甲南女子中 Sアド1期生37名中19名が国公立大合格!

2014年8月2日 土曜日

甲南女子中の塾対象説明会に行ってまいりました。

甲南女子中には「Sアドバンスト」「スタンダード」の2コースが設置されています。コース間の移動については次のように定められているそうです。

・「Sアドバンスト⇒スタンダード」へのコース間移動は基本的には認めていない。
・「スタンダード⇒Sアドバンスト」のコース移動は、中2・3進級時に門を開いている。ただし、Sアドの進度や難易度に合わせたテストを受けて移動が決められるため、毎年数名受験しても1名受かるかどうか、のレベル。特に、中2終了時点でSアドは中学内容を終えるため、コース移動の難易度は高い。

今春、Sアドバンスト1期生が卒業を迎え、注目が集まっていた大学合格実績についてです。

今春卒業生数160名中、現役31名が国公立大合格となりました。昨年は14名だったので、なんと2.2倍の数になっています。

その中で、Sアドバンスト1期生37名中19名が国公立大合格に合格されたとのことです。東大1名中1名・京大5名中4名・阪大3名中3名・神大5名中2名、その他国公立大17名中9名が同コースからの合格となっています。

スタンダードコースからも、センター試験を受けた17名のうち12名が国公立大に合格していることも大事なポイントです。京大1・神大3・その他8名の内訳となっています。

進学先としては、次のような割合になっています。

国公立大16%(26名)
甲南女子大16%(25名)
その他私立大57%(91名)
浪人等11%(18名)⇒ 浪人は15名で、3名が専門学校進学とのこと

指定校推薦枠についてはスダンダードコースでのみ使用可能とされています。今春の主な大学の枠は、関学14・甲南15・関大7・同志社3・立命館2など。早稲田・立教・中央といった関東の大学の枠もあるそうです。

併設の甲南女子大への内部進学ですが、基準を満たしていれば進学権利を持ちつつ他大学を受験可能とされています。大学受験で不安を抱える受験生たちにとってはありがたい制度です。

2015年度入試に向けた情報です。

1/17土・1/18日・1/21水の3回入試とし、1/21水は今春の火曜日から1日先送りにされています。

1/18日A入試2次はSアドのみの募集で、回し合格もない。

大きな変更点があります。1/21水のB入試では、今春は「回し合格なし」としていたところを「回しあり」に変更されます。ただし、スタンダードコースを第一志望とする受験生を保護する意味もあるのか、スタンダード出願者の合格者数は「10名以上とする」という決め事もあります。したがって、「スタンダード出願での合格者」と「回しでのスタンダード合格者」では合格最低点に差が出る場合ありますから、出願の際には充分ご注意下さい。

1/17土A入試1次と1/18日A入試2次はどちらか片方でも、両方受験でも、20,000円の受験料で可、とされています。

Sアドは「3日程計 約65名」という募集定員にされており、各日程の募集定員が見えにくくなっています。A入試2回で55~60名の入学者を確保出来るように合格者数を調整しているとのことで、2014年度入試においてはA入試1次31名・A入試2次106名に合格が出されています。参考になる情報だと思います。