京都成章高の塾対象説明会の様子をご紹介します。
まずは、大学合格実績についてです。
今春は国公立大147名(うち浪人13名)で、昨年153名(うち浪人7名)から若干のダウン。関関同立396名(うち浪人19名)で昨年485名(うち浪人14名))となり、こちらもダウンとなりました。
各クラスからの進学状況は以下の通りです(カッコ内は昨年の比率)。
AS
国公立60%(65%) 関関同立11%(10%) 医療系5%(5%) その他大13%(6%) 浪人11%(14%)
アカデミー
国公立12%(13%) 関関同立30%(23%) 医療系4%(10%) 産近甲龍27%(16%) その他大11%(25%) 専門学校4%(3%) 浪人11%(10%)
ゼネラル
関関同立3%(5%) 医療系0%(8%) 産近甲龍26%(31%) その他大59%(49%) 専門学校8%(4%) 浪人5%(3%)
アカデミーは、昨年はメインゾーンは産近甲龍及びそれと同レベルの大学の様子だった一方で、昨年・今年と国公立+関関同立+医療系で約半数となり、着実に進学先が上昇しているように思えます。
野球部とラグビー部に在籍する者で90%を占めるゼネラルでは、進学の多くがクラブ推薦となっているようです。
高校入学時にそれほど高くない成績であっても、3年後には国公立大に高い確率で進学しているようです。特にASに入学した生徒であれば国公立は堅いという感じです。
関関同立まで含めると、アカデミーに入学できる生徒の力ならば、3年後には関関同立以上は射程圏内に入ると思います。
2014年度入試結果についてです。
入学者数は399名と、昨年427名から大きくダウン。入学者数が400名を下回ったのは7年ぶりとなっています。
特にASとアカデミーの併願戻りが昨年118名⇒今年97名と、著しく減少(京都府内のみの集計)しています。京都府内だけの集計によると、京都公立中期発表前の戻り数は昨年から1名少ないだけに留まっていますが、中期発表後の戻り数が20名下回っています。よって、前期で専門学科一本に絞った受験生の動向は「専門学科が不合格なら成章」で変わらず、一方で中期受験生は確実に公立へ入学していった、ということになりますでしょうか。併願の戻りが厳しかった、ということです。
今後、特に併願関係にある公立高校との「進学実績の差」が明確になるようにし、それを世間に浸透させていきたい、とのお話がありました。特にこれから5年が成章の今後の学校規模・あり方を左右する期間となるでしょう。