指数100と踏ん張っているのが教育学部。

関西大
大学全体の指数は99と人気面では踏ん張っている。大きく人気を下げているのが文・法・政策創造の各学部だが、法・政策創造は昨年の指数が高かったのでその揺れ戻しと考えるべき。特に人気が高いのが外国語・社会安全・環境都市・総合情報・人間健康の各学部。

同志社大
大学全体の指数が109と大きく人気傾向にあるが、昨年83からの揺れ戻しだろう。同志社大は人気を集めている学部とそうでない学部の差がくっきり分かれており、政策・経済・商・社会・理工・文化情報・スポーツ健康科の各学部が大きく人気を集めているので注意。反対に、文・心理・生命医科が大きく人気を下げている。

立命館大
大学全体指数が116と、この4大学では最も人気傾向だが、昨年の不人気傾向からの揺れ戻しである。学部別の動向を見ても、指数が100を下回っているのが薬学部のみと、全学部的な規模で人気が上がっている。中でも、指数が110を超えているという学部が文・法・政策科学・経営・産業社会・国際関係・理工・映像と8学部もある。

以上、関関同立の学部別センター試験利用型動向分析でした。