関関同立 2015年センター利用型入試に向けた志望動向

2014年12月26日 金曜日

過日に公開をしたこちらのエントリー「関関同立 2015年度一般入試に向けた志望動向」では、河合塾の第3回全統マーク模試を基礎資料として、関関同立一般入試に向けた志望動向についてご紹介を致しました。

今回はそれに引き続き、2015年度センター利用型入試に向けて関関同立各大学・学部がどのような人気傾向を示しているのかをご紹介します。

今回の動向を掴むにあたり、前回同様に河合塾の第3回全統マーク模試を資料として取り上げ、今年度のそれと昨年度同時期の模試時点の志望動向を比較する形としています。

関関同立各大学・学部ごとのセンター試験利用型入試に関する志望動向は次の通りとなっています(画像をクリックすると拡大します)。

大学ごとに状況を簡単に解説します。

関西学院大
・大学全体で対前年比90%と大幅な減少だが、昨年同時期も前年比91%だったので、2年連続の大幅減
・神と総合政策の2学部で前年比100%を超えているものの、他の学部は前年割れ
・特に人気面で下落が激しいのが経済学部で、今年は前年比85%の上に、昨年も前年比90%と2年続けての大幅減
・理工学部は2年続けて人気が低下

関西大
・大学全体で対前年比95%と、昨年からの揺り戻し程度の人気減少となっている
・文と社会の両学部が2年続けての人気減
・今年人気が集まっているのが政策創造学部(対前年比120%)と社会安全学部(同138%)の2つ
・理系学部は軒並み人気を下げており、一時の人気傾向に落ち着きが見られ、受けやすくなるだろう

同志社大
・大学全体で対前年比90%と、大きく後退
・文・法・生命医科の3学部が2年続けての対前年比ダウン
・グローバル地域文化と社会の両学部が対前年比84%と大きく人気を下げており、前年よりは狙い目になりそう
・理系学部は前述の生命医科に加え、理工学部も人気面で陰りが出ている

立命館大
・大学全体で大前年比96%で、今回の4大学の中では一番人気面で堅調
・茨木Cへの移転が予定されている政策科と経営の両学部は共に大幅な人気増で、合格ラインの読みに注意が必要
・文系学部の健闘が光る中、理系学部の生命科・理工・情報理工・薬の各学部がそろって2年連続で人気を下げている