龍谷大 2014年度一般C日程に向けて

2014年2月24日 月曜日

龍谷大の一般C日程向けの説明会に行ってきました。

同大の一般C日程は英国 計200点で判定されるもので、理工学部以外の文系学部すべてで募集されています。なお、理工学部を志望する方は、センター利用型の後期募集で門が開かれていますので、そちらに回って下さい。

また、試験日は3月7日(金)の一日のみですが、複数学部に最大3出願できる方式が取られていますので、1回の試験を受けるだけで7つの文系学部の中から最大で3つの学部の合否判定を受けられます。受験料は、1出願目は35,000円ですが、以降1出願追加するごとに10,000円だけ上乗せすればよいので、最大の3出願を希望する場合でも55,000円の受験料で済むことになります。

この文章を読んで「もう出願してしまったけど、複数学部の出願をしていない・・・」という方でもご安心下さい。一度出願済みの受験生であっても、期間内であれば「追加出願」が可能だそうです。詳しくは24日(月)以降に龍谷大 入試部へ直接お電話をしてお聞きください。

さてここからは、学部や系統ごとの人気や合格状況を見て、一般C日程に向けての狙い目や要注意学部を探ってみようと思います。

次の表は、一般A日程の入試結果を、今年と昨年のものを並べて比較出来る様にしたものです(画像をクリックすると拡大します)。

一般A日程時点ではありますが、特筆すべき事項がある学部・系統について書きだしてみたいと思います。この情報を参考にして、一般C日程の出願先の検討を進めて下さい。

文学部
全体で志願者1割減少も合格者数は約5%増加し、倍率も―0.58倍となった。多数の学科・専攻で合格者数が増やされているので、緩い入試になったと思われるが、合格最低点がほぼ全ての学科・専攻で上がっている。よって、昨年よりも上位の受験生が集まっていたと思われる。一般C日程でもハイレベルな争いになると思われる。そんな中にあって、東洋史学専攻が合格最低点が昨年から1点低くなっており、他の学科・専攻と比べて「お得感」がある。

経済学部
志願者数の増加の割に合格者数が抑えられており、合格最低点も大きく上昇したので、苦しい戦いになったと思われる。しかし、他大学の動向次第ではこの「合格者数の絞り込み」が反対にあだとなることも考えられ、意外と一般C日程ではイスが空いているということもありえるかもしれない。

法学部
志願者数が微増だが合格者数が絞られている「強気」の判定となっている。関西大の法及び政策創造で合格者数が増やされていることから、龍谷大の合格者手続き率が落ちていることが予想されるので、一般C日程で合格者を取りに行くのではないだろうか。よって「狙い目学部」として挙げられる。

政策学部
志願者数が昨年比65%増と激増したが、合格者数は15%増に留められている。合格最低点が恐ろしく引き上げられていることも見逃せない。上の法学部と同じく、関西大での合格者数増の影響による手続き率低下が予想されることと、先述の一般A日程での合格最低点の上昇で今後受験生が逃げていくことが予想されるので、一般C日程で「狙い目」になると予想。

社会学部
コミュニティマネジメント学科は、志願者の減りが大きい割に合格者数が据え置かれており、倍率が低下している。合格最低点が上がっているのが気になるが、一般C日程に向けて狙い目としてよいと思われる。

龍谷大 一般C日程の出願締切は2月25日(火)ですが、26日(水)のみ入試部窓口で出願受付を行っていただけます。こちらのエントリー「諦めるのはまだ早い! 私立大後期入試に向けての説明会」でご紹介をしましたが、龍谷大は26日(水)にも深草キャンパスで説明会を開催されます。窓口出願も出来て、対策講座も聞ける26日(水)の回は要注目ですね。