大阪学芸高 特進看護コースを新設

2014年11月10日 月曜日

大阪学芸高の塾対象説明会の様子をご紹介致します。

今年で創立111周年を迎えた、大阪の私立で12番目に古い歴史を持つ学校です。これだけ歴史があると「守り」に入る学校が多い中、常に新たな、しかも斬新な取り組みを実施される、一言で言い表すならば「進取果敢」という校風の学校です。

現在は3学年で合計1960名が在籍しており、男女比は50(980名):50(980名)となっているそうです。

同校にはコースが全8コースあり、概要は以下の通りとなっています。特進看護が2015年度より新設となります。

選抜特進
国公立大への進学を目標とし、週40時間授業+少数精鋭クラス編成とする。

特進理数
国公立または難関私立大理系への進学を目標とし、英数理に重点を置いたカリキュラムで週37時間+週2回の放課後講習に加え、実験演習を実施して科学への興味を持たせる。

☆特進看護
看護系大学進学を目標とし、化学・生物・数Ⅰといった理系科目だけでなく、小論文や面接対策も実施。特進理数コースと基本的には同じクラスで学ぶ。なお、国公立大看護学部への進学は選抜特進コースで対応されるので、注意。

特進(国英)
難関私立大文系を目標とし、英国社中心の授業で文系を伸ばすカリキュラム。

特進(国際)
上記特進(国英)と同内容だが、1年の留学がある。

進学(国英)
産近甲龍等の有名私立大文系への進学を目標とし、クラブあるいは進学講習など、放課後の時間を各自で活用が出来る。

進学(国際)
上記進学(国英)と同内容だが、1年の留学がある。

特技
スポーツや文化・芸術、その他分野で各自の特技を活かしながら進路を切り開く。他のコースとは出願書類や受験科目などが異なるので、特技コースに該当するかどうか要相談。

上記8つのコースのうち、特技を除く7つのコースに在籍している者は2年進級時にコース入れ替えが実施されます。ただし、進級先としては特技、特進及び進学両方の国際は選べないことになりますので、ご注意ください。

大学入試に向けたサポートとしては、駿台サテネットの視聴が平日は21時・土曜は18時半まで可能という点を強調されていました(別途年額3万円が必要も、全講座受講可能)。

1年の留学がある特進(国際)と進学(国際)ですが、他コースからも1年留学の希望があれば参加可能(特技コース除く)となっています。帰国後は特進(国際)あるいは進学(国際)の在籍となる点、注意して下さい。

大学合格実績についてです。

今春は582名が卒業。現浪合わせて国公立33名(昨年9名)・関関同立125名(昨年58名)が合格しています(全て延べ数)。昨年度の実績と比べると、大変伸びていることがわかります。

一方で、その582名のうち進路として「未定(浪人含む)」となっている者が61名(昨年58名)いるそうです。

特技コース2期生が卒業した今春ですが、慶應義塾大・関西大・関西学院大・立命館大といった所に進学したそうです。昨年度の1期生は高知大・関西大・関西学院大・同志社大等に推薦等で入学していました。

2015年度入試に向けた情報です。

専願・併願ともに面接を実施しており、実施日は2月11日(祝)となっています。専願は個人、併願は8名グループです。面接を開始して以来、面接の結果で不合格を出した者はいないとのことですが、当日は言動や服装には十二分に注意しましょう。

英検準2級以上の取得者を対象とした入試での優遇を新設されます。受験生本人の英語の当日試験の点と、「準2級80点・2級以上100点」と比較して高い方を英語の持ち点とする、という方式です。

奨学生制度は、「当日の成績上位300名に入学金20万円を免除」「上位30名は1年間の授業料のうち41万円免除」「次の30名は1年間の授業料のうち35万円免除」となります。専願・併願の区別もなく、併願で資格を得ても「専願切り替え」を要求されることもありません。ただし、特技コースは奨学生制度の対象外となっています。