光泉中高 堅調な大学合格実績

2014年5月16日 金曜日

光泉中高の塾対象説明会にお邪魔してきました。

まずは2014年度入試結果からご紹介します。

中学入試においては、今春志願者数171名・合格者数156名・入学者数99名となり、昨年と同程度の志願状況となりました。

志願者等の「実数」は志願者数120名・合格者数116名で、昨年の詳細な人数は不明ではあるものの、発表があったグラフを見る限りでは、共に昨年よりも上回っています。

日程及び専併別に見るとA日程併願が増えている様子です。

A日程・B日程の受験組み合わせパターン別人数は次の通りとなります。パターン1と2(合計67名)は光泉中が第一志望の生徒であることは明らかですが、パターン3~6(合計29名)は滋賀県立中学校を第一志望としていると思われる受験生のパターンとなります。

パターン1 1/18土A専願   1/19日B受験せず ⇒ 21名
パターン2 1/18土A専願   1/19日B専願   ⇒ 46名
パターン3 1/18土A受験せず 1/19日B専願   ⇒ 14名
パターン4 1/18土A併願   1/19日B専願   ⇒ 1名
パターン5 1/18土A併願   1/19日B受験せず ⇒ 12名
パターン6 1/18土A併願   1/19日B併願   ⇒ 2名
パターン7 1/18土A受験せず 1/19日B併願   ⇒ 15名

今春の滋賀県立中3校の受験者数合計は930名で、パターン3~6の合計29名は滋賀県立中の総受験者数の3%を占めることになります。

地域別の志願状況ですが、草津市が増えた一方で大津市が減り(昨年大幅に増えた反動?)、昨年は減らした栗東市も回復。湖南や甲賀も昨年から増えている様子です。

昨年2回実施されたプレテストですが、入試志願者のプレテスト受験状況は以下の通りとなったようです。

第1回のみ 11%
両方とも受験 60%
第2回のみ 18%
受験せず 11%

ちなみに、今年は10/11土と12/7日の2回開催が決定しています。

高校入試結果です。

県内の中学校卒業者数14533名(昨年から160名増)、県内私学志願者数11064名(昨年から180名増)という全体状況の中、志願者は2328名で昨年から190名増、合格者数も昨年から160名増、入学者数は383名で昨年から26名増と、大変順調な入試となっています。

県内私学志願者総数が昨年から180名増の中で光泉高は190名増となっており、他私学が厳しい中健闘していることが良くわかるデータです。

専併別の入学者数は、専願174名・併願209名、合わせて383名となっています。

昨年と比べて、Ⅲ類とⅡ類で上位生が増えている様子があり、Ⅲ類⇒Ⅱ類への回し合格者数も増えているみたいです。

入学者を地域別に見ると、大津市からの入学者が増えた一方で甲賀からの入学者は減っています。ただし、甲賀からの志願者数は増えているので、甲賀に関しては戻り率が低いことになります。甲賀方面の公立高校の難易度が低くなったのか?ということが予想されるデータですね。

最後に、タイトルにもあります大学合格実績についてです。

今春の高3卒業生数は340名(昨330名)でした。

国公立大73名(東京大1・京都大1・大阪大4・神戸大3含む)、関関同立146名といった実績となっています。昨年は国公立大81名(京都大(医)1・大阪大3・神戸大3含む)、関関同立156名でしたので、国公立大では微減・関関同立はほぼ同数といった所でしょうか。

これだけですと「堅調」とは言い難いのですが、他の切り口から見ると非常に良い実績になっていることがわかります。

まずは東京阪神に加え北大・東北大・名古屋大・九州大・滋賀医科大を加えた9つの難関国公立大合格者数です。今春は12名となり、初の2ケタになったそうです。昨年9・一昨年8から確実に上昇してきているのが好印象です。

国公立大の合格者数は昨年から少し下がったことは前述の通りですが、もう少し遡った推移は次の通りとなっています。この3年は70名以上を保っています。

13年73名(浪8含)
12年81名(浪9含)
11年79名(浪6含)
10年49名(浪5含)
09年59名(浪8含)
08年34名(浪4含)

また、直近6年で東京大は初(現役)、京都大は3年連続合格(すべて現役)を出しているという部分も見逃せません。

類別の国公立(現役)合格者数もご紹介いただきましたが、Ⅲ類57名・Ⅱ類8名・現役合計65名となっています。

国公立大の中でももう少し絞ってみていきます。地元滋賀県内の国公立大(滋賀医科大・滋賀大・滋賀県立大)合格者数に絞ってみてみますと、年々増えています。直近数年の推移は次の通りとなっています。

13年25名
12年26名
11年20名
10年13名
09年15名
08年10名

2年前の2011年度に20名を超えて以来、20名台をキープし続けておられます。地元滋賀の国公立大に通いたい、という少なくないであろう生徒のニーズに年々少しずつ、しかし確実に応えられている印象があります。

私立大ですが、関関同立は146名となっていますが、その内同志社大44名は過去最高数とのことです(昨32名・一昨年22名)。この点についても高い評価を出せるのではないでしょうか。

関関同立合格者はⅠ類からも出ています。ただし、同志社大1・立命館大2・関西大2(いずれも実数)と合格者が出ているものの、スポーツ等の推薦での合格が多いそうです。

最後に、中学から高校への内部進学状況についても簡単に触れておきます。

内部進学及び外部高校進学状況は次の通りです。なお、分母である今春の中学卒業生数は91名(昨79名)でした。

内部進学者数(率)
Ⅰ類 22名(昨24名)、Ⅱ類 29名(昨13名)、Ⅲ類 21名(昨20名)
合計 72名・79%(昨57名・72%)

外部高校
膳所1(昨4)、守山2、東大津2(昨1)、洛南1(昨1)、東大寺1、他
合計 19名(昨22名)

色々な切り口でみると「過去最高」や「高い水準を維持」している数値が並ぶ大学合格実績を中心に、光泉中高の様子をご紹介しました。