阪南大 2年連続の志願者数増

2014年8月7日 木曜日

阪南大の高校・予備校対象説明会に行ってまいりました。

大学の概要です。

阪南大は5学部5学科に4,900名が在籍する、中規模大学です。

2015年で創立50周年を迎えるにあたり、今年9月に「50周年記念館」が完成する予定となっています。500名収容のホール、勉強や憩いの場である「スチューデントコモンズ」、カフェラウンジ等が入るなど、学生支援の場としても活用できる施設になるそうです。

淀屋橋にサテライトキャンパスがあったのですが、2014年1月末をもって閉室し、この春よりあべのハルカス23Fにキャンパスを構えることとなりました。今回の説明会もそのあべのハルカスで行われました。

キャンパスと名がついているのですが、授業が行われるわけではなく、就職活動等の学生支援、高大連携・ミニOC・入試会場としての利用といった教育施設として、産学連携等の社会との協力や連係に関する分野、で使用されることになっています。

サッカーが大変盛んな大学で、過去にJリーガーを多数輩出していることも大きな特徴となっています。

就職についてです。今春の就職率は93.4%(全国大学平均は94.4%)。学部別の就職率は以下の通りとなりました。

国際コミュニケーション学部 90.8%  国際観光学部 93.7%  経済学部 90.9%
流通学部 97.5%  経営情報学部 94.0%

2014年度入試結果です。

総志願者数6,058名。前年より1,144名・23.3%の増加。2年連続の志願者増となっています。入学者数1.291名で、そのうち女子は459名・35.6%を占めています。

学部別の志願者数動向は以下の通りで、全学部で志願者増となりました。

国際コミュニケーション学部 前年比135%  国際観光学部 前年比126%
経済学部 前年比118%  流通学部 前年比116%  経営情報学部 前年比125%

入試方式別の志願動向は以下の通りです。

AO 志願者数は前年比4.3%増と、ほぼ前年並み
特別推薦 指定校推薦は前年より11.2%減、スポーツ系及び女子学生特別入試はほぼ前年並み
公募推薦 志願者数が前年より35%増と、大幅な増え
一般入試 前期Aは日程を拡大、前期Bは3教科入試導入、検定料を1万円にするなど大幅な入試制度変更により志願者が前年比138%になるも、センター利用型は前期後期とも30%ちょっとの減と大きな後退

併願先のデータもお示し頂けました。大まかに言って志願者のうち20%が産近甲龍と、30%が摂神追桃と併願しているようです。

最後に、2015年度入試の変更点やポイントです。

①一般入試の募集定員を拡大。国際コミュニケーションで10名、国際観光で5名の定員増となり、一般入試は485名から500名の定員となり、総定員の49.3%(昨年47.8%)を占めることとなる。
②一般入試前期4日間すべてで2教科型と3教科型の選択が可能に。
③すべての入学検定料は1万円と、破格。
④公募推薦・一般・センター利用では、1日(1回)の検定料で最大5学部の出願が可能。
⑤女子学生特別入試(専願)と一般入試前期3教科型の合格者は、学内資格講座の受講料が無料に。