親和中高 2015年度より高校募集を再開

2014年8月21日 木曜日

親和中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

タイトルにもございますとおり、高校入試を再開されることになっており、それによって教育体制を再度整えられます。

2015年度入試より再開される高校入試での募集定員は約30名で、複数コース制はもたないことになっています。

中高一貫生との進度の違いが生じるため、以下のように対応されます。

・入試終了~入学前の数日間及び長期休みを利用した補習を実施。特に、併設中は中3で数ⅠAを、理科においては化学基礎の2/3・生物基礎の半分・物理基礎の1/3が終了しているなど、かなり先に進んでいるので、以下のような取り組みでキャッチアップする。
数学 入学前5日間、夏休み7月10日間・8月10日間・春休み10日間に1日3時間程度の補習
理科 化学基礎で併設中からの入学生より1単位増、夏・春休みに各10日間1時間の補習
・高1の間は中高一貫生とクラスは混ぜず、高2進級時に混合する。同時に、文理及びレベル(Ⅰ・Ⅱ)分けを行う。

説明会の中でご説明頂いたのですが、かつて高校入試を実施していた際は、入学直後から中高一貫生とクラスを混ぜて運営しており、高校入学生たちは追いつくためにクラブを犠牲にして補習等に励んでいたそうです。今回の高校入試再開にあたり、その辺りは改められています。

ここからは入試についてです。まずは2014年度の中学入試結果です。

今春より、Sコースと総合進学コースの2コース制とされて募集されています。4教科受験または3教科受験を選択し、4教科受験者は次の①~③のうちの最高得点を、3教科受験者は受験した3教科(理か社選択可能)の得点合計×1.25(350点満点)を「得点」とされました。

①国語・算数・理科・社会4教科の得点合計(360点満点)
②国語・算数・理科3教科の得点合計×1.25(350点満点)
③国語・算数・社会3教科の得点合計×1.25(350点満点)

4科の合計点と3科2種類の合計点で10点差がつけられているのですが、これは「国公立大進学のためには全ての教科を万遍なく学習する必要があり、中学入試段階でもそれを求めたい」という理由から、あえてこのようにされているようです。実に合格者のうち60%が4教科受験者だった、ということです。

この度のSコース設置によって上位の受験者層が集まって平均点が上がることも予想されたのですが、初日に関しては例年通りだった様子。ただし、後期Ⅰは平均点が若干上がっています。

2日目午後に実施され、Sコースのみの募集とした後期Ⅱについてですが、総合進学への回し合格を設けていました。後期Ⅰよりも受験者平均点が20点上になるなど、上位層が集まった形です。

2015年度入試についてです。

中学入試の変更点としては、以下の通りとなっています。

①Sコースのみの募集だった後期Ⅱを、両コース共募集とする。
②後期Ⅰと後期Ⅱに関しては、試験開始時間を30分遅らせる。
⇒ 特に後期Ⅱは午後入試ということもあって今春は多数の遅刻者がおり、その状況に合わせた形
③追加合格連絡開始時間を3日程すべて同じに合わせる(1/20火17時ごろから)

高校入試は次のような形で実施をされます。

・専願併願含む、約30名募集。
・入試科目は英国数3科で、英語には10分程度のリスニング(兵庫県公立高のものと同レベル)を含む。
・午後からは面接が実施される。3~5名の集団面接で、1組15分程度を予定。
・合否は2/12木に届く予定で中学校長宛てに送付し、その中に個人宛通知書等も同封される。よって、家庭に直接合否が届かず、学校から合否を伝えられることとなる。
・1.5次の実施予定はないが、2次に関しては未定。
・過去問については、かつて高校入試をやっていた頃のもの(10年程度前)を今後秋ごろに配布予定としており、それを参考にしてほしいとのこと。ただし、国語の配布は無い予定。

気になる「高校入試のレベル」についてですが・・・

(さらに…)