2015年度 近畿地区中学入試 入試日程①

2014年10月10日 金曜日

近畿地区の中学入試ですが、2015年度入試における各校の入試要項が出揃い、全体的な様相がつかめる状況になっています。

開成教育グループにお通いの皆さんに向けては、去る2014年9月15日(月祝)に開催しました「中高進学フェア」内、「中学入試分析会」にて最新情報を詳しくお届け致しました。

当ブログにおいても、来る2015年度近畿地区中学入試の動向について簡単にご紹介していければと思います。今回を含め、4回のシリーズであれこれと情報をお届けしたく存じます。

初回となる今回は、大阪府内各校の入試日程についてお話を差し上げます。次の画像は、2015年度入試において各校がどの日程で入試を実施するかを一覧にしたものです。なお、画像をクリックして頂きますと、今春2014年度入試から来春2015年度入試にかけて、各校がどのように入試日程を動かしてきたのかが分かる画像が表示されます。ご興味・ご関心がある方はそちらも合わせてご覧ください。

※作成には万全を期していますが、入試日程は必ず各校のHP・入試要項等でご確認下さい

(クリック後表示される表の見方)
黒い丸印・星印:2015年度入試において入試が実施される日程(星印は午後入試を示す)
白い丸印・星印:2014年度入試では入試が実施されていたが、2015年度入試では入試が実施されない日程(星印は午後入試)
右向きの青矢印:2014年度入試日程から位置取りを「先送り」とした所
左向きの赤矢印:2014年度入試日程から位置取りを「前倒し」とした所
青い丸印・星印:2014年度入試では試験を実施していたが、2014年度入試では「廃止」する所
赤い丸印・星印:2014年度入試では試験を実施していなかったが、2014年度入試から「新たに実施」する所
「入試回数」の字が赤い部分:2015年度入試に向けて入試回数を「増やした」所と回数の変遷
「入試回数」の字が青い部分:2015年度入試に向けて入試回数を「減らした」所と回数の変遷

日程を前倒しする学校が多いのが目につきますが、17日(土)の午後に入試回を構える学校がまた一段と増えています。

特に注目が集まるのが、こちらのエントリー「金蘭千里中 50周年を迎えるにあたり学校改革に着手」で学校改革の様子をご紹介した金蘭千里中と、こちら「大阪女学院中高 中学は国際特別入試を新設」で国際特別入試についてご紹介をした大阪女学院中が注目です(大阪女学院中の初日午後入試は専願のみの募集)。

また、当ブログでは詳しい情報をご紹介していませんが、初芝富田林中も初日午後に入試回を新設し、過熱する午後入試での受験生争奪戦に割って入ってきました。

初日午後を中心にして日程の前倒しが行われる中、それとは反対に、3日目以降になると入試を実施している所が極端に少なくなっていることもわかります。特に22日(木)以降だとほとんど入試が実施されていません。

そんな中、大阪薫英女学院中(1/24土)・城星学園中(1/24土)・梅花中(1/24土)・履正社学園豊中中(1/25日)など、特に女子校を中心として遅めの日程を持たれています。

初日・2日目で想定外の事態になってしまった場合、あわてて探しても受け入れてくれる学校は見つけにくいことでしょう。初日・2日目で確実に合格を取ることが最重要ではありますが、そうならなかったときはどう動くのか?についてもあらかじめ考え、準備しておくべきです。

次回のエントリーでは、大阪府以外の近畿地区各校の入試日程をご紹介します。