立命館大 2014年度一般後期に向けて

2014年2月21日 金曜日

立命館大の一般入試後期に向けた情報をお届けします。

立命館大では、一般型とセンター利用型の合計の定員が後期全体で436名も確保されており、その内一般後期だけでも281名を占めています。同じく一般後期を実施される関西大では定員が250名程度ですから、それよりも大きな規模で立命館大は募集をされていることになります。一般後期でも大きなチャンスが眠っている、ということになりますね。

2014年度の立命館大の志願動向ですが、一般前期終了時点では大学全体で昨対比106.0%となり、人気を集めた志願状況となっています。昨年同時期は97.1%ということでその前年から若干人気を落としていましたから、揺れ戻しということになります。

ここからは学部ごとの状況を踏まえつつ、一般後期に向けての「狙い目学部」「要注意学部」をご紹介してまいります。

一般前期が終了した段階で、特に「産業社会」「国際関係」「映像」「経営」「理工」が大きく志願者を伸ばしています。ただ、一見して「産業社会」は人気があり難しいように見えるものの、専攻別志願者数を見ると「人間福祉」で志願者数が激減していますので、一般後期では狙い目となるのではないでしょうか。

茨木キャンパスに移転することが発表されている「政策科学」は志願者が微減となり「茨木移転効果は今の所見られない」と。ここは一般後期での二つ目の「狙い目学部」として挙げられるのではないでしょうか。

同じく志願が減っていることで目が行く「薬」ですが、依然として高いレベルであることには変わりなく、「京大・阪大クラスなら」という但し書きがついてまわることから、安易に狙い目としてはオススメ出来ません。受験をするのであれば、それなりの覚悟を持って臨むようにしましょう。

他に「狙い目学部」として挙げられるところはないか探してみましょう。前述の「政策科学」「産業社会(人間福祉)」に加え、前期で志願者数を減らした「経済」、理系なら「情報理工」が候補として挙がってくると思います。特に「情報理工」は後期での定員も多く、例年積極的に合格者数を出していることから、後期の受験先としてオススメしやすい所となっています。

反対に、注意が必要と思われる学部なのは「経営」で、例年の一般後期の合格状況を見ている限りでは「もともと無理してまで一般後期で合格を出さない」と思われ、「一般後期よりは『経営学部で学ぶ感性』の入試方式でより優秀な学生を少数でも確実に取りに行く」というスタンスの学部ではないだろうか、というのが理由となっています。その考え方が、今年度の一般後期での募集定員減にも現れています。

立命館大は郵送・インターネットとも2月21日(金)が出願締切となっています(締切日消印有効)。