大阪府高校入試 2015年度第2回進路希望調査結果②

2015年1月28日 水曜日

去る1月22日(木)に新聞各紙に掲載された、大阪府内の公立中学卒業見込み者を対象にした第2回進路希望調査結果を細かく見ていくシリーズです。シリーズ第1回目となるこちらのエントリー「大阪府高校入試 2015年度第2回進路希望調査結果①」では、大阪府私立高の全体概況をご紹介しました。

第2回目となる今回は、前回ご紹介した私立高全体概況から更に深く掘り下げ、私立各校の希望状況を見ていきます。

なお、今回のエントリーをお読みになる前に、私立高の全体的な状況についての前回のエントリーを先にお読み下さい。

さて、私立高各校が専願・併願それぞれで何人希望者を集めているのか、を以下の表3つにまとめています。(それぞれの画像をクリックすると拡大します)。

まずは、男子校と女子校についてです。

男子校
・興国高は希望者合計は昨年から減っているものの、専願希望者が30名増加
・東大阪大学柏原高は専願・併願ともに大きく減少
・明星高は専願・併願とも昨年と同水準で、動向が読みやすい入試になるか

女子校
・専願希望者が大きく増えているのは、大阪薫英女学院高と相愛高
・大阪成蹊女子高と香ヶ丘リベルテ高は共に130名程の希望者総数減となり、ここまで続いていた人気傾向にブレーキ
・女子校で希望者数を増やしているのは、相愛高・樟蔭高・城南学園高といった所

続いては共学校の動向です。2枚に分けてご紹介を致します(共に画像をクリックすると拡大します)。

1枚目に掲載している各校の動向です。

・共学化1年目で爆発的な人気を集めたあべの翔学高は専願・併願とも希望者が大幅減で、落ち着いた入試になりそう
・大阪学芸高も大きく希望者を減らしている
・上宮高と大阪高が専願・併願とも人気を集め、またまた難度の高い入試になりそうな予感
・関西大倉高が併願で100名ちょっとの希望者増だが、そのほとんどが特進Sでの増加

続いて2枚目です。

・近畿大学附属高は専願・併願とも100名以上の希望者増となり、進学コースでの難度上昇が懸念される
・常翔学園高・常翔啓光学園高の2校は共に併願を中心に希望者が大幅増
・共学化以降人気上昇の一途となっていた羽衣学園高は専願・併願とも希望者が減り、人気傾向が小休止
・昨年共学化2年目で大きく人気を落とした東大谷高は、専願・併願とも微増となり、若干盛り返した

次回から3回に分けて、公立高前期選抜の希望状況をひも解いていきます。お楽しみに。

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