立命館附属校合同説明会 当日の様子

2014年4月2日 水曜日

こちらのエントリー「立命館附属小中 合同説明会を開催」でご紹介をしました、西宮で開催された立命館附属校合同説明会に行ってまいりました。

今回の説明会は、立命館小に加え、立命館中・立命館守山中・立命館宇治中の3中学が説明をされるものとなっており、高校部分に関してのお話はほとんどありませんでした。

上の写真の通り、当日は同じ会場で午前にこの立命館附属校合同説明会が、午後には同志社系列中高合同説明会がそれぞれ開催されるという、とても興味深いことになっていました。

まず立命館小のご説明があり、その後立命館中・立命館守山中・立命館宇治中の順に説明が進みました。

立命館中の特徴として、早くから「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に認定されるなど、理系教育に力を入れられている点があります。SSH認定後は、全国約200校もあるSSH指定校の中で重点校として数十校しか認定を受けない「コアSSH」に指定されるなど、立命館中高の理系教育は文部科学省のお墨付きです。

そんな立命館中高ですが、今年2014年の秋には現在の深草(京都市伏見区)から長岡京への校地移転が予定されています。来る2015年度入試においては「新校地」の効果でかなりの人気増となるのではないでしょうか。

続いては立命館守山中、というところで、気の毒に思えるくらい多くの参加者が退席をされてしまいました。上述のように、立命館中は長岡京に移転となるため、西宮周辺からでもまだ「通える」範囲ですが、さすがに滋賀県守山市となると・・・、ということでしょうか。

立命館守山では「外部大学受験に対応出来るよう、成績を伸ばしている」というお話が印象的でした。昨年、高校のフロンティアサイエンス(FS)コース1期生が大変良い大学合格実績を出されたことを受け、今年2014年度入試からは中学でもFSコースを設け、6年一貫で外部大学に向けた取り組みを行うことに着手されています。この件についてはこちらのエントリー「立命館守山中 新コース設置・新入試制度導入へ」で詳しくご紹介しています。

最後は、立命館宇治中のお話です。最近、特に2013年の一年を通して、近畿ローカル・全国ネット含めた様々なテレビ番組や、雑誌等で立命館宇治が取り上げられている事をご紹介いただきました。特にIB認定校としての側面が今注目を集めているようです。IBの他にも、校長先生が外国から来られた方であったり、帰国生が20%を占めていたりと、世界に触れる、あるいは世界へ飛び出していくための下地を作るには絶好の学校かと思います。

と、立命館中・立命館守山中・立命館宇治中は三者三様の教育内容を行われていることがはっきりした説明会でした。「立命館」と一括りにしてお考えになっていた西宮周辺の受験生の保護者の皆さんにとって、認識を改めるよい機会になったのではないでしょうか。