樟蔭中 選抜特進1期生は1/3が国公立大進学

2014年6月27日 金曜日

樟蔭中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

今春は選抜特進コース1期生が卒業を迎えられました。早速、大学合格実績をご紹介致します。

卒業生は24名で、国公立大8名・関関同立4名などに進学されたそうです。特に、国公立8名はコース全体の1/3を占めており、当初の目標であった「コースの半分が国公立」には及ばないものの、高い比率であると思われます。

当時を思い返しますと、入試段階でかなり厳しく「合格ライン」を守られて選考をされていました。そういうこともあり、一定レベル以上の生徒が集まっていることは確実だったのですが、この生徒たちを上手にご指導されてかなり成績を伸ばされ、最終的に合格実績に結び付けられたなあ、という印象です。

さて、そんな樟蔭中ですが、2015年度入試に向けてコース制の変更が予定されています。

これまで「特進」として募集をしてきたコースを、「総合進学」と名称を変え、取り組み内容も改められます。

成績が振るわない生徒には補習を課したりクラブ活動を制限したりと、選抜特進コースほどではないにせよ、特進コースにも強い勉強の負荷をかけてこられたようですが、それをあまり求めない生徒が現実に多く存在されていたのも事実のようです。そこで、「のびのび」「基礎学力をつける」「クラブをさせる」ことに重きを置き、将来は併設大や指定校推薦での進学を目標とする取り組みに舵を切ることを決断されたようです。その現れとして、コース名を「特進」から「総合進学」と改称されます。

高校進級時には、特進も含む5つのコース・専科のいずれにも進学が可能となっています。ただ、無条件にどこでも進学できるという訳ではなく、恐らくはコース・専科によって一定の条件はあると思われます。その点はご注意ください。

2014年度入試結果について簡単にご紹介します。

今春は募集定員120名に対し、85名(昨年76名)が入学。コース別内訳は、選抜特進13名(定員30名)・特進37名(定員60名)・身体表現35名(定員30名)となりました。この入学者数85名ですが、大阪府私立女子中のうち第5位となります。ちなみに、昨年は8位でした。

上記の通り、身体表現コースは定員以上の入学者数が集まっていますが、ここに着目して次年度はより多くの入学生を確保出来る様に動かれています。詳細は下でご紹介します。

2015年度入試に向けた情報です。

前述の通り、コース名を「特進⇒総合進学」と改めることが、最大の変更点となります。

選抜特進の合否判定方法が変更になっています。これまで、4科受験の場合は「4科 or 2科×1.5の高い方」で判定をしていましたが、来春より「算国+理科か社会の高い方×2 or 2科×1.5の高い方」で判定されます。

身体表現の合否判定方法も変更になります。これまでは4科か2科の選択だった所、算国2科一本にされます。ただし、実技・面接はこれまで通り残ります。

そして、新しい入試方式「Challenge入試」が導入されます。これは、学習意欲があって樟蔭への入学を強く希望し、入学後の活躍が期待できる受験生が対象となります。以下3つの方式があります。

①身体表現コース対象 「夢Challenge」
強化クラブで全国レベルの技術取得を目指す者が対象で、「作文+実技+面接」で選考

②総合進学コース対象 「Shoin Challenge」
樟蔭入学を強く希望して活躍の可能性を持つ者が対象で、「作文+作文音読+面接」で選考

③総合進学コース対象 「My Challenge」
活動歴・取得資格の評価を希望する者が対象で、「作文+活動実績+面接」で選考
資格は英検・漢検・パソコン検定・書道・珠算 等
活動はクラシックバレエ・ピアノ・フィギュアスケート・水泳・空手・剣道 等
            
これら3つの入試については「専願であること」「プレテストを受験すること」が条件となりますので、ご注意ください。

また、細かい点ですが、前年まで2回実施していたプレテストを昨年は1回に縮小されましたが、今年はまた2回に戻されます。